2025.4   奈 良
鹿号と巾着きつね
 奈良国立博物館で開催の「超国宝」の見学を目的にして奈良へ。

 スタートの近鉄・奈良駅では、到着後すぐにやってきた後続電車が「鹿号」だった。

 鹿のデザインをラッピングした電車。1編成だけで、運用は日々変わるので、見かけるのは偶然、たまたまやってきたので、じっくり見られた。
 
 側面のデザイン。
 
 ドアが開いた状態。
 
 車内。

 シートの背もたれは鹿柄。つり広告のかわりに鹿のポスター。
 つり皮にも鹿のマスコットがついている。
 
 ドアの内側やドア横の広告スペースも鹿、鹿。

 鹿号をしっかり見たあと、改札を出て、ひがしむき商店街を南下。
 
 ひがしむき商店街を歩き終え、三条通に出て、餅飯殿(もちいどの)商店街の入口にある「麺闘庵」へ。

 一瞬、誰も並んでいないと思ったが、紙に名前を書いて待つスタイルになったため。結局、11j時の開店の20分前にきたものの、名前を書いた順番が8番目で、入店は11時20分ごろだった。

 
 
 2年前の前回はカレー巾着にしたので、今回は巾着きつねにした。前回は、1年9ヶ月前だったが、巾着きつねは200円、カレー巾着は300円アップ。
 
 巾着きつね。大きな揚げの中にうどんが1玉入っている。
 
 巾着を切って、中からうどんを取り出して、いただく。

 味は普通のきつねうどんだ。
 
 餅飯殿商店街の入口。入口を入って右側の最初の店が「麺闘庵」。道路は三条通。

 道路を挟んで、右側には、2025年2月にほかの場所に移転したものの、長らく、南都銀行の本店があった。
 
 上の写真で、餅飯殿書店街の入口のコンビニ側の角の前に、かつて、里程元標があったという表示がある。

 歩くのが基本だった時代の街道の起終点はここだったのだろう。しかし、自動車が基本の時代になって、別の場所に道路の起終点は移動したのだろう。

 
 近鉄奈良駅から奈良博や東大寺に向かうさい。いつもは登大路を歩くが、今回は三条通から春日大社の参道に入った。

 南に猿沢の池、北に興福寺の南円堂を見ながら東に向かう。
 
 鹿の標識もある。
 
 春日大社の一の鳥居。ここからは奈良公園内の春日大社参道を歩く。この付近から鹿をたくさん見かける。
奈良博「超国宝」
 奈良博に到着。

 この日は「超国宝」展が始まって1週間経過後。報道で、初日、この場所で長蛇の列ができているのを見ていたので、心配もしていたが、列はなく、普通に入場できた。
 「超国宝」展は、奈良博130年記念の特別展。

 ポスターは、左は、法隆寺の観音菩薩立像(通称、百済観音)。寺でも見ているが、じっくり見ることができた。

 右は、中宮寺の菩薩半跏像(通称、如意輪観音)。これは、期間の後半に展示で見られなかった。

 国宝が約110点とのことだが、前後半での入れ替えがかなり多く、それを含めての110点のようだ。

 今回どうしても見たかったのは、石上神宮の七支刀で、展示の最後に登場していた。
 
 入口でこの写真をとったあとは、撮影禁止。この写真には七支刀も入っている。

 説明も見ながらだと、2時間ほどかかった。12時に入って、14時くらいまで。
 
 見学後、なら仏像館をざっと見るのだが、いつもは地下道通るところ、今回はいったん外に出て、地上を歩いた。

 館の庭園が公開されていたから。当日の入館者が入ることができる。期待せずに入ったら、大和八重桜が散っている時期に遭遇し、地上がピンクのじゅうたんのようになっているのを見られた。
 
 大和八重桜。木によっては、まだ散ってないのもあった。
 庭園を出て、なら仏像館に向かう途中、藤棚があり、藤もきれいだった。
 
 なら仏像館は、ざっと歩いて通過。金峯山寺の金剛力士立像は何度見てもすばらしい。

 見学を終えると、15時。「超国宝」2時間、庭園となら仏像館で1時間、計3時間の滞在だった。
東大寺散策
 奈良博を見終えたのが16時ならそのまま帰宅するところだが、15時なので、東大寺の境内を散歩してから帰ることにした。

 無料エリアからのぞいた大仏殿。入場はしなかった。
 お水とりの日にやってきて以来、約40日ぶりの二月堂。
 お水とりのさいには、この写真の右下あたりから見ていた。

 下   正倉院の外構は15時で見られなくなるが、柵の外からも少し見える。
 
 
 転害門から外に出た。手前で桜が咲いていた。
 
 吉野葛切りの「天極堂」で休憩。
 店内。
 
 くず餅。

 出来立てを食べられた。まだ温かかった。

 近鉄・奈良駅から帰宅。



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