2018.1     大阪 千林商店街

 

 

 旧友たちと語らう会があった。大阪市旭区の千林商店街を散策し、飲み食いしようというわけだ。

 京阪電車千林駅に集合。改札口から出ると、いきなり商店街のアーケードの中というのが驚かされる。

 駅のホームや線路は高架になっていて、いわばこの2階にある。天満橋・守口市間の京阪電車の線路は、1933(昭和8)年完成の複々線というのが素晴らしい。私鉄では日本最古の複々線(単に別系統の線路を並べたのでなく、各駅停車と急行を分けるための複々線)のはずだ。この区間にある駅で下車するのは初めてだ。
  千林商店街のメイン通路。この商店街は分岐する道路の一部も商店街になっている上、メイン通路自体が折れ曲がった通路になっているので、迷路のような感じだ。初めて訪問した者が全貌を理解するのは難しい。

 千林は、スーパーの元祖ともいえる、今はなきダイエーの発祥地でもある。ダイエー千林店はニチイ(その後、サティ)千林店と価格競争を激しく行ったらしい。その後、ダイエー千林店は、同系列のスーパーのTOPOS千林店になった。しかし、今やダイエー(系列のTOPOSも含め)もサティもイオンに吸収され、千林店はどちらも閉鎖された。TOPOSの跡地は何も利用されていなかったのだろうか。写真の垂れ幕には、最近、123千林店がオープンとある。123は遊技場(パチンコなど)のチェーンのようだ。

 スーパーの進出で従来からあった商店街の衰退というのは各地でみられるが、ここでは逆にスーパーが撤退している。一方、商店街はとても活気がある。

 商店街の店では、特に目玉商品のようなものを激安で売っている。日ごろスーパーで買い物するよりも安い品物が目立つ。

 ここの商店街はシャッターが下りている店舗もなく、活気にあふれている。商店街の歌もあり、ボリュームを小さくして流していた。

 下左  商店街をはずれた横丁にあった古い長屋。9軒が軒をつらねる昭和初期からの長屋だ。1軒はカフェになっていて、また探索することがあれば立ち寄りたい。

 下右  江戸時代に京都と大阪を結んだ京街道が商店街の中のほんの10mほどだが重なっている。その区間だけは、アーケードが少し折れ曲がっている。千林も、京街道の1つの宿場町という歴史もあるようだ。
 
   飲み食い開始。1店目は「たじまや」。この店は肉屋さんなのだが、買った肉をそのまま店内で焼肉して食べられるのが特徴の店だ。

 下左  店内の精肉売場。ここはごく普通に肉を売っている。

 下右  店内には仕切りがあって(ただし店の人は内部で行き来できるが)、半分が焼肉コーナーになっている。正面の入口のうち、向って左側は精肉売場、右側が焼肉コーナーに通じている。
 精肉売場で肉を何種類か買って、そのまま焼肉コーナーで焼いていただいた。

 買った魚を調理してもらうという店は経験しているが、肉を買って、そのまま焼肉というのははじめてだ。こんな店があったのだと感激。

 焼肉コーナーは16時まで限定で、70分以内という制限時間もある。一方、2階が普通の?焼肉店になっていて、夜も営業している。しかし、安くいただき、話のネタにもなるのは1階の店内の焼肉コーナーだ。
 上左  2店目は、立ち飲み屋さんの「いどや」。

 上右  千林で一番安い、とあり期待感を持って入店。ビール大瓶360円、これは安い。今どきそんなお店があったとは、、

 左  昭和50年代ごろそのままの雰囲気で、旧友たちと昔話がはずむ。立ち飲み屋なので、客の回転が早く、値段を安くしているかわり、どんどん客が入ってくるので利益がでているのだろう。
 料理は、真ん中がスルメの天ぷら。左手前が、チーズにおかかのしょうゆかけ、右手前が牛すじポン酢。左奥が、生ハムとチーズのクラッカーのせ。

 下左  まぐろ刺身。これはお代わりをしたのだが、同じ皿にのせるという仕組みだ。洗う手間が省けるし、水などの節約にもなる。安くする工夫なので、大歓迎だ。

 下右  キムチの天ぷら。こんな食べ方があったのだと感心。パリパリ感があるのも意外だ。

 1時間以上、飲み食いしていたのだが、その割に安い。ビールが激安のほか、料理も安かった。
  上左  3店目は、目指した店で予約が入っていて入店できず、歩きながら店を探した。そして、焼き鳥屋さんの「あさ香」に入店。

 上右  壁には日本各地の清酒のラベルが貼られていて、なかなか壮観だ。激安立ち飲み屋さんに行った直後なので、高く感じたが、落ち着いて考えればやはり他の地区の普通の店よりは安い。

 左  お通しがあった。かなりボリュームのあるお通しだ。タイの子、牛肉ポン酢、ナムルが3連の皿ででてくる。

 
 上左  お造り盛り合せ。

 上右  ビールのあとは、清酒をいただいたが、そのひとつが桃川酒造の「寒造り」。醸造元は青森県八戸市のすぐ近くで、青森を代表する酒造会社のようだ。

 左  焼き鳥屋さんなので、焼き鳥5本盛り合せも注文。

 飲み食いしたり、街歩きしながらあっという間の5時間だった。飲み食いした量の割には安くついた千林価格にはびっくり。楽しいひと時を終え、解散。
 

 

 

国内ぶらり旅のページ   ユーラシア紀行のトップページ