3 "古代メキシコ"、"モネ"、中之島 |
国際美術館で"古代メキシコ" |
この日は2月12日。6日から国際美術館で"古代メキシコ"が始っているし、10日からは中之島美術館で"モネ"が始った。両展示を見るために大阪へ。 両館とも開館は10時なので、その少し前に京阪・中之島で下車。地下駅なので、地上に出る。 |
江戸時代、中之島には各藩の米蔵が並んでいた。「蔵屋敷跡」の碑がある。背後はリーガロイヤルホテル。 下 2つの美術館は隣り合っている。左の鉄パイプによる現代美術風の大オブジェの部分の地下に国際美術館がある。右の黒く四角い建物が中之島美術館。 |
上 "古代メキシコ"の案内板。前年には東京、福岡でも開催され、大阪が最後の展示。 左 10時をわずかにまわっけの入館だったが、当日券売場にはすでに列ができていた。でも10分ほどでチケットを買えた。 |
マヤの土偶。帽子が面白く、マヤ・ブルーが今でもきれいなのに驚いた。 600〜950年と幅が広い。マヤもティオティワカンも大昔ではない。アステカに至っては、14〜16世紀とかなり新しい。 |
トウモロコシの女神であるチコメコアトル神の火鉢の一部を拡大。 トウモロコシをもっているところが面白い。メキシコの主食は、トウモロコシからつくるトルティーヤであることが思い出される。 14〜16世紀、アステカ文明のもの。 |
生贄12体が埋葬されているところから出土した像。生贄が生きていたときの像なのだろうか。 ティオティワカン文明、月のピラミッドから出土。200〜250年のもの。 |
猿の神とカカオの土器のふた。猿の神もカカオが配されていることも面白い。色もかなり残っている。 マヤ文明、600〜950年のもの。チアバス州からグァテマラにかけてはカカオの産地だという。 |
上 赤の女王。マヤ文明の都市遺跡パレンケのパカル王の王妃と推定されている。 パレンケは訪問したことがあるが、ジャングルに覆われた遺跡。そこで見つかった、盗掘されていない墓から出土。マスクは破片をつなぎあわせて復元したという。 左 出土時は、水銀の辰砂によって真赤であったことから、赤の女王とよばれる。 |
上 "古代メキシコ"は地下3階だったが、地下2階では、館の所蔵作品を中心に"身体"という企画展が行われていた。"古代メキシコ"の料金で、ここも入場できるが、別のチケットが渡されている。よくある常設展のようなものだ。 "古代メキシコ"のついでのような扱いなのだが、どうしてどうして、かなり見ごたえがあった。 左 ピカソ「肘かけ椅子に座る裸婦」。 |
セザンヌ「宴の準備」。 |
中之島美術館で"モネ" |
中之島美術館へ移動。"モネ"は東京での展示を終え、大阪へ。ちょうど、関心の深い2つの展示期間が重なりラッキー。 |
こちらは当日券は券売機で買うのだが、列ができていて、10分ほど並んだ。 |
"モネ"は5階の展示場で。 撮影は原則禁止なのだが、ウォータールー橋を描いた3点と睡蓮など自宅の庭の数点だけ撮影可だった。 撮影禁止の中には、印象派になる以前のモネの作品もあり、初めて見た。 |
ロンドンのウォータールー橋。同じ構図の作品があと2つあり、比較できるようになっていた。 |
睡蓮がいくつか展示されていた。睡蓮だけで300点ほど描いている。 下 説明には「藤の習作」とある。黄色い藤があるのかとびっくり。初めてだが、実物を見てみたい。 |
館外に出たところにあった猫の像。現代アート作家のヤノベケンジの作で「シップス・キャット」。 |
世界一暇なラーメン屋 |
2つの美術館を見終えると、すでに14時近かった。 中之島美術館から歩道橋を渡ったところにