2025.5   万 博
発作的に万博見学を決める
 4月13日に始まった万博。5月13日で、6ヶ月間の会期のうち、1ヶ月が終わる。そんなことを聞くにつれて、一度くらい行こうかって思いが、次第につのってきた。ずっと、万博には関心うすで、ぜひ行きたいとまでは思っていなかった。

 5月12日、"よし、一回行こう"って決め、万博について調べ始めた。チケットのことや、会場入場の予約、パビリオン入場の予約など、断片的に報道で知ってはいたが、体系だっては、調べたことがなく、調べだした。

 まずは、万博アプリをインストールし、会員登録。そして、チケット購入。一日券のうち、前売をのぞき、買えるものでは一番安い「平日券」の6000円。「平日券」を買い、入場予約。この先、1ヶ月ほど調べたが、東ゲートから9時入場はすべて予約で満杯、10時入場もほぼ満杯。それで、当日の早朝、5月13日の11時入場で予約。

 次に、パビリオン入場の予約。これは2ヶ月前、1週間前の抽選予約、3日前の先着順予約などがあり、5月13日の予約はすでにできなくなっていた。あとは、入場10分後からできる当日予約のみ。しかも、パビリオンの事前予約は3ヶ所、当日予約は1ヶ所しかできない。(自分の場合は違うが、国内の人気パビリオンを中心に回りたい人は複数回の万博見学が必要だ。)

 ただ、安心できたことがあった。国内パビリオンはほとんどが予約制なのだが、海外パビリオンの多くは予約なしなのだ。ただ、人気のある国のパビリオンは平日でも1時間以上並ばねばならないようだ。自分の場合は、海外パビリオンで"仮想海外旅行"が楽しみなので、今回は国内パビリオンに入れなくても残念感はない。 パビリオンの予約はなしで、予約なしで入れる海外パビリオン中心で行くことにする。

 そのあと、地下鉄舞洲(まいしま)駅への乗換方法や、11時に着くために自宅を出発する時間を調べた。ここまでの準備は徹夜。当日は、徹夜明けでの見学になった。 
 
入場し、見学開始
 スタートの地下鉄・舞洲(まいしま)に到着。駅から地上に上る人の群れ。

 11時入場開始のチケットを買ったので、その10分前に舞洲駅に着くようにやってきた。でも、それは間違いで、もう30分ほど早くやってくるべきだった。(ただし、早く来すぎるのもダメ。12時入場の予約の人は。待機場所で待たされていた。)
 
 駅から東ゲートまで、直線ならわずかの距離だが、動線が長くとってあり、のろのろ歩き10分。

 ゲート前で入場を待つ列に20分ほど並んだ。入場自体は、QRコードを読みとるだけなので、一瞬なのだが、保安検査に時間がかかるのだ。空港の保安検査ほど厳重ではない。
 
 大屋根リング。かなり高い。5、6建てに相当する高さだ。
 
 大屋根リングの下。
 
 リングの内側には、長大エスカレータがある。
 
 マレーシア館。

 入場一発目はマレーシア館。10分ほど待った。

 並びながら、パビリオンの当日予約を試してみたが、どこもとれなかった。
 
 食文化の展示で、下の真中はナシレマ。

 自然、文化の紹介のあと、情報立国での発展ぶりの紹介など。
 フィリピン館。

 ここも10分ほど並んだ。
 
 自然や文化の紹介が中心だが、子供向けの体験型の展示になっていたのが、マレーシアと違う。現代についての展示はほぼなし。
 フランス館。

 30分待ちという表示があったが、並んだ。
 
 文化財についての展示もあったが、個々の説明はなく、イメージ的な扱いだった。建築物など、あれは、知っているけど、何だったかなって感じ。

 ロダンの手をイメージした作品が多数あり、説明は特にないが、アートを重視していると感じる。
 
 自分は関心ないが、ルイヴィトンのカバンやディオールのドレスなど、有名ブランドものの展示にスペースをさいていたのが、この館で最大の特徴かな。

 現代ものの展示でも、科学技術的なものは少なく、現代アートが中心なのもフランスらしい。
 
 昼食は、超大型ホットドッグ。普通のホットドッグの2倍くらいの長さで、ソーセージが3本入っていた。

 1780円。高いことは高いけど、普通のホットドッグ2つ分と考えれば、イベント会場であることも合わせて考えると、ぼったくり価格とまでは言えないと思った。
 飲物はコークゼロ。200円というのは高いが、ぼったくりとまでは言えないだろう。
見学続行
 米国館。

