1日目前半 ス コ ー タ イ へ
スリランカへの旅を決めた。関西発では、シンガポール経由、香港経由も可能だが、タイ航空を利用した場合に運賃が極めて安い格安航空券があったので、バンコク経由とした。この航空券、関西発は1時25分発の深夜便利用が条件になっている。深夜便の利用者は思ったほどには多くないので、自分としては利用価値が高いと感じている便が逆に価格が安めという状況になっている。 バンコクには早朝着で、深夜コロンボ行きに乗る。だからバンコクでは1日まるまる使えるのだ。しかも、帰りもコロンボ発が深夜で早朝バンコク着で、同日のバンコク発の深夜便に乗るので、帰りも1日、バンコクで滞在となった。この時点では、1日は、バンパインとロッブリー、もう1日はバンコク市内をぶらぶらっという計画だった。 ところが、出発の40日くらい前になって、何とタイ航空のスケジュールが変更されたという連絡が入った。行きのバンコク発が、予定の曜日にはなくなり、次の曜日になったというのだ。これによって、スリランカの滞在が1日減り、キャンディで見る予定だったペラヘラ祭りを見ることができなくなり、スリランカ内でのスケジュールも大幅に変更することになった。 一方、バンコクでは、行きにまるまる2日が空いたので、その対応も考えた。結局、バンコク市内をやめて、以前から関心を持っていたスコータイ遺跡を訪問することにしたのだ。ただ、2日ではバスや列車での訪問は無理で、空路利用に限られる。それで、さっそく、バンコクエアウェイズの国内線とスコータイのホテルの予約を入れた。 さて、当日。10分早発。おにぎりとサンドイッチがでたあとは、到着の1時間前まで静かにすごすことができた。このあと、あわただしく朝食が供されたあと、ドンムアン空港に到着。 入国後は、国内線ターミナルに移動しなければならない。ドンムアン空港の国際線と国内線は、左のような連絡通路を500mほど歩いて移動する。早朝のため人通りがほとんどなく、何となく薄気味悪い感じだ。
国内線ターミナルに着くとすでに大勢の人たちでにぎわっていた。バンコクエアウェイズは、独自の待合室を持っていて、チェックイン後はそこで待機。 待合室はラウンジを兼ねていて、乗客は飲み物などのサービスを受けることができる。
搭乗開始。おなじみのプロペラ機ATR72である。座席数が72で、そこから名前がついているようだ。 賑やかな塗装は、シェムリアップ行きに乗った時と同じだ。国際線と国内線を混ぜた運用になっているのだろう。
水平飛行に入るとすぐにボックスミールが配られる。すでに、タイ航空バンコク行きの機内で朝食をすませているので、少しだけ口をつける。 1時間ほどの飛行でスコータイ着。まだ8時20分で、スコータイのホテルに泊まったのと、そう変わらない時間帯で行動できるのがうれしい。
3分の2程度の客が降りた。この便はチェンマイ行きで、残りの客は乗ったまま。 着いてびっくりしたのが、遊園地のバス風の連絡バス。 そして、空港内はとてもきれいに整備されていて、遺跡の町をイメージしたものになっている。
空港ターミナルも伝統建築を模したものになっている。 ほとんどの客には、ホテルなどの送迎があるようで、乗り合いのワゴン車に乗車したのは7人程度。
予約してあるスコータイ・オーキッドホテルまで30分程度。9時10分ごろに到着。 まだ部屋の掃除中とかで、すぐにチェックインできず、その間に、すぐ近くの旅行社オフィスで翌日のバンコク行きのフライトに接続する乗り合いワゴン車の予約を入れに行く。座席がわずかなので、まずこれが一番の仕事だ。
10分ほどで、ホテルに戻るとチェックインできるようになっていた。 同時に、この日のスコータイ遺跡見学のトゥクトゥクと、翌日のシーサッチャナライ遺跡見学の車の手配を依頼。ホテルと契約しているドライバーがすぐに手配された。
トゥクトゥクは、4人乗りの台車をバイクで後押しするようなスタイルだった。タイではおなじみの乗り物だが、町によっては三輪車を使っていたりと、形はさまざま。 トゥクトゥクでの出発は10時30分とした。その間に、シャワーを浴びた。深夜便の疲れをとるためにゆっくり休むだけの時間はなかった。
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