2025.12  建仁寺・東福寺
建仁寺
 京都で最後の紅葉を見ようと、見ごろ情報を調べたら、見ごろの場所は、建仁寺が残るだけ。加えて、見ごろをすぎた時期が遅かった場所から東福寺を選び、訪問することにした。

 スタートは京阪・祇園四条駅。南座の建物内にある出口から地上へ。
 
 花見小路を南へ。1ヶ月ほど前の歌舞練場の見学から、そんなに間が開いていないが、前回は混雑で歩くのが大変なくらいだったのに、今回はがらがら。まだ10時だからなのか、寒くなったからか、中国人観光客の来日が減っているからか。
 
 花見小路の突き当りが建仁寺だ。

 建仁寺は2度目だが、前回いつだったか記憶がない。だいたい35〜45年ほど前だが、はっきりしない。内部のことは完全に忘れているので、初訪問のようなもの。
 
 よかった。まだ見ごろだ。紅葉を見ながら、境内を南に歩く。

 建物内の見学は、一番南まで行って、引き返してからにする。
 
 いったん南の出口から外に出た。南の出口の横に、観光客の出入りには使われない門がある。勅使門だ。戦乱時の矢の跡があるらしいが、近寄れず確認はできない。

 歩いてきた方向を撮影。逆向きにまた歩きはじめる。
 
 三門。

 大正時代に浜松の安寧寺から移設したもの。
 
 紅葉の下に「茶碑」がある。

 臨済宗建仁寺派を開いた栄西は、茶を日本にもたらした。それで「茶碑」も設置されている。

 臨済宗は、多くの派があり、建仁寺派のほか、妙心寺派、大徳寺派、南禅寺派、東福寺派などがある。それらをまとめる総本山はない。臨済宗の開祖は栄西だが、現在、最大の派は妙心寺派。
 
 左の建物は、あとで見る双龍図が描かれている法堂(はっとう)。
 
 最初に入った入口近くに戻ってきた。いよいよ入場。

 下   入場するといきなり「風神雷神図屏風」がある。国宝。これが一番みたかった。これはレプリカで本物は京博にあるが、寺で見ると気持ちがいい。
 
 
 「〇△□乃庭」。これは正式名で、「まるさんかくしかくのにわ」と読む。

 木の部分が〇、手前の部分が△で、3cmくらい高くなっている。向こうに、台状の□が見える。
 
 掛軸にも〇△□。

 下   小書院越しに潮音庭を見る。
 
 潮音庭は紅葉見ごろできれいだった。
 
 近くで見る。

 下   潮音庭の北側の大書院の襖絵は、細川護熙元総理が描き、2021年に奉納されたもの。
 
 方丈へ。

 雲龍図。
 
 開祖、栄西禅師。

 下   竹林七賢図。
 
 
 方丈とその前の庭である大雄苑。
 方丈からスリッパを履いて、法堂へ。

 天井に双龍図が2002年より掲げられている。

 建仁寺は、紅葉が目的で行ったが。思ったよりも広く、内部も見るところが多くてよかった。
"千登利亭"と"鍵善良房"
 昼食は、南座横の「松葉」でにしんそばを食べるつもりだった。朝、祇園四条で下車し、南座出口からでたあと、「松葉」で店頭のメニューを確かめもした。

