2025.4   京 都
京博「日本、美のるつぼ」
 京都国立博物館の「日本、美のるつぼ」を見に行った。

 ここに描かれている「風神雷神図屏風」と「富岳三十六景」が一番有名。
 
 展示を見る前に、近年、耐震工事ができていないため閉館になっている明治古都館が特別公開されるということで、まず見学。

 下   西側にある旧正門を見に行った。撮影している自分の背後には柵があって、ここからの出入りはできないが、かつての正門を見学できるようになっている。

 かつてはここから入館した思い出もある。
 
 
 上   門を入り、全景を撮影。

 左   玄関の前で撮影。
 玄関を入ったところのホール。
 
 館の中央のホール。

 かつて何度も入っているのだが、意識してみていなかったので、こんな感じだったのかなって思う。
 
 今回の特別公開とは別に、いつも公開されている茶室が明治古都館の東側にあり、ついでに茶室も見に行った。

 下   明治古都館の玄関付近から撮影した平成知新館。

 明治古都館が利用されなくなったあとは、すべての展示はこちら。特別展のさいは、常設展は撤去される。
 
 
 平成知新館に入ったところのパネル。パネルに使われている「風神雷神図屏風」と「富岳三十六景」とも実物を見ることができた。

 国宝は13点で、奈良博の「超国宝」に比べると少ない。この展示は、国際交流をテーマにしていて、日本から海外へ運ばれた作品や海外から日本に入ってきたり、海外の影響を受けている作品が多く展示されていた。
 
 1点だけ撮影可能な作品があった。

 宇治市黄檗の萬福寺の「十八羅漢坐像のうち羅怙羅尊者像」、

 羅怙羅は、出家前の釈迦の子。自分の中に仏がいることを、胸を開いて示している。

 



 
 
 胸の部分を拡大。

 作者は、中国の仏師、范道生。

 こんなのを見たのは初めてでびっくりした。
 順路を3分の2ほどいったあたりにレストランがあり、昼食をとった。
 
 赤味噌オムハヤシ(サラダ、ドリンクつき)を注文。

 サラダ。
 赤味噌オムハヤシ。
 アイスコーヒー。
 (案内板の写真を借用)

 葛飾北斎「富岳三十六景」の赤富士。


 
 
 (案内板の写真を借用)

  ペルシャじゅうたんを利用した陣羽織で、秀吉が着用した可能性もある。

 下左   (案内板の写真を借用)

 日本で作られた西洋風の甲冑。

 写真はないが、日本で作られた西洋風の刀剣もあった。

 下右   (案内板の写真を借用)

 面を裂いた下には観音の姿。

 
 
 
 
 
京セラ美「草間彌生」
 京博の前から206系統に乗車。206はインバウンドで混雑する系統として有名なのだが、やはり満員でやってきた。

 でも3つめの清水寺ですくだろうと思って乗車。予想通り、清水寺で着席できた。特に混雑する206だが、良い面もあって、京都市バスでは数少ない営業係数100以下の優良路線だ。

 東山二条で下車。
 京セラ美術館へ。
 「草間彌生 版画の世界」。

 松本市立美術館の作品の展示だという。なぜ松本市立美術館なのかって思ったが、すぐにわかった。草間彌生は松本出身なのだと年譜でわかった。

 草間の版画を見て、丸い点で構成されているのが、共通なことに気づいたりして、興味深かった。

 下   草間彌生というと、彫刻のイメージがあり、版画はあまり思いが及ばなかった。彫刻はかぼちゃのものが有名だが、版画でも、色や形がさまざままなかぼちゃが数多く展示されていた。
 
 はじめて庭園にでてみた。藤がみごろになっていた。
 
 建物は、今回の展示を見た「東山キューブ」という新館。現代アートは、この館が使われることが多いようだ。
一乗寺ラーメン街道「鶴玄」
 
 近代美術館の前のバス停から5系統に乗車。

 5系統もインバウンドの多い系統で混雑しているが、この日は"団子運転"でやってきた。前の満員バスをさけ、後のすいたバスに乗車し、着席。5系統も、数少ない営業係数が100以下の系統だ。
 
 一乗寺下り松で下車し、「龍玄」へ。
 
 店内。この付近のラーメン店は、夕方は18時からが多いのだが、ここは17時からで入店。まだすいていた。
 
 ヤキメシセットにした。
 
 ヤキメシが先にやってきた。黒っぽいけれども、特に辛いわけではない。
 
 ラーメンも黒いスープだが、こちらも辛いわけじゃない。焼豚、もやし、ねぎは増量していないが、かなり多めに入っていた。
 
 黒いスープ。麺が太いこともわかる。

 満腹になり、叡電・一乗寺から帰宅。



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