一乗寺ラーメン街道 総集編
ラーメン店がひしめき、京都随一のラーメン激戦区「一乗寺ラーメン街道」で、15店のラーメンを食べたので、総集編としてまとめてみる。

 メインは東大路の北大路から北山通までで、白川通の北大路から北山通までにも少し店がある。

 鉄道駅では叡電の一乗寺駅を中心にする一帯に店が分布する。

 (各旅行記からの抜粋で構成)
(1)つるかめ

 
看板のところは調理場。右の提灯のあるところの中がカウンター。本店は四条寺町にあって、こちらが一乗寺店のようだ。
 魚介醤油ラーメン。

 魚介出汁の濃厚なスープ。旨辛味で、そのままでもかなり辛かった。つけめんが人気の店で、つけめんの出汁と共通なのだろう。
 
(2)聖(kiyo)

 道路側は全面ガラスで中がよく見える明るい店だ。

 メニューの名前のつけかたが独特。シンプルという醤油ラーメンにした。

 焼豚は、厚めにするか薄めにして煮玉子をつけるかなので、厚めにしてもらう。
 
 シンプルは、透きとおったようなスープ。

 焼豚がかなり分厚くてびっくりした。
 
(3)珍遊

 
17時前で他の客はいなかった。ここが本店で、河原町六角と伏見にも店がある。
 
 塩麹から揚げ定食。から揚げ定食とは別にあったので、塩麹にした。普通のよりあっさりしている。

 ラーメンは、バリカタ、ねぎ多め、背油普通で頼んだ。
 
(4)高安

 
並ぶことを覚悟していたが、誰も並んでいない。中に入ると、席に案内されるという予想外展開。

 ラーメン屋というよりレストランという感じ。
 
 ラーメン。

 とんこつ味だが、こてこてじゃなく、あっさりした感じ。普通のラーメンだが、焼豚やねぎ、メンマは多い目に入っているのもいい。

 平日定食で、ラーメン、からあげ1個、ごはん中を注文。からあげ1個がとても大きい。
 
(5)池田屋

 
開店(11時30分)の10分前のに行き、番号札「7」をゲット。これで、開店時に入れると思った。

 でも、甘くはなかった。11時30分に近づくと、番号札をもた客が続々と戻ってきた。11時30分になると開店で、店員の指図で、順番に店に入り、券売機で食券を買う。

 番号札は1枚で5人まで有効だったのだ。多くの客は2人以上で、5人のグループもあった。結局、開店早々に店に入ることはできなかった。

 麺の量についての説明を見ると、 「小」でもかなり多い。「プチ」でも、他店なら大盛り。「小」を選ぶことにしよう。「小」でも食べきれるか。

 11時45分ごろ、食券を買うように言われ、買ったあと、再び並ぶ。買ったのは「小」。
 
 11時55分ごろに入店するように言われる。にんにくどうしますかといわれる。このとき、にんにく普通、脂普通、野菜多めとも言った。にんにくだけじゃなく脂と野菜も言うのが、この店のルール。

 野菜多めと言ったが、野菜とはもやしで、もやしがてんこ盛りで入っていて、山のようにそびえる。

 麺は太麺も太麺。うどんのような太さだ。焼豚は大きな塊で2個入っていた。

 確かに「小」でも、普通の店の大盛りよりたくさん入っていた。

 何とか食べきったが、スープはあまり飲めなかった。最後の方は、飽きてきて、食べるのが大変。
 
(6)天天有

 
この店のメニューの特徴は、中華そば、チャーシュー麺ともに、チャーシュー1枚を煮玉子、温泉玉子にかえることができ、値段は同じという点
 
 中華そば(並)で、煮玉子入り、ねぎ多い目にしてもらった。ねぎはとても多かった。

 鶏ガラスープなのかな。とんこつほどはしつこくない。ねぎは好きなのだが、あまりに多くてスープが冷めてしまったのは難。
 
(7)あらじん

 
18時の開店を待って、「あらじん」に入店。この付近が、ラーメン街道の中心地で、数店が集中している。
 
 濃厚味噌豚骨ラーメンと旨い餃子、ライスにした。

 材料はよいものを求めようというこざわりが感じられる。ねぎを、九条ねぎ専門農家から仕入れるとかよくやっていると思う。
(8)びし屋

 
店の左側の道路は東大路通り。東大路を隔てた向かいには「あらじん」、交差点の斜め対角線の角には「天天有」があり、一乗寺ラーメン街道の中心部だ。
 とんこつ醤油ラーメン。