 建仁寺を出て「松葉」に向かったが、仁丹の古い住所表示板を発見。

 注目すべきは、最上部の「下京区」。この付近は、現在は東山区なのだが、東山区が下京区から分区したのは1955年だから、この表示板も1955年以前のものだとわかる。
 
 寿司屋の前で、せいろから湯気が出ているのが目に入った。。

 近寄ると「蒸し寿司」だ。実際には、これはショーで、ここでは蒸していないが急に「蒸し寿司」が食べてみたくなり、この店で昼食をとることに変更。
 
 
 上   「千登利亭」(ちどりてい)。

 帰宅後、HPを見ると、創業100年以上の老舗だった。

 左   京寿司の定番、鯖寿司や初めて見た、かます寿司も食べてみたい。
 
 店内。

 メニューを見ると、蒸し寿司はハーフサイズがあり、鯖寿司は2切れで注文できるようだ。

 かます寿司は6切れでしか注文できず、今回はあきらめた。代わりに稚鯛かすご寿司が3切れで注文できると判明。
 
 蒸すのに20分ほどかかった。運ばれてきた注文の品。
 
 冬季限定の「蒸し寿司」。ハーフサイズで注文。

 蓋をとると、錦糸卵の上に、しいたけとえんどうがのっている。
 「蒸し寿司」はほかの店でも食べたが、そのときは、ちらし寿司を蒸したものだったので、それをイメージしていたが、この店は、違った。

 醤油をまぜた酢飯にあなご、きくらげを混ぜたご飯を蒸したものだった。
 
 稚鯛かすご寿司。

 鯛寿司との違いがいまいちわからなかったが、柔らかい鯛で美味しかった。
 
 鯖寿司。

 肉厚の鯖、甘めの酢飯で美味しい。
 
 吸い物。
 
 湯のみ。
 
 食後は四条通りにある和菓子店「鍵善良房」へ。
 
 入口を入ったところでは干菓子や饅頭を販売している。
 
 喫茶コーナーに入るには2、3分待っただけ。「喫茶去」は、お茶を飲んでいきなさい、の意味。
 
 店内。(ぼかしてある)
 
 お茶とともにお干菓子が運ばれてくるのが特徴。おしるこを注文。
 
 お干菓子を拡大。
 
 おしるこ。右は、後口のための塩昆布。

 くずきりがメインメニューだが、冬季限定メニューのうち、きび餅ぜんざいは以前いただいたので、もう1つの冬季限定メニュー、おしるこをいただいた。

 下   美味しいおしるこで温まった。
 
 
 まねきがかかる南座。この前にある出入口から京阪・祇園四条駅へ。
東福寺
 東福寺駅で下車。
 
 10分ほど歩き、公道である臥雲橋にやってきた。橋に入る前に紅葉が見える。(公道だが、自動車は入れない。自転車は押して歩く。)
 
 臥雲橋から境内にある通天橋を見る。完全に見ごろを過ぎて、くすんだ色で、かなり落葉している。
 
 日下門に着くまでに、鮮やかな紅葉が見られた。
 
 日下門。
 
 まず通天橋、そのあと本坊庭園に向かうことにする。

 下   通天橋の入口で拝観券を買うと、通天橋の半券を切って渡された。
 
 
 通天橋を歩く。撮影している部分は、地上を歩いているだけ。
 
 谷を渡る区間にやってきた。先ほど歩いた臥雲橋が見える。

 臥雲橋から見たのと同じく、くすんだ感じで、来るのが遅すぎた。
 
 建物は、あとで庭園を見る方丈。この側も見ごろを過ぎているが、まだ紅葉っぽい感じだ。
 
 開山堂。

 4年前には、門の外からのぞいただけで、中には入れなかったが、今回は庭に入れ、建物の中も外からだが見ることができた。
 
 愛染堂。

 建物が朱塗りで、紅葉とよくあっている。
 
 通天橋が地上にある区間の近くにて。かなり枯葉が散って、地面が枯葉で埋まってきれいだ。
 
 方丈に入るための建物。

 方丈には、東西南北に庭が配置されているのが特徴。
 
 南庭。

 石は島、砂は海を表しているという。
 
 東庭。

 円柱の石は北斗七星を表しているという。
 
 西庭。

 パンフレットの写真を見ると、時期によっては、ピンクの市松模様になる。
 
 北庭。

 パンフレットの写真を見ると、時期によっては、苔がもっと盛り上っていてもっと美しい。
 
 西庭と北庭の間に通天台という張り出しの舞台がある。通天橋が見える。
 
 南にある六波羅門から境内を出た。ここからだと京阪の東福寺駅よりも鳥羽街道駅が近い。
 
 京阪・鳥羽街道駅から帰宅。



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