2 日 目

 

ハーレムなどを街歩き

 2日目はニューヨークの街歩き。まずは、セントラルパークを縦断するつもりだった。ホテルがあるのは、セントラルパークの南端近くにあり、1時間ほどかけて散歩し、北端に近いコロンビア大学まで行こうという計画だ。

 しかし、寝過ごしてしまった。9時にホテルを出発するつもりだったのだが、起きたのは10時。それから、朝食。前夜に買っておいたパンと飲物でさっとすませたが、ホテルを出たのは10時30分。ニューヨークはまた来るに違いないだろうし、そのときにセントラルパークの散策をすることにして、地下鉄でコロンビア大学に直行。

 上左  カーネギーホール。ウェリントンホテルの北隣にあった。名前は超有名なコンサートホールなのだが、こんなところにあったのかという感じ。

 上右  コロンバス・サークル。コロンバスと表記されることが多いが、コロンブスのことだ。円形の広場の中心にはコロンブス像が上に建つ塔がある。どういうわけか広場の周囲には何頭かの象の彫刻がとりまいていた。

 左  コロンビア大学。ノーベル賞受賞者が最多の大学。構内をぶらついた。

 上左  18代大統領グラントの墓。南北戦争で北軍の将軍で、のちに大統領になったグラントの墓がある廟。

 上右  グラントの墓のすぐ西側にはハドソン川が流れている。

 左  ハーレムに向かったが、ハーレムの入口付近は少し低くなっていて、地下鉄が高架を走る区間もある。ここからハーレムに入る。

 上左  黒人居住区として有名なハーレムを散歩。確かに歩いている人の大半が黒人である。以前は犯罪多発エリアであったが、1990年代に治安の改善がはかられ、同時に居住環境もよくなったということだ。実際、かなり再開発が行われているように見えた。

 上右  ハーレムの象徴のようなアポロシアター。この付近がハーレムの中心部。

 左  昼食に入った店。

 ジャークチキン。ジャマイカなどカリブ海系の料理 で漬け込んで焼いたもの。

 これはとても量が多かった。注文のときに、スモールかラージか聞かれて、思わずラージって言ったのが間違い。半端じゃなく大量に出てきて、結局食べきれなかった。アメリカじゃスモールでないとひどい目にあうことを実感。

ブルックリン橋を歩いて渡る

 昼食後はマンハッタンの北から南へ大移動。ハーレムのど真ん中の125Stからブルックリン橋最寄の駅までは地下鉄で30分くらいかかる。

 地下鉄では、すわっても寝ないように気をつけていたのだが、寝てしまった。NYの地下鉄はスリなどが多いからは寝てはいけないとわかっていたのだが、猛烈に眠くて寝てしまった。これは失敗。結果的には何事もなくてホントよかったけど。
 

 さて、気づくと、何かよくわからない駅だった。マンハッタンの真ん中から上のほうは、(数字)Stという駅が多く、マンハッタンでも最南部は通りの名がついた駅が多い。で、よく知らない駅だったので、マンハッタンの最南部で、ブルックリン橋に行くには降りたほうがよいととっさに判断して下車した。下車した駅はHoyt St いう駅で、地図を見ても位置がよくわからなかった。でも、地上にでると、Fulton Stがあったので、安心した。この道路はマンハッタン南部にあることは知っている。で、ブルックリン橋まで歩いていけると思い、歩きだした。

 
 でも、歩きはじめてしばらくしてどうもおかしいと思いはじめた。もうすぐイーストリバーがみえてもいいのに、見えてこない。逆に歩いてもハドソン川があるはずだし。

 やがて地下鉄の駅があり、すべてがわかった。すでにブルックリン側にやってきていたのだ。熟睡した結果、イーストリバーをくぐって、すでにブルックリンにいたのだ。すぐにわからなかったのは、Fulton St がマンハッタン側だけじゃなく、ブルックリン側にもあったからだ。まさか、同じ通りの名がブルックリンにもあるなんて予想していなかったので、ずっとマンハンタン側を歩いていると思っていたわけ。まさかの間違いだった。

 

 地下鉄で少しもどって、ブルックリン橋のブルックリン側のたもと近くに行った。

 ブルックリン・ハイツ・プロムナードからマンハッタンを眺めながらベンチで休憩。

 これから渡るブルックリン橋がよく見えた。

 橋のブルックリン側には、あと半年ほどすればブルックリン橋のよく見える公園がオープンするようだ。

 上左  ブルックリン橋を徒歩で渡る場合にはここから橋に上がる。

 上右  ブルックリン橋の歩道。渡り始めてまもなくのあたり。

 左  ブルックリン橋は2層構造になっていて、下層が自動車道路、上層が歩行者と自転車用道路になっている。今まで渡った長大橋はすべて1層構造で中央部が車道、欄干側が歩道になっていて、高い場合は結構怖いのだが、ブルックリン橋は上層の中央部に歩道が設置されているので、まったく怖くない。

 ブルックリン橋と平行してマンハッタン橋がある。こちらも歩行者用道路があるのでいずれ渡ってみたいと思う。
 ブルックリン橋は全長約2kmで30分ほどで渡れるが、途中で休んで景色を眺めて休憩したりしていたので1時間近くかかった。

チャイナタウンにて

  マンハッタン側にもどったあとはチャイナタウンへ。北米ではサンフランシスコ、バンクーバーと並ぶ巨大なチャイナタウンだ。

 よく観察すれば英語も多いが一見しただけでは漢字ばかりが目に入ってくる。ここがアメリカとは思えない感じがする。

 チャイナタウンの一角にある公園に行ってみた。そこには孫文の像が建っていた。裏側を見ると中華民国百年とあり、台湾系華僑の手によることがわかる。

 公園は中国系の老人であふれていて、これまた中国の公園に似ている。

 公園のすぐそばには、中国系アメリカ人博物館があるのだが、閉まっていて入ることはできなかった。

 下左  チャイナタウンで夕食をとることにした。

 下右  いただいたのは海鮮麺。昼に多く食べ過ぎたので夕食はこれだけ。チップも入れて6ドルですんだ。

 さらに散歩するうちにうす暗くなってきて、ホテルに戻り1日を終えた。

 ホテルでは翌日に行くフィラデルフィアの行き方や現地での街歩きルートを考えたりし、朝早く出発することにしたので、早めに休んだ。

 

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