2 日 目 台 北 ぶ ら ぶ ら
2日目、まずは朝食をとりに阜杭豆漿に向かう。最初は、民権西路站から淡水線で台北車站、そして板南線で善導寺と考えていた。 ところが、駅に行くと新しい地下鉄が開業していることが判明。2010年11月に開業したばかりのようだ。蘆洲線で忠孝新生から民権西路をへて蘆洲までの路線だ。この路線、路線図の色わけから予想して、将来は古亭に伸びて、南勢角に向かうと思われる。 さっそく、新線で忠孝新生に向かい、そこから善導寺に行くコースに変更した。この線、ホームが淡水線とは離れていてかなり歩かされた。
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乗車してみると、車両は既存の地下鉄の車両と同一であった。 サンルートに泊っていて、この路線に乗る場合は、ホテルから民権西路を西に向かって民権西路站から乗るよりも、東に向かって中山国小站から乗る方が近そうだ。また、板南線の忠孝新生より東の各駅に行く場合は、蘆洲線で忠孝新生乗換えにしたほうが、台北車站乗換えよりも便利なようだ。今後もサンルートには泊まると思うので、今度は中山国小站から乗ってみよう。(国小とは国民小学のこと) |
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忠孝新生に到着した電車はいったん、回送で南へ向かい、すぐに反対側のホームに蘆洲行きとして入線する。忠孝新生で板南線に乗り換えて、一駅だけ乗車して、善導寺で下車。 善導寺の駅から地上に出ると、そこにあるのが華山市場。その2階に阜杭豆漿がある。 2階へ行って2度びっくり。1つ目は新しくなってフードコート風になっていたこと。前回きたのは4年前で、ちょっと汚く、暗い感じの大衆食堂風だったのが、新しくきれいになっている。2つ目はすごい行列ができていたこと。画像で行列わかるかな。 |
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調理している様子がガラス越しに見えるようになっているのにも驚き。 20分ほど並んで、ようやく順番がやってきた。買ったのは、鹹豆漿と油條大餅。80元(約240円)。 鹹豆漿は、豆乳に塩、ラー油、しょうゆなどをまぜて味付けしたもので、半固体の豆腐のようになっている。その上にきざんだ油條が載せてある。 油條大餅は、油條をはさんだパンのようなものだが、パンっても餅もちしていて、ネギが混ぜてあり、塩味がする。油條は棒状の揚げパン。 |
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外が見えるテーブルでいただいたが、並んだだけの値打ちのある朝食だった。 食べ終わって外に出ると、何やら人だかりがしていた。正月(旧正月)が近付いてきて、その準備だろうか、玄関などに張り出すために赤い色紙に漢字を書いてもらっていた。これは無料。 このあと、花博の会場である圓山に向かう。 |
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善導寺から台北車站まで一駅だけ板南線に乗車したのは、亜東医院行き。台北捷運(地下鉄と新交通システムの総称)には、駅の近くの施設の名前を駅名にしている場合が比較的多いようだ。台大医院もあるし、中山国小、中山国中などもそうだ。 台北車站で淡水線に乗り換え。 圓山では大勢の客が下車。花博に行く客であろう。ホームから横を見ると、そこは花博の会場。 |
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入場券はホテル出発のさいに割引券を購入。$300と書かれているが、250元で購入。 さて、入場したのはいいがすごい人出。メインパビリオンである争艶館は120分待ちで、あとまわしにする。 |
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それで、ほかのパビリオンを見て回ろうと思ったが、甘かった。どのパビリオンも120分待ち。 列が短いと思って並んだら、整理券が必要な館だった。それで整理券をもらったら、21時。こんな遅くまで会場内にいるわけないでしょ。 美術館では、ゴーギャン展をしていた。ゴーギャンは高更。でも、会場を一通り回ることを優先して、格別関心がないということもあって、入場はしなかった。美術館を撮影していたらJALの松山行きが着陸するところで、画像の中に入ってきた。 |
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会場内の屋台村のようなとこで昼食。でも、ここも例によって多くの人。昼食を買ったものの食べる場所がなくて困った。なんとかテーブルを探して食べたのだけれども。 吉馬●仔麺線大王(●は虫へんに可)が出店していたので、ここで買うことにした。 麺線は、そうめんの煮込みだが、短く切ってあり、レンゲで食べられる。また、この店のはカキ麺線だが、豚の大腸をいれた大腸麺線もあり、阿宗麺線というお店が有名だ。
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カキ麺線、●仔煎、酸梅湯のセットで110元(約330円)。 昼食後はもっぱら花を見ながら、会場を一巡。花博だけあって、普段は芝生になっているところがほとんど花壇になっている。 午後になっても、やはりどのパビリオンも行列が長いが、午前よりは短くなった。また、整理券方式のところは券は全部出た後って状況だ。 あとは、海外からの出展の花壇などを見たりした。 |
