1  香 港 到 着

 

 毎年、旧正月あとに行くことが多い香港。今年は、少し早く、旧正月の前に行った。前年と同じく、伊丹から羽田乗継でJAL利用。

 羽田ではJALの乗継シャトルを使って国際線ターミナルへ。自宅を出発したのは早朝5時過ぎ。国際線ターミナルで出国手続を終えたのは9時。ようやくJALのラウンジで朝食。これが楽しみで何も食べずに自宅を出てきた。ただ、今回はラウンジで30分ほどしか時間がなく、朝食をいただいただけで、すぐに搭乗口に向かう。

 今回は、プレミアムエコノミーの席がエコノミークラスとして解放されていたので、座席予約時に確保しておいた。ちょっとトクをした気分だ。

 ラウンジで食事をしたばかりなので、機内食は半分ほどいただいただけ。トレーの右上の赤いのはアイスクリーム。

 機内ではビデオなどで時間つぶし。台湾の南端まで南下したあと、西に向かうルートで飛行、定刻に香港に到着。

 e道利用の手続は前回の香港旅行(2011.3)のときに行った。前回は通常に並んで入国手続を行い、そのあとに申請コーナーに行った。前回の旅行の帰国時には利用可能だったが、利用しなかったので、今回がはじめてのe道の利用。香港の場合、入港手続が長蛇の列になっていることが多いので、並ばずに済むe道はとても便利だった。

 e-channel (e道)は、日本の自動化ゲートとほぼ同じ。日本の場合は入国審査場の片隅に目立たなく設置されていて、利用者もさほど多くないが、香港のe道は競馬場のゲートのような感じでたくさんのの機械が設置されていて、利用者は非常に多い。


 

  香港の居民ではなく、一般の訪問客として訪れる場合は、次の2つの資格のどちらかで取得ができる。

・香港に乗り入れている主要な航空会社の上級会員である。
・香港に2年のうちに6回以上訪問して、フリークエントビジターカードを獲得する。(この場合は、カード取得により、e道ではなく、専用の有人ゲートが可能になり、さらにe道を使いたければ、別途に利用の手続をする。)

 e-channel(e道)は日本の自動化ゲートと違う点が2つある。 
・1つ目のゲートでは、
日本の場合、パスポートの顔写真のページを読み込ませるが、香港の場合、パスポート裏面にバーコードが貼り付けられるのでそれを読み込ませる。
 

 ・2つ目のゲートでは、日本の場合、指紋を照合して終わりだが、香港の場合、入国の場合はシールがでてくるのでパスポートに貼り付ける。帰国の場合は日本と同じ。(シールは糊つきじゃないので、自分で糊をつけてはる。もっとも帰国後に貼った。)

 はじめて利用しての感想だが、入国も出国も、ゲートには誰も並んでおらず、操作そのものも30秒くらいで終わり、これまでの入国、出国審査場の列で並んだことがウソのようだった。これからも使うつもりだ。また、日本では、指紋の照合がうまくいかず苦労するが、香港は一発で通れたのもよかった。

 なお、居民などの場合とは異なり、e道を使えるのは香港空港だけで、羅湖や港で中国やマカオとの出入国をする場合は、e道を使えない。

 今回のホテルの最寄駅は油麻地。いつもと同じように、空港からS1のバスで東涌(トンヨン)へ。そしてMTR東涌線で茘景(ライキン)まで。そこでMTR荃湾(シェンワン)線に乗り換えて油麻地(ヤゥマタイ)まで。周辺地図で出口をよく選んで出れば、ネイザンロードを50mほど下れば今回、宿泊するCASA HOTEL。

 オクトパスを利用したのだが、オクトパス利用で、バスが3.1HK、MTRが14.1HKで、計17.2HK(約180円)。

 

 上左  CASA HOTEL

 MTRの油麻地站の出口を出てわずか50m。ネイザンロードに面していて、きわめて便利な立地だ。

 上右  室内

 ただ室内は狭い。大きなトランクを利用する場合は置き場にも困りそうだ。また、洗面台の横にシャワーがついている。トイレと洗面台は同じ部屋で、これは普通だが、シャワーを使ったあとは、トイレと洗面台の床下はずぶずぶ。洗面台やトイレもぬれる。狭い室内をうまく利用しているといえばそういえるが、慣れない者には使いにくかった。

 左  窓から

 部屋からは摩天楼が林立している様子がよくわかる。画像の真ん中に見えているブロックの向こう側の通りが廟街で油麻地のメインストリート。夜になればナイトマーケットが開かれる。

 ところで、毎回のように何かしら忘れ物をする自分ですが、今回もやっちゃった。さて今回の忘れ物とは、、、、ミニノートパソコンのコード。コードであるとともに充電器でもある。

 ミニノートパソコンを携帯して早や30回くらい海外にお出かけしているが、コードを忘れたのはもちろんはじめて。充電していた1時間分ほどを使い切ったあとは、まったく使い物にならず。

 パソコンも、電源がなければ ただの箱(爆笑)。さいわいミニノートだったので、重くはなくてまだましだったのだが、、

 上左  ホテル付近

 1時間ほど部屋で休んだあと、ネイザンロードを歩いて南下し、尖沙咀に向かった。何度も香港に来ているが、油麻地から尖沙咀までネイザンロードを歩いたのは初めてだ。20分ほど歩くと、すでにあたりは暗くなり、散歩はそこそこにして夕食をとることにした。

 左 ネイザンロードにて

 香港の有名ブランドBOSSINI、GIORDANOの店舗が並ぶ。

 

 夕食のために入った店をいろいろ探した結果、入った店は「澳門茶餐庁」。温かいエッグタルトを店頭で売っているし、メニューにもマカオっぽいものがいくつかある。
 
 澳門地道茄腩湯通粉。

 マカロニと牛肉のトマトスープ。

 

 澳門炒米粉。

 トマトソースであえてあるので、一見、細いスパゲティのような感じだ。

 なぜか、香港で地元産のビールにはなかなか出会わない。この日はサンミゲル。
 
 最後にエッグタルトをいただく。次の日、エッグタルトの有名店でエッグタルトをいただいたが、これは上部を焼いているのに対して、次の日のは焼いていなかった。この点が、マカオと香港のエッグタルトの違いのようだ。

 このあと夜景を見るため、海岸に繰り出そうかなとも思ったが、少し疲れていたこともありホテルに戻ることにした。再び歩いて油麻地に向かった。

 

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