 昼食後、一発目は米国館。ここは60分待ちの表示があったが、覚悟して並んだ。

 並んでいる途中、当日予約にチャレンジ。どうしてもうまく行かない。国内館で1館、予約したかったがかなわず、アラブ首長国連邦館が予約できた。
 
 米国館の特徴は、映像が中心だったのだが、ナレーションはなく、画像の文字を注意していなければならないのが難。

 内容は、宇宙開発にかかわるものが半分ほどしめていた。
 
 EXPO70の際には、米国館は月の石で人気を博したが、今回も、月の石の展示をしていた。
 コモンズA館。

 自国専用のパビリオンをもたない国がブースごとに展示をしている。ここには30国ほどが展示。まったく並ばずに入れた。
 
 パラオの展示。

 国旗は水色に黄丸と日の丸に似たデザインだ。
 
 北マケドニアの展示。

 オフリドやスコピエといった訪問した街の展示があり懐かしかった。
 
 ペルー館。

 10分ほど並んで入館。
 
 マチュピチュはじめ訪問したところの映像が懐かしかった。
 
 疲れてきたので休憩。
 
 抹茶ラテ500円、チュロス420円。
 
 暑さ対策でミストを噴出していた。
 こんな感じでミストがでてくる。
夕方になり見学ペースが上る
 中国館。

 17時30分ごろになり、帰る人も増えてきた。中国館も。行列をさばくレーンがかなり長くとってあったが、並ぶのに使われていたのは半分ほど。20分ほどで入館。
 
 伝統文化の展示に力を入れていた。
 
 嫦娥6号が2024年6月に月の裏側から採取した土。
 オーストリア館。

 スイス館に行ったら45分待ちということで、やめて。隣のオーストリア館へ。10分ほどで入れた。
 日本との交流に重点を置いた展示で、これは葛飾北斎の絵に似た絵を描いたピアノ。

 映像では、日本にスキーを伝えたレルヒなども扱っていた。
 
 アラブ首長国連邦館。

 当日予約でとったのは19時15分だった。やってきたのは18時45分ごろ。すいている感じだったので、入口へ行き、予約のQRコードを見せると、中に入れた。
 
 この国は砂漠のイメージが強く、漁業とは縁がないと思っていたが、漁業もやっていて、その紹介をしていた。

 とはいえ、10分で見学できる内容の展示で、なぜ予約制にしているのって思った。
 
 ポルトガル館。

 5分ほどで入れた。隈研吾の設計だというが、暗くなっていて、建物の特徴はわからなかった。
 海についての展示が中心で、海洋生態の保護とか、気候変動での海の役割とかがメインになっていた。

 南蛮屏風など、日本とポルトガルの交流についての展示もあった。
 
 スイス館。

 最初に映像があるので、そのために5分ほど待っただけ。先ほど45分待ちのとき、やめてよかった。
 
 ハイジについての展示が興味深かった。
 
 コロンビア館。

 すぐに入場できた。

 下   コロンビアは、アマゾン、アンデス、太平洋、カリブ海、オリノコ、マシソというエリアにわかれ、自然が多様で、生物の種も豊富。
 
 
 
 上   大屋根リングに上ってみた。夜景がきれいだ。

 左   大屋根リングは2段になっていて、外側に高いリングがある。内側のリングに上ってみて、そのことに気づいた。又来る機会があれば、土と側のリングにも上がってみたい。
 
 
 
 上   大阪満喫定食。焼きそば、お好み焼き、たこ焼の定食。2020円。

 左   生ビール。580円。
 
 One Worldの文字が浮かびだされている。
 
 東ゲートから退出。

 この日の来場者(関係者除く)は10万1000人。
 
 地下鉄・夢洲駅から帰宅。



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