2025.4   大 阪
大阪大学中之島センターで昼食
 この日は、中之島美術館で「上村松園」展を見、ついで大阪市立美術館で「日本国宝展」を見る。

 そして、この日は特別な日だ。ネット仲間のasian night`sさんとのオフ会なのだ。

 スタートは、京阪・中之島駅だが、その前に特筆すべきことがあった。

 中之島へ行くには、通常は、京橋で中之島行きの普通に乗換えるのだが、今回は。たまたま、中之島行き臨時特急がやってきて、それに乗車。
 
 側面の表示。
 
 車内の停車駅表示。

 車内アナウンスでも、停車駅は、普段聞きなれている「京橋、天満橋、北浜、淀屋橋」ではなく。「京橋、天満橋、なにわ橋、大江橋、渡辺橋、中之島」というのを初めて聞き、新鮮だった。
 
 中之島着。乗ってきた電車は、折返しの臨時特急・出町柳行きになる。

 下   改札前から地上に出たところに万博会場行きバス乗場がある。
 
 
 上   なにわ筋線・中之島駅の工事現場。ここを通りがかるごとに、歩行者用通路が変わっていて、工事の進展をうかがわせる。

 左   大阪大学の中之島センター。ここで昼食をとっていく。

 下   2階にある「カフェテリア アゴラ」へ。
 
 
 店内。

 券売機で購入後、券を出すことなく、待っていたらよい仕組み。
 
 おすすめメニューだったアゴラバーガー、ポテトドリンクつきにした。ドリンクはカフェラテ。
 
 パンもハンバーグも細長く、アボガドやマンゴーが入っているのが特徴。

 このカフェテリアは。リーガロイヤルホテルがやっていることもあり、味も接客も良好。
中之島美「上村松園」
 中之島美術館へ。

 シンボルであるヤノベケンジの"SHIP'S CAT"。
 「上村松園」展を見る。

 上村松園は、明治生まれの女性の美人画画家として著名で。女性で初めて文化勲章を受章したということ。
 
 撮影可能な絵は十数点あった。これはその1つ、

 美人画はいまいち興味がもてなかった。
 京都出身で京都で活躍した関係で、京都近代美術館に所蔵が多いという。

 また、奈良・学園前の松伯美術館は、上村松園、子の上村松篁、孫の上村淳之の作品を集めた美術館のようだ。
大阪市美「日本国宝展」
 四つ橋線・肥後橋まで歩き、大国町乗換で天王寺へ。

 下   天王寺駅。てんしばを通り、大阪市美へ向かう。
 
 大阪市美に到着。
 
 「日本国宝展」を見る。

 前売券を買っていたが、それでも20分ほど並ばねばならなかった。

 平日券と土日祝日券は値段は同じだが、平日券は時間自由なのに対し、土日祝日券は時間指定。自由のきく平日券を購入しておいた。
 期間ごとに入れ替える分も含めて約130点の国宝が展示されるのは圧巻。見たことがあるのもいくつかある。最後に展示の「金印」は並んで待った。福岡市博でがらがらのときに見ているので、やめてもよかったが、並んだ。

 よかったけれども、前日に見た京博ほどの感動はなかった。京博はテーマが明確だったことが影響しているのだろう。

 退場後、オフ会の待ち合わせ場所へ向かう。
「鯛よし 百番」でオフ会
 てんしば入口で待合せをして、asian night`sさんと再会。

 asian night`sさんとは、バンコクで2回、大阪で4回、オフ会をしていて、7回目のオフ会になる。7回目とはいえ、しばらく間があいていて、再会を喜び、会場へ向かう。

 大阪では、鶴橋、大正、西成、新世界とディープな大阪を楽しんできたが、今回も西成の一角のディープスポット「鯛よし 百番」での食事をする計画。
 15分ほど歩くと「鯛よし 百番」が見えてきた。

 天王寺から歩くと、台地の上から下がったところにあることがわかる。

 建物自体は、西成でオフ会したときに見に行って、写真は撮っている。
 「鯛よし 百番」到着。

 かつてが遊郭だった建物で、今は料亭になっている。登録有形文化財になっていた。説明を聞いたところ、大正の建築という情報もあるが、間違いで、昭和の初期のものらしい。

 付近は、飛田遊郭だった一帯だが、百番は特に大きな建物だ。
 玄関を入ったところ。右に並ぶ靴箱に靴を入れて、館内はスリッパ。

 すぐ部屋に案内されるのかと思っていたのだが、何と詳しい説明をしていただけた。
 玄関の左手の部屋。遊郭時代には、壁に遊女の写真が貼られていて、遊び相手の女性を選んだのだという。
 
 ロビー。左手は陽明門。
 
 陽明門。
 陽明門をくぐり中に入ったところは応接室。
 
 廊下の一部は太鼓橋になっていた。
 
 一部の部屋も見せてもらうことができ、廊下を移動。廊下にも絵や装飾がたくさんある。
 
 上の写真の廊下を挟んだ反対側の障子。
 
 部屋は十数室あるが、部屋ごとに仕様が異なっている。

 この部屋は、床の間が船の形になっている。
 
 こちらは、船に乗って食べる屋形舟をイメージしている。
 
 窓の桟の形が珍しい。

 食事の部屋に案内されたが、館内を自由に見てよいということで、見学を続けた。

 下   大広間。壁や窓の装飾が豪華。
 
 
 わりと近年にできたのであろうか。おしゃれな休憩コーナーがあった。

 下左   階段の上にある1本足鳥居。階段横には天神祭の絵。

 下右   この廊下は、最近の改修だろうか。割とモダンな感じがする。
 
 
 
 
 
 
 上左   トイレの中にも絵。

 上右   先の鳥居のあったのとは別の階段。側面には絵があり、かなり急な階段だ。

 左   自分たちの部屋から見た庭園。
 
 自分たちの部屋。

 asian night`sさんがイス席を尋ねてくれたおかげで、イス席の部屋が用意されていた。
 
 料理は、ちゃんこ鍋コース。鍋はつゆが沸騰するまで少し時間がかかる。

 まずは、生ビールで乾杯。

 下   鍋が食べられるまでの間、コースの料理をいただく。
 
 
 つゆが沸騰するのを待つ。

 下   ちゃんこ鍋の具。
 
 
 ちゃんこ鍋、出来上がり。
 
 西宮市の大関酒造製の「生貯蔵酒」。

 話題は、旅の話を中心に、年齢柄、健康のことや親戚付き合いの話などいろいろ及び、時間がアッという間にすぎていった。
 
 美味しかったけれども、〆のうどんがあるのかどうかと話していた。
 
 〆のうどんがやってきた。
 
 デザート。
 
 やってきたときは明かるかったが、暗くなって灯りのついた状態になった。
 
 10分ほど歩くと、あべのハルカスの近くまで戻った。
 
 ハルカスに近い居酒屋「明治屋」で2次会。

 周囲の新しい店とは違って、歴史を感じさせるようなレトロな居酒屋。移転前の昔から使ってうたカウンターなどをそのまま移築したらしい。撮影禁止とあり、店内の写真はなし。
 
 生ビール。

 下   きびなごからあげとしめさば。百番ですっかり満腹になっていて、あまり飲み食いはできなかった。

 そこそこ遅くなったので、再会を約束して別れた。asian night`sさん、ありがとうございました。地下鉄・天王寺から帰宅。
 
 



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