2026.1 京都御所・前田珈琲・文博
京都御所で襖絵"牧馬"
 1月8日から12日まで、京都御所で新春の展示として、"牧馬"という襖絵が公開。この日が最終日で、見に行った。

 地下鉄・今出川からスタート。午前中は所用があり、出発が遅れ、このとき13時前。背後で工事をしているは同志社大学の校内。
 
 午(うま)の襖絵の展示のポスター。

 下   京都御所の北西隅。
 
 
 北西隅から100mほど南に歩いたところの門を入る。カバンの中を見る程度の保安検査を受け、首から下げる許可証を受取り入場。
 
 最初に向かったのは、お目当てである襖絵"牧馬"。ガラス越しなので撮影はしにくい。
 
 吉村家は、幕末に内裏の障壁画修復を4代にわたり手掛けていた絵師。

 1855(安政2)年の内裏造営のさい、吉村孝文、孝一の親子が障壁画の製作に携わる。
 
 (展示パネルの写真を拝借)

 "牧馬"は御花御殿の西北の間にある。御花御殿は皇太子のための御殿だが、孝明天皇は早くして崩御。明治天皇は皇太子にならずに即位。ただ、明治天皇はこの部屋を何度か使っていたらしい。
 
 (展示パネルの写真を拝借)

 御花御殿。ここは公開の参観コースからはずれていて、ほかの建物に隠れて、みることはできない。
 
 せっかくきたので、一般公開のコースを参観する。何度もきているので、駆け足参観。

 承明門ごしに紫宸殿を見る。
 
 紫宸殿。御所で最重要な建物で主要な儀式が行われる。平安時代からあるが、現在の建物は1855年改築のもの。

 春秋に5日間ある特別公開の際、階段の下まで行けるのだが、今回は一般公開で中庭の東南の隅から見るだけ。
 
 (展示パネルの写真を拝借)

 紫宸殿内には高御座(たかみくら)があり、特別公開の際は、紫宸殿の前面が開放されて、見ることができる。(高御座は、今上天皇の即位の礼のさいには、解体されて東京に運ばれ、使用された。)一般公開では見られず、写真のみ。
 清涼殿。平安時代以来、天皇の住居であったが、秀吉による造営のさいに、天皇の住居用に御常御殿がつくられ、清涼殿は儀式の場になった。現在の建物は1855年の改築。
 小御所。中世からあり、武家との対面などで使われた。明治維新のさい、将軍に対する処置を決めた小御所会議で有名。1954年に火災があり、1958年に復元された。
 
 御学問所。1613(慶長18)年に清涼殿からわかれ、御読書始や和歌の会などが行われた。1867(慶応3)年、明治天皇がここで王政復古の大号令を発した。
 御学問所そばでは、なんてんがきれいだった。
 
 京都御所を退出し、京都御苑内を散策しながら下る。
 
 皇宮警察の横を歩いていたら、消防車がでてきてびっくり。

 宮内庁の管理区域では、消防も皇宮警察の仕事なんだと知った。それに、消防車が赤白のツートンだとも知った。
 
 御苑内のあちこちで、さざんかがきれいに咲いていた。

前田珈琲で遅い昼食のあと文博へ
 下立売通付近で京都御苑から烏丸通に出た。

 前日11日にあった全国女子駅伝の立て看板が残っていた。この場所には、2区と3区の中継点があったはずだ。
 
 烏丸丸太町で、北東側から南を見る。

 烏丸通が東へ数m寄っていることがわかる。烏丸通が少し曲がるのは東本願寺の前が有名だが、ここも曲がっている。
 押小路通りを西に進む。古い住居が残っていた。背後には高層マンションが並ぶ。(京都は高さ規制があるので、高層といっても、最高で11階建て程度。)
 
 仁丹の古い住所表示の看板が残っていた。注目点は、上京区と書いてあること。現在は中京区である。

 かつて、京都市の都心部は、御池通を境に上京区、下京区に別れていたが、昭和4年に、上京区の丸太町から南、下京区の四条通から北を合わせて中京区ができた。だからこの看板は昭和4年より前のものだ。
 
 御金神社。金運を祈る神社で、鳥居は金色。
 
 お金を洗い、お守り代わりの財布を買って、そこに洗ったお金を入れるといいらしいのだが、前回きたときは、そのことを知らなかったので、今回は、それをしようと思った。でも、1時間ほど並ばねばならないような参拝客の列ができていて、別の機会に出直すことにした。
 
 遅い昼食をとるため前田珈琲本店へ。すでに15時。

 前田珈琲は、最近では京博内の店などは行ったが、本店は超久しぶりなので行ってみたくなったのだ。
 
 入口ののれんの文字は漢字に見えるが、よく見ればmaEdAをデザインしたものだとわかる。
 店内。
 
 「選べるランチ」は、フード2種類、飲物、サラダで1700円。

 フードは、ミニミートスパゲティ、焼き玉子のHOTサンド、飲物はコーヒーにした。

 下   注文品。HOTサンドは、上のパンを外した状態。

 食べた時間が遅く、昼夕兼用の食事になり、晩御飯はたべなかった。
 
 ケーキも美味しそうなのを売っていた。今度はケーキセットを試してみようかな。
 
 京都文化博物館へ。三条通の旧日本銀行京都支店である別館から入場。

 設計は辰野金吾で東京駅や武雄温泉楼門の設計者。
 
 「京都府新鋭選抜展」を見ていく。

 京都を中心に活動する新進の若手作家を紹介するとのこと。選考委員により選抜された作家の展示だそうだ。いわば、京都府が主催する若手の美術工芸作家の発掘の展示。
 
 旧日銀の1階全体を使っての、前年のこの展示で最優秀賞だった小宮太郎の「半透明な ポートレート ー 幽霊の足(を描く)、嘘の花(を見つめる)」。

 現地へ行ってみないと何もわからない現代アートで、この写真では何も伝わらないはずだ。
 
 4階の今年度の選抜展会場へ。最優秀賞の山下茜里「ULTRA PLINIAN」。
 
 優秀賞の松元悠「イメージのあなた」。
 
 前年のこと、兵庫県立美術館を訪問したとき、たまたま松元悠の展示をしていて、見学。よく覚えていた。

 法廷画家もしていて、裁判での被告の肖像画も描いている。最近では、安倍元総理の事件で被告の法廷での肖像を描いていたのを見た。

 京阪・三条から帰宅。


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