2025.5   洛 北
一乗寺ラーメン街道"池田屋"
 スタートは叡電・一乗寺。

 一乗寺ラーメン街道めぐりで、2回続けて、"池田屋"で食べられなかった。一度は、1時間30分待ち。一度は。木曜休業に気づかず木曜に行ったため。

 この日は、11時30分開店のところ、10分前に到着。待っている客はいなかったが、番号札のためだ。番号札をとった客はどこかに行っている。
 
 番号札は「7」。これで、開店時に入れると思った。

 でも、甘くはなかった。11時30分に近づくと、番号札をもた客が続々と戻ってきた。11時30分になると開店で、店員の指図で、順番に店に入り、券売機で食券を買う。

 番号札は1枚で5人まで有効だったのだ。多くの客は2人以上で、5人のグループもあった。結局、開店早々に店に入ることはできなかった。
 麺の量についての説明。

 「小」でもかなり多い。「プチ」でも、他店なら大盛り。「小」を選ぶことにしよう。「小」でも食べきれるか。
 
 11時45分ごろ、食券を買うように言われ、買ったあと、再び並ぶ。買ったのは「小」。
 11時55分ごろに入店するように言われる。

 店内。(ぼかしてある)

 水、おしぼり、れんげ、わり箸を持っていくのが、この店のルール。

 しばらくすると、にんにくどうしますかといわれる。このとき、ニンニク普通のほか、脂普通、野菜多めとも言った。にんにくだけじゃなく脂と野菜も言うのが、この店のルール。
 野菜多めと言ったが、野菜とはもやしで、もやしがてんこ盛りで入っていて、山のようにそびえている。
 
 麺は太麺も太麺。うどんのような太さだ。
 焼豚は大きな塊で2個入っていた。

 確かに「小」でも、普通の店の大盛りよりたくさん入っていた。

 何とか食べきったが、スープはあまり飲めなかった。最後の方は、飽きてきて、食べるのが大変。

 味が自分好みじゃなかったこともあり、この店は今回限りかな。
三宅八幡
 叡電・一乗寺駅に戻り、三宅八幡まで乗車。やってきたのは、観光電車「ひえい」だった。

 下   三宅八幡駅は、柱や柵が朱色で塗られていて、神社最寄駅の雰囲気を出している。
 
 
 拝殿の手前にある鳥居。この鳥居の両脇には狛犬じゃなく、狛鳩が置かれている。
 狛鳩。

 平安時代に宇佐八幡から八幡神を勧請した時、鳩が道案内をしたとされる。それで鳩が大切にされてきた。
 本殿で参拝。
 
 いたるところに小さな鳩の置物が置かれている。
 
 絵馬も鳩。
妙満寺
 上   三宅八幡から妙満寺まで2kmほど歩く。途中、岩倉エリアを東から西へ一直線に歩く。

 その途中に、同志社小中高の校地を横断する区間がある。学校の土地の真中を公道が走る。

 左   妙満寺。門前はつつじがいっぱい。
 
 つつじを見ながら本堂へ。

 下   本堂。
 
 
 本堂内は撮影禁止だが、堂内にある安珍・清姫の鐘だけは撮影可。

 14世紀、紀州の道成寺の鐘がつくられたものの、災厄が続き、清姫のたたりとして鐘が捨てられた。16世紀になり、鐘が掘り出され、妙満寺に運ばれたという。その当時の妙満寺は二条寺町にあった。
 
 雪の庭。江戸初期に松永貞徳がつくったとされる。雪の日に見たい。

 下左   天正年間に架けられた五条大橋の橋脚を使ったつくばい。同様のものは、京博と京都迎賓館にもあるという。

 下右   仏舎利塔。
 
 
 
 
圓通寺
 妙満寺からそう遠くないが、途中で丘をこえるので、結構、時間がかかった。境内に入ってからの参道も長い。

 拝観料をこの建物で払うのだが、屋根の三日月は何なのだろう。
 
 池には弁財天が小さな堂の中に祀られているが、最近、百年ぶりに開帳されたものらしい。
 
 後水尾上皇の幡枝離宮のあとに、江戸時代につくられた寺。庭園をのぞいて撮影禁止。
 
 庭園。木々の間から比叡山が見えるらしいが、この日は曇っていて、まったく見えず。
深泥池
 丘を下りたところにある深泥池貴船神社で参拝。

 貴船神社は遠いので、この地に分祀された。
 
 深泥池(みどろがいけ、または、みぞろがいけ)。

 水生生物の宝庫になっている。写真の真中あたりは陸地ではなく、浮島。池の3分の2は浮島に覆われている。
 
 白いかきつばたが咲いていた。
 
 白いかきつばたも近くで見ると、わずかに紫がかっている部分があることがわかる。
 
 「天然記念物深泥池水生植物群落」の碑。昭和12年の碑。
大田神社
 「天然記念物大田ノ澤ノかきつばた群落」の碑。昭和16年の碑。

 大田神社の境内にあるが、参道の入口にかきつばたの咲く池(大田の沢)がある。

 下   池一面に咲くかきつばた。

 平安時代の書物にも、大田の沢のかきつばたが登場するので、昔からかきつばたの自生地として有名だったところ。
 
 
 日があたるところはとくにきれいだ。
 
 真中に島があり、周囲を道が一周するが、行きどまりになっていて、一周はできない。

 左上の人の付近で行き止まり。昔は一周できたという話声も聞こえてきた。
 
 かきつばたを見たあと参拝。上賀茂神社の摂社である。
 
 地下鉄北山駅まで歩く間は、住宅地の中に畑が点在し、賀茂野菜の産地になっているようだ。

 下   地下鉄北山駅より帰宅。7 、8km歩いた一日だった。
 
 
 



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