| 2025.7 大 阪 |
| 大阪市立美術館「ゴッホ展」 |
大阪市立美術館の「ゴッホ展」と中之島美術館の「日本美術の鉱脈展」を見に行く。スタートはJR天王寺駅。"てんしば"を通り抜けて、大阪市立美術館に到着。 |
フィンセント・ファン・ゴッホ。「ひまわり」に見られるような強烈な色使いと筆使いが印象的な画家だ。今回の展示は、ゴッホの死後、彼の作品がどのように守られてきたかに力点を置いたものだった。弟のテオ、その妻ヨー、息子ウィレムが、作品を散逸しないように、財団をつくった。それが、ファン・ゴッホ美術館の開館につながったようだ。 彼は、聖職者を目指したがかなわず、画家に転向したのが27歳。そして拳銃で自殺したのが37歳。わずか10年の画家活動だが、2000点も残している。ゴッホといえば、アルルの跳ね橋の絵も有名で、自分もアルルでは跳ね橋を見に行った。でも、彼はアルルにきたのは34歳のときで、アルルにいたのはわずか3年。しかも最後の1年は、精神的に病んで、入院していた。このあたりの詳しいことを知ることができた。 |
撮影は完全禁止で、1点も撮影できなかった。最後の部屋で、イメージビデオを上映していて、そのビデオだけが撮影可であった。"ひまわり"も"跳ね橋"もない展示だったが、ビデオの中で"ひまわり"の絵の具の盛り上がり具合なども紹介していて、興味深かった。 .、 |
コレクション展も見ることができたので見学。古代中国の彫刻が中心で興味はあまりなかったが、石柱の四面に釈迦や仏像が彫られているものは、こんなのもあったんだって思った。館のマスコットキャラクターの羽人のもとの彫刻も、また展示してあった。履歴書は、前にも見たがまたみたのだが、面白い。 |
館の東側に慶沢園があり、入ってみた。300円だが、特別展の券があると200円。館の土地は、もとは住友の本邸があったのだが、本邸が移転することになり、本邸跡の土地と慶沢園が大阪市に寄贈された。本邸跡には。大阪市立美術館がつくられた。 |
池の向うには美術館。 |
庭園から見る、あべのハルカス。 |
館の前から新世界方面を見る。左下の茶色い建物が動物園の入口。 |
| 「大興寿司」で昼食 |
新世界のジャんジャン横丁の入口。 |
ジャンジャン横丁。 |
「大興寿司」に入店。2度目だが、前回は少し南の支店に入った。 |
前回入った支店よりも小さい感じ。 |
美術館を出たあと、あまりにも暑く、生ビールで生き返る。下 しょうがの右から時計回りに、たい皮、じゃこ、ひらめ、たこ吸盤、かにみそ。 |
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赤だし。何種かあるうち、あら入りのにしてもらった。 |
地下鉄御堂筋線・動物園前。大国町で四つ橋線に乗換え。 |
| 中之島美術館「日本美術の鉱脈展」 |
肥後橋で下車し、中之島美術館まで歩く。 |
「日本美術の鉱脈展」へ。下 伝・岩佐又兵衛「妖怪退治図屏風」。江戸時代。 坂上田村麻呂が鬼神たちを制圧した逸話を描いているという説が有力。 |
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伊藤若冲「釈迦十六羅漢図屏風」。江戸時代。昭和8年の図録に白黒写真があるが、実物は行方不明になった。2024年デジタル着色で再現されたもの。 |
安本亀八「相撲生人形」。明治23年。とても写実的な彫刻で、血管まで実物そっくりにつくられている。精密すぎて、不気味な感じすらする。 |
左は、深鉢型土器。右は、左の土器をイメージしてつくられた現代アート。岡崎龍之祐。2024年。 |
南アルプス市の遺跡から出土した人体の文様のある土器。かわいい顔つきをして、3本指でピースしている。 なかなか楽しい展示であった。ほとんど知られていない、何じゃこれ、ってものをよく集めたものだ。しかも縄文土器から現代アートまで。 京阪・淀屋橋まで歩き、帰宅。 |
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