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パビリオンの見学はほぼあきらめたが、せめてメインのパビリオンくらいは見ておこうと、40分ほど並んで入場した。 争艶館は、生花を使った展示が中心。争艶館は、中山足球場を使っている。展示場は、足球場のスタンドの下の部分を利用している。 画像でわかるように、スタンドの座席は花壇になっている。そして芝生は舗装され、客が動き回っている。 | |||
少し休憩して、飲物を思い、焼仙草を飲んでみた。 仙草は植物の名前でハーブの一種。 この草を煮込むででる黒い液を固めたものが仙草ゼリーだが、今回は黒い液の暖かいのをそのまま飲んだ。 |
そこの方には、芋圓が入っていた。 これで花博の見学はおしまい。まだ暗くなるまでに時間があったので、北投温泉に行ってみることにした。 |
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圓山から淡水線で北投へ向かう。北投温泉は、北投から支線で新北投まで行き、下車したところだ。 北投站の新北投行き電車のホームに日本風家屋の模型があり、そこに不動明王がいる。不動明王は日本古来のものだが、台湾にも伝わったのかな。また、そうだとして、日本のものでいいものは積極的に受け入れようとする姿勢が感じられる |
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新北投行きの電車が入線。 車両は形はほかの線で走っている車両と同じものだが、塗装は新北投支線独特のものだ。新北投からの帰路は別の塗装のもので、編成ごとに塗装を変えているようだ。
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乗車して、内部も独特のものに改造されていた。 風呂桶のようなものがあったが、、、 北投温泉の地図やみどころを紹介するものだった。 別の車両には、温泉を紹介する映像を流すモニターがついていた。 |
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新北投で下車すると、温泉会館のビルがあった。温泉会館っても、住宿、浴場ってことで、ホテルなのだ。料金を見ると、1泊2300〜4000元ほど、日帰りの入浴だけだと750〜1200元ほどだ。 ここのホテルは、あまり風情が感じられないし、一番安い部類だろう。それでも、日本円で一泊7000〜12000円、日帰りだと2200〜3600円で、何でも安く感じられる台湾にしては、結構立派な値段だと思う。それでも、今度の台北訪問では北投温泉に泊まろうかなと思う。 |
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さらに坂道を上がって散策。 まずは、台北市立図書館の北投分館。木造の巨大建造物だが、デザインは今ふう。 次に、瀧乃湯温泉の共同浴場。安く入浴するならここだが、時間の関係でパス。でも、次回は入浴してみたい。 さらに歩くと、源泉である地熱谷の上の方に出た。地熱谷は以前行ったことがあるが、そばはかなり暑い。歩いたのは地熱谷より30mくらい上なのだが、そんなところでも、湯気がたちのぼっていた。 |
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温泉地にも天主堂がった。レンガ造りの古い建物だ。中には入れなかったが、次回はのぞいてみたい。 温泉ホテルはいろいろあったが、日本の老舗旅館である加賀屋も進出していた。ここはかなり値段が高いだろうな。 散策を終えて、新北投站まで戻ってきた。日が沈み、一見、普通の繁華街とあまり変わらない。でもよくみると、ネオンに温泉などの文字があることがほかとは違う。 |
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なかなか面白いルートだったが、時間が不足していた。次回は、ぜひ北投温泉で泊り、もっとゆっくりと散策してみたいと思う。 いったん、ホテルに戻り、少し休んだ。その間に、士林をのぞいた夜市のどこかに行こうと対策を練った。心に決めた夜市に向かって出発。だが、ホテルから出ると小雨が降っていた。 遠くに出掛けて、雨に降られると困るので、遠征はとりやめ。ふたたび、ホテルの自室に戻って、ホテル近くのレストランを調べた。 |
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ホテルから2,3分のところに、常青餃子館ってお店があって、焼き餃子がうまいらしい。ただし、焼き餃子は20個単位で注文とのこと。よし、ここに行こうと決定。 すぐにお店は見つかった。焼き餃子、トマト入りの卵焼き、はまぐりのスープを注文。 焼き餃子は20個単位なので、20個を大人買い。できあがった餃子を見ると壮観。日本の餃子よりも大きいのだ。果たして食べることができるだろうか。水餃子なら10個単位なので、10個でもよかったのだが。 |
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トマト入りの卵焼きはあっさりとして食べやすかった。 はまぐりのスープは、日本のはまぐりのお吸い物に似た感じの味でなかなかいい。 焼き餃子、20個は心配するには及ばず。食べることができた。ただ、ゆっくり食べていたら、最後のころには冷めてしまった。やはり暖かいうちがいい。 満腹になってホテルに戻った。これで2日目が終了。 |