 焼豚がとても大きい。

 具にほうれんそうが入っているのが特徴。
 
(9)澤希

 
さまざまな種類のラーメンを出す店だ。

 スープは5種あるのだろうか。家系、端麗系、博多系、昔ながら、京都醤油。
 
 屋台ラーメン(博多系の細麺)。

 定食に、ウィンナー炒めがあり、珍しいのでそれにした。
(10)しのぐ

 
カウンターの背中側にも壁向きの横長の席がある。
 徹濃豚骨。

 豚骨ラーメンの店で、ほかに、超徹濃豚骨、まろやか醤油豚骨、あま塩豚骨とあったが、一番中心であろう徹濃豚骨にした。
 
(11)極鶏

 行列が10人ほどだったが、30分ほど並んだ。席数が少ないので、行列人数の割に長く並ばねばならなかったようだ。

 並んでいる間にメニューが渡され注文を伝える。
 
 鶏だく、チャーシュー追加。麺は細麺にしてもらった。

 どろどろしたシチューのようなスープ。天一もこってりしているだが、その比ではないドロさ。

 チャーシュー追加は200円だったが、丼一杯にチャーシューが広がり、価値あり。

 こってり派の自分にとっても、ちょっとどろどろしすぎだと思った。
 
(12)とうひち

 
北山通が白川通に突き当たっているところにある。
 
 煮干らぁ麺。

 とてもあっさりしている。焼豚と鶏チャーシューが1枚ずつ入っている。
 
(13)魁力屋 本店

 
京都発で全国出店しているラーメンチェーン店の本店。背油醤油がウリのようだ。

 本店というだけあって、店はとても広い。
 特製醤油全部のせラーメン。

 焼豚は通常の倍、煮卵、写真ではわかりいくいが丼の上に飛び出して海苔。味はあっさりした醤油味。ネギは自由に入れられるので盛ってみた。
(14)鶴玄

 
この付近のラーメン店は、夕方は18時からが多いのだが、ここは17時からで入店。まだすいていた。
 黒いスープだが、辛いわけじゃない。焼豚、もやし、ねぎは増量していないが、かなり多めに入っていた。

 ヤキメシセットにしたのだが、ヤキメシも黒っぽいけれども、特に辛いわけではない。
 
(15)天下一品 総本店

 
京都発で全国展開している、こってりラーメンで有名なチェーン店の総本店。

 大規模な店舗もある中、総本店とはいえそれほど広くはない店だ。
 
 チャーシュー麺の並。こってり、ネギトッピング。

 「天下一品総本店」と書かれた総本店独自の丼。自分には、こってり味があう。
 最後に、一乗寺ラーメン街道ではないが、京都で利用したラーメン店を、京都駅近辺2店、伏見区2店あげておく。
 
新福菜館

 
京芸キャンパスの西側にはラーメン有名店が2軒並んでいる。第一旭と新福菜館だ。北側にあるのが新福菜館。

 京都に6店のほか、大阪、滋賀、東京に各2店などを出店。
 
 中華そば(並)と焼飯。美味しく、満腹になった。スープも焼飯も黒いのが特徴。
 
第一旭

 
2軒並ぶ南側の店。

 京都ではほかに四条烏丸近くに出店。東京2店。ほかでも見かけたことがあるが、HPを見ると類似店に注意と書いてあるので、同名の別の店なのだろう。
 
 ラーメン(並)。横に少し写っているのは餃子。

 スープは濃い色をしてているが、普通の醤油味に近い。焼豚が多く入っている。
 
大中

 
この店は近鉄の高架下にある。

 伏見も結構、ラーメン店が多い。地元店のほか、一乗寺ラーメン街道の店の支店もある。この店は三条河原町近くにも出店している。
 
 大中ラーメン(並)。

 スープは普通を頼んだが、特濃やあっさり味の「新味」もある。普通でも天下一品なみのこってりとんこつだ。特濃にするとどうなるのか。

 無料のトッピングとして、ねぎ多い目、写真では見えないがもやし多い目、温泉卵入りにしてもらった。、
大黒ラーメン

 
ほかのラーメン店よりもかなり安い。ラーメン並は530円(2025年4月)。

 最近、上桂店をオープンさせたようだ。
 ラーメンにメンマトッピング。

 とんこつと鶏ガラスープで美味しい。しつこくなくあっさりしている。



 全体のトップページ