1  1年ぶりに香港へ

 

 本来、関西・香港はB767で運航のはずなのだが、予約時に往復ともB747-400で運航になっていて、ビジネスクラス席の一部が上級会員(念願かなって、JAL上級会員であるJGC会員になった)などにエコノミークラス として開放されていたので、その座席を予約しておいた。

 当日朝、関空に向かうJR車内からWebチェックインしようとしたら、座席調整中と出て、チェックインできな

かった。それでラッキーアップグレードだろうと予想した。ビジネスクラスのカウンターのブロックに行くと、預け荷物なしなので係が自動チェックイン機を操作してくれた。画面上にUpgradeの文字があらわれて、予想通り、正規ビジネスクラス席になった。

 その後、サクララウンジで朝食。そのために朝食は食べずにおいた。とはいえビジネスクラスの食事が食べられなくなると困るので、おにぎり2個にとどめておいた。

  成田のファーストクラスラウンジを経験してしまうとしょぼく感じてしまうが、朝食を浮かせられただけも良かった。

 そして搭乗。同じビジネスクラスでもB747-400はシェルフラットシート。767はスカイラックスシート。香港行きに限らず関空には、通常はシェルフラットシートが装着された機種はほとんど入ってないのでホント、ラッキーだった。

  水平飛行になり、ドリンクサービス。シャンパンを要望。空になればついでくれるので3杯目には断る。

   そして食事。和食1種類、洋食2種類で洋食のうちステーキを選ぶ。1枚のプレートに全部まとめて持ってくるのは、前回アップグレードのロサンゼルス行きよりはやや格が落ちるが、中味は申し分なし。量もかなり多い感じで、朝食をセーブしておいてよかった。画像のほか、食後にはアイスクリームもあった。

  映画を見ながら食事していたが、前夜は徹夜で準備していただけあって、食後は眠くなり、シートを最大限の170度くらいに倒してしばらく睡眠。映画は帰国便でまた見ることにした。

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時間あまり眠ったら、もう香港の近くまで来ていた

  香港の空港から市内へのアクセスだが、機場快線(エアポートエクスプレス)が一般的で、たいていの人が利用するだろう。市内から空港へ行くときは、香港・九龍両駅で搭乗手続きができるから便利だ。

 ただ、難点は高いこと。往復買えば片道90HKD、普通の片道料金は100HKDだ。

  一方、一番安く行く方法は、九龍方面に行く場合なら、空港から東涌まで

S1のバス、東涌から地下鉄東涌線、そして茘景乗換えて地下鉄で行く方法だ。香港島方面の場合なら、東涌から香港まで地下鉄東涌線に乗り、中環まで駅構内の乗換えを行い、適当な駅まで地下鉄で行く。運賃は、オクトパス利用として、S1のバスが3.5HK、東涌からたとえば香港駅間が18.8HKだ。

 

  今回泊まったのは、MTRの終点、シェンワン([くさかんむりに全]湾)の悦来酒店(パンダホテル)。香港のホテルは高いのでいつもどこを選ぶか苦労する。今回はオクトパスで6500円(朝食なし)で出ていたパンダホテルにした。

 今まで香港で泊まった最低の値段なので心配したが、郊外であるために安くなっているようで、ホテルそのものは悪くなかった。あえていえば、トイレの水を流すのにちょっとコツがいったことくらいか。ネットは有料だが使えるので、けちって1泊のみ使った。いたるところにパンダが書かれているのもほほえましくてよかった。

 市内からは少し遠かったが、MTRの終点から近いので、それほど不便でもなかった。しかも、駅からは、歩道橋がホテルまで続いているので、地上に降りずにホテルまで行ける。だから同じ

郊外でも、同じ価格帯で出ていた沙田のホテルや市内でもアクセスの悪い旧啓徳空港付近のホテルなどより良いと思った。

 
駅までの途中には、ショッピングセンターがたくさんあり、ホテル周辺で食事やその他必要なことをすませることも可能だ。でも見る時間がなかった。市内への無料バスもでていたが予約が必要で、特に帰りが束縛されるので利用していない。
  で今後、泊まるかだが、1万円程度で市内中心部に同レベルのホテルがあれば迷うところだ。でも、そういうホテルがなければまた泊まってもいいかなと思っている。

 

  左は、窓からの風景。

  

  

  ホテルの部屋で少し休憩のつもりが長くなってしまいホテルを出たのは17時過ぎ。MTRの駅に行き、金鐘で乗り換えて銅鑼湾まで。

 上海の本店に行ったことがあるので、何となく行ったのが南翔饅頭店。銅鑼湾の駅の上にあるビルの3階に入っている。夜の営業は18時からなので、その5分ほど前に行ったらすでに長い行列ができていた。

 

  お茶はカップの中に茶こしを入れておく形式。6種類のお茶から桂花烏龍というのを選んだ。というより、よくわからなかったのでウーロン茶にしただけ。

  そしてこの店でまず食べたかったのが蟹黄潅湯包(蟹味噌スープ小籠包)。肉まんからストローが出ている異様な姿。

ストローでスープをいただくのは初めて。気をつけて飲まないと口の中を火傷するので要注意。「小心[湯の下に火]口」・・・アツアツ注意のかわいい札がついている。飲んだ後は、底にたまっている蟹の身と皮をきっちりいただく。

 左は、蟹黄潅湯蝦球(蟹味噌スープ海老団子)。蟹味噌がじわっと出てくる揚げ団子。

   そして鮮肉小籠包(豚肉小籠包)。南翔饅頭店のメインメニュー。上海でもいただいたので選んだ。

  上海の店では早朝に庶民が押し掛けるって感じで、食べている人のそばで次の人が席待ちをしている大衆店だった。香港の場合はだいぶ違っていて、こぎれいな高級店って感じであった。それで、財布がちょっと気になり、このくらいで切り上げ、あとは街をぶらぶらしてお腹を膨らませることにした。

   天ぷらの店で710HKDの天ぷらを買い、立ち食いする。天ぷらは好みのものを選べるが、チキンやイカなど高そうなものはダメだった。

  義順牛奶公司。ここは香港・澳門をあわせると数回行っている。今回、銅鑼湾の店に行った。かわいい牛のマークで有名な店だ。左はその店の前付近。
  今回は、巧手[くさかんむりに量]汁燉鮮奶(生姜入り牛乳プリン)の温かいものを注文した。

 見た目は普通の牛乳プリンと変わらないが、生姜汁がうんと入っていて、生姜の味がとてもしていた。

 このあとホテルに戻り、1日目が終了。

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