3 日 目
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この日は、メトロポリタン美術館に開館と同時に入るつもりだ。 そのために、グランドセントラル駅から地下鉄に乗るのだが、ホテルから歩くと、1kmほどある。昨日は歩いたのだが、路線図を見ていて、タイムズスクエアとグランドセントラルを結ぶS線に気づいた。この2駅間だけを往復しているシャトルだ。(左) 時間的にはほとんど同じだが、シャトルに乗ってグランドセントラルで乗り換え、美術館最寄りの86Stへ向かった。 |
86Stで地下鉄を降りてから、開館時間までの間に朝食。向かった先は、パパイヤ・キング。有名なホットドッグチェーン店のようだ。 朝だったためか最初に注文したメニューがないとのことで、大きく書かれて目についた、チリドッグのセットにした。さほど辛くはない。飲み物はマンゴードリンク。なかなか美味しい。 |
開館の10分後に、メトロポリタン美術館に到着。 この美術館のことは、行くまではあまり知らなくて、これほどまで大きくて、また収蔵品が多いとは思っていなかった。 よく知られているのは近代絵画で、フェルメールの作品は世界でいちばんたくさん所蔵している。また印象派、後期印象派、20世紀の絵画と、誰でもが知っている画家や作品が次から次へと登場する。日本でも知られた画家が多く、楽しみやすい。 |
また、古美術品の収集にもたけていて、エジプト、ローマのものなどみごたえがあった。 さらに、世界各地の独自の文化の展示もあって、東洋、中南米と楽しめる。歴史的なものや民俗文化的なものも資料性というよりは美術的な価値を重視して収集しているように思った。
そんなわけで、9時30分の開館直後に入館し、駆け足で見て回ったのにもかかわらず、一通り回り終えると12時30分をすぎていた。 |
昼食は街に出てとろうと思っていたのだが、遅くなったしまったので、館内のカフェでとった。 上左の画像で入口の上の2階部分がカフェでそこで昼食をとった。ほかにもカフェが何箇所かあった。 食べたのは、ライスヌードルサラダとコカコーラ。このサラダ、ライスヌードルはほんのわずか入っていただけであとは野菜。期待はずれだった。
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美術館を出てセントラル・パークに行った。 でも、時間がないので、メトロポリタン美術館のそばの道路から少し中に入っただけで、すぐに出てきた。 幼稚園児が遊びに来ていた。(右) 大都市のど真ん中に、こんなに大きい公園があるとは、日本じゃ考えられないことだ。 |
次に向かったのは、グッゲンハイム美術館。渦巻き型の建物が印象的だ。 ピカソやシャガールなど知られた作品もあるのだが、何せ、行ったときは工事中だったので、展示品が少なかった。渦巻き状になっている部分の内部は、らせん状のスロープでそこに作品が展示されるわけだが、自分の行った時には、まっ たく使用されていなかった。そのため、見ることができた作品がわずかであり、残念であった。 そのため、ごく短時間で外に出た。 |
次に、86Stから地下鉄でグランドセントラルに戻り、ハドソン河畔まで歩いた。そして、国連本部へ。 この画像の左側のほうに見学者の入口があり、保安検査をして、中に入る。 日本語のガイドツアーをすぐに申し込んだのだが、1時間半ほど待たねばならなかった。 そこで、名案。いったん国連を出て、ルーズベルト島に行くのだ。 |
国連からいったん出て、歩いて北上。20分ほどで、島に渡るトラムウェイの乗場に到着。 ここで、トラムウェイは路面電車と思っていた自分の間違いに気づいた。トラムウェイとはロープウェイのことだったのだ。 ルーズベルト島はハドソン川の中の島で、普通は観光客が行くようなところではない。
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10分間隔で運転されているゴンドラに乗り込む。かなり高いところを通過する。5分強で島に到着。島にあるのは、集合住宅に工場が少し。観光客が訪問するところではないが、トラムウェイに乗れたのがよかった。 島の滞在は10分で、トラムウェイの乗り場の近くを少しうろうろしただけ。再び、マンハッタンへ戻り、国連本部へ急ぎ足で歩いた。 国連にもどり、見学ツアーの待ち合わせ場所に行きついたのは、集合5分前。 |
16時15分から国連の日本語見学ツアー。この時間は一定していないようだ。日本語ツアーの参加者は7人。英語ツアーは30分に一度行われているが、ほかの言語のツアーは1日1回程度。
上左の画像で、見学者は右端から入る。自動ゲートは職員用。 上は、日本が寄贈した平和の鐘。 左は、日本が寄贈した原爆で変形した金属製品。缶づめのようである。 |
最初にいきなり残念な話を聞いた。2か月前から会議室ビルが工事に入り、安全保障理事会・経済社会理事会・信託統治理事会の会議室が見られなくなったとのこと。完成するのは2013年の予定だという。会議そのものは別室で行われているという。
見学できるのは、総会ビルだけ。諸会議室へ行けなくなった時間を総会会議場の外側にある諸展示の説明にあてているとみえ、パネルで国連の参加国数の変化とか地雷撤去、難民保護などの説明が行われた。 |
そして、いよいよ総会会議場。本やTVでは何度となく目にしてきたが、はじめて見る実物に一種の喜びを感じた。正面には国連のマーク。全加盟国が集まる場所だ。マークの下の一段高い席には、事務総長と総会議長が座る。各国の席順は毎年、抽選できめられ、抽選に当たった国が一番前で、そのあとアルファベット順に座るという。 総会は毎年9月から12月まで開かれるが、重要な案件は最初に集中して扱われる。また開幕時には各国が演説をするが、そのときには各国の首脳クラスがやってくることが多い。 |
総会会議場を見た後、難民対策やAIDS対策などの説明。(左) 見学を終え、世界中の国が集まる場所にしては、各国にそれぞれある議事堂などに比べるとずいぶん見劣りがすると思った。ビルの内部も老朽化している感はぬぐえなかったし、会議場の椅子もさほど良い椅子じゃなかった。またもっと広大な敷地にあるのかと思っていたが、思っていたよりも狭い敷地だ。一言でいうと質素な感じなのだが、資金がそれほど豊かじゃない裏返しなのかもしれない。 |
国連本部からグランドセントラル駅に戻る。 その途中、クライスラービルをよく見ながら歩いた。 独特の外観をしているビルだ。右左は、上部の拡大。右右は遠景。 |
グランドセントラル駅の駅舎内には市場風の店がある。上左と上右。 このあと、地下鉄でチェルシー地区のチョコレート店に行って、チョコレートを購入。 |
夕食はソーホー地区でとるつもりで、地下鉄を降りたのだが、これはという店は、どの店も満員状態。 左の、日本風の居酒屋も一杯で、外に並んでいる人までいた。 |
それで、夕食はグランドセントラル駅の構内のオイスターバーでとることにした。 いゃあ、うまかった。なんとも言えない美味しさ。 ポン酢に似たタレとケチャップ風のタレ。生かきにケチャップははじめてだったが、よかった。 そして、この大きさ、、こんなに大きいかきははじめて。 また食べたい。
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右は、カキフライ。 下下は、調理人さん。 下右は、オイスターバーの入口。 このあと、S線でタイムズスクエアへ。そして、ホテルに帰り、一日を終えた。 |
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