1 日 目 台 北 へ
台北へ |
関西空港からJALで台北に向う。チェックインの際に、ファストレーンのカードを受け取った。多くの空港では、優先レーンへの入場の際に、ステータスカード等を見せればよいが、関西空港の場合は、専用のカードが必要だ。このカードはファストレーンの入口で回収される。 JALのHPでは、このカードについて、次のような人が対象である記述がある。 ・ご利用に際しお手伝いをご希望される方 ・2歳未満のお子さま連れの方 ・ビジネスクラスをご利用の方 ・JMBダイヤモンド/JGCプレミア会員の方 ・ワンワールド エメラルド会員の方 ・GBC会員の方 (注:GBCであってJGCではなく、関西空港会社の設けている会員組織のメンバー) ちなみに、ANAのHPでは、「ビジネスクラスご利用のお客様 ダイヤモンドサービスメンバーのお客様 」が対象となっている。いずれにしても、平JGC、平SFCは対象外というのが特徴である。 |
写真の右側がファストレーンの入口。左側が一般の保安検査場の入口。中に入ると、一般レーンの端にファストレーンがあり、乗務員などのレーンと兼用になっている。 下左 搭乗するのはJL813。 下右 搭乗機。B787。 |
サクララウンジへ。搭乗ゲートのすぐ近くにある。 ハロウィンの飾りもあってにぎやかだ。 ここでいただくために、朝食をとらずに出発してきた。まず、関空サクララウンジでは定番になった犬鳴豚ミンチカツサンドなどをいただいた。 |
そして、カレーをいただく。初登場のときにはびっくりした関空サクララウンジのカレーだが、今では普通になってきて、出発前には欠かせなくなった。 |
いよいよ搭乗。ビジネスクラスはシェルフラットシート。 今回は「オトクな運賃」と銘打って宣伝しているビジネスクラスチケットを購入した。関西・台北が70000円+税・燃油サーチャージで、前年9月の訪台で利用したチケットと同じだ。ただ、大きく変わった点があり、前年は、キャンセル不可で、旅行にけない場合でも払い戻しはない。今回はキャンセルの場合、30000円の払い戻し料を払うことでキャンセル可能なのだ。 前年、キャンセル不可のチケットを購入したときは、旅に出られなくなりはしないか、気が気でなかった。今回はそのようなことがない分、気持ちにゆとりがもてた。 下左 自席から見た様子。 下右 食事前の飲物は白ワインにした。 |
機内食。おつまみの皿は、生ハムが中心に。メインの皿は、ステーキにトマトソースがかけてある。ワインは途中で赤にかえて、ゆっくりいただいた。 下左 アイスクリーム。 下右 コーヒー。 食事を食べ終えたころにはもう台湾に近づいていた。シートを倒して休んだのだが、30分もたたないうちに、着陸のためにシートを元に戻さねばならなかった。 |
マンゴーアイス食べてからホテルへ |
定刻より早く台北到着。入国審査場はすいていたが、常客証を利用したら、誰も並ばずに入国できた。預け荷物はないので、荷物受取場を突っ切って、制限区域外に出た。 まず向ったのは、SIMを購入するために携帯ショップへ。3店舗が並んで出店しているが、今回初めて、今まで使ったことがなかった遠傳電信を利用した。どこで買っても、3日用は300元で同じだ。 下左 そのあと、地下にある空港MRTの駅へ。以前ならバス乗り場に行って、台北行きか高鉄桃園站行きに乗車したのだが、空港内の移動経路が変わった。 前回の利用時は開業直後で半額になっていたが、今回からは正規の金額。とはいえ、悠遊カードを使うので、支払っている気があまりしない。次の電車はちょうど直達車でよかった。 |
右 直達車は機場第二航廈から台北車站まで、3駅停車で早い。座席も良いので、直達車を使いたくなる。台北車站まで居眠りしながらの移動。 |
台北車站到着。前回は、ここからMRT(空港MRTではなく、地下鉄のMRT)の駅に向って歩いたのだが、かなりの距離があることがわかった。今回は。北門站のほうに向って歩いてみる。 下左 途中、航空会社のチェックインカウンターがあった。ここでチェックインして、手ぶらで桃園空港に向うことができる。ただし、可能なのは中華航空、エバー航空など台湾系の航空会社のみだ。 下右 自動チェックイン機。利用している人を見ると、搭乗券が出てくるので、それを持って内側にある荷物預けコーナーに運ぶようだ。荷物預けコーナーもセルフサービスのようだが、どんな仕組か不明。 |
MRT松山新店線の北門站に到着。MRT台北車站よりは近いが、それでも、そこそこ距離があった。MRTでどの路線に乗車するのかをよく考えておき、どちらの駅に歩くのかを決めておいた方がよいと感じた。 下左 中正紀念堂站で松山新店線から淡水信義線に乗り換え。同一ホーム上で反対側の電車への乗り換えなので、とてもスムーズに乗り換えることができる。そして、淡水信義線の東門で下車。 |
上右 東門站から地上に出て、10mも歩かないうちに鼎泰豊(ディェンタイフォン)の店があった。あまりにも有名な小籠包の店だが、写真にも写っているように60分待ちという状況で、立ち去ることにした。 左 次いで向かったのは、思慕昔(スムージー)。超有名なマンゴーカキ氷の店。少し行列ができていたが、並んだ。 |
10分ほど並んで買ったのは、超級雪酪芒果雪花冰(スーパーソルベとマンゴー雪花冰)。210元(780円)。 雪花冰は、ミルクやフルーツジュースが練りこまれた氷で、氷自体に味がついている上、ふわふわしている粉雪のような感じのかき氷だ。 マンゴーもたくさん入っているし、マンゴーアイスも大きい。機内食を食べていたこともあり、このかき氷が昼食になった。 |
上左 この店の難点は、店外のベンチや立食机で食べるようになっていて、しかも席が少ないこと。2階には店内席も少しあったようだが。アイスを買ったまま、食べる場所がなくて困っていた客もいた。 上右 永康街。鼎泰豊以外にも小籠包の店がいくつかあり、茶芸館もある。またやってきたい街だった。 左 MRT中和新蘆線に乗車して、中山国小で下車。定宿のサンルート台北へ。少しだけ休むつもりだったが、熟睡し、起きたのは3時間後だった。 |
三和夜市 |
夕食は三和夜市でとることにした。三和夜市は、淡水河を越える台北橋を渡ってすぐのところにある。民権西路沿いのサンルートに泊っているので、行きやすい夜市だ。 しかし、淡水河の西側は、かつては三重市、今は新北市になり、台北市ではないことや、長らくMRTがなく、不便な感じがして、ずっと行かなかった。今回が2回目の訪問だ。前回の台北訪問の際、台北橋を徒歩で渡り、そのあと昼間の三和市場を歩いたので、次回は夜市にと思っていた。 民権西路からMRT中和新蘆線に乗車。この路線は台北橋の下を通過したあたりで、南西方向の回龍行きと、北西方向の蘆州行きにわかれる。今まで、この路線は台北橋より東側だけで乗車していた。だいたい7分間隔で運転されているので、便利だと思っていたが、2つの路線に分岐される際に、回龍行きと蘆州行きが交互に来るので、一方の行先だけに限ると14分間隔になり、ちょっと長いなって思う。今回は、すぐにやってきたのが蘆州行だったので、回龍行きを待った。 |
5分少々の乗車で台北橋に到着。地上に出ると、ビルの1階に駅の出入口が組み込まれていた。 中華民国国旗がこの駅前だけではなく、いろいろなところで掲げられていた。この日は10月7日だったのだが、中華民国の国慶節(建国記念日)は、10月10日なのだ。中華民国の建国のきっかけになった武昌起義(武昌=今の武漢での武装蜂起)を記念している。ただ、台湾独立派にとっては、何の意味もない日と考えられているのだろう。 この駅のすぐ前の大通りを渡ってすぐのところに、三和夜市の最南端部がある。 |
は |
もともと狭い道路なのだが、その真ん中にも店舗ができ、狭い通路が2本できている。ここは、以前昼間行ったことがあるのだが、道の真ん中の店舗は昼間はでていない。 |
「阿文餛飩湯圓」。調理しているすぐ前にすわった。 餛飩湯圓は、ワンタンと湯圓がともに入ったスープ。湯圓は餅米でつくった団子で中に餡が入っている。餡は甘いものの場合もあるが、ここでは肉団子のようなもの。 下左 餛飩湯圓。65元。これを見ただけでは特徴はいまいちよくわからない。 下右 中に入っている湯圓とワンタンを取り出したところ。確かにワンタンと湯圓が入っていた。 |
で、湯圓の中がどうなっているか見てみた。肉団子のような餡が入っている。これを食べるのは初めてだ。団子の中の餡は、甘いものを連想するので、肉団子ってのは意外感がある。 |
続いて「蚵四海小吃」へ。蚵仔煎(オアチェン、カキオムレツ)の有名店らしい。 |
蚵 |
店頭では手慣れた手つきで蚵仔煎を焼いていた。大きな鉄板で数枚分を合わせてつくるようだ。 下左 蚵仁蛋(カキと卵のスープ)。この手のスープは卵をといて入れるのが普通だが、この店では目玉焼きで入っているのが特徴だ。カキもふんだんに入っている。65元。 下右 蚵仔煎。こちらもカキが大量に入っていた。単なるオムレツではなく、デンプン質のものが混じっていてモチモチそているのが特徴だ。55元。 |
次にやってきたのは「萬粒肉丸」。肉丸というと、普通は肉団子を意味するが、この店では肉圓と同じ意味で使っているようだ。肉圓は、でんぷん質の半透明なプリプリしたもので、中に肉と野菜からなる餡が入っている。他の店では、肉圓と呼ぶものを、肉丸と称している。 下左 この店の特徴は、肉丸をハサミで切ってくれる点。 下右 おかげで切れ目が入っていて、食べやすくなっている。先が2つに分かれた竹の用具で食べるのは、ほかの店でも経験したことがある。 |
上左 「平趙米苔目」のネオンが見えてきた。道路に面している屋台で調理して、中にある店内で食べるようになっている。 米苔目(ミータイム)は、米麵だが、ビーフンより太くて、短いのが特徴。本来は、麺としてうどんのように食べるものだったのだが、かき氷やデザートのトッピングとしての食べ方も現れた。 上右 この店は、かき氷の店だが、米苔目は必ず入れて、ほかに3種類のトッピングを選らべるようになっていた。40元。 左 運ばれてきたかき氷。米苔目は一番下に入っていて、最初は見えない。その上に、トッピングとして選んだ黄色いもの(マンゴー味かと思って選んだのだが、少し甘いだけだった)、黒豆、透明な寒天のようなものが入れられ、その上に氷がのせられて、黒蜜がかけてある。 |
上左・上右 氷をどんどん食べると、トッピングが現れて、さらに米苔目も出てきた。 なるほど、米苔目の入ったかき氷とはこのようなものだったのかと納得した。次は、本来の麵として食べる米苔目だ。翌日、挑戦してみよう。 左 三和夜市からホテルへの帰りはバスにした。ほとんどのバスは台北橋を越えて、民権西路を東に向かうだろうと思ったからだ。乗車した520番のバスも思った通りで、ホテル近くのバス停で下車した。ホテルに戻り、1日目終了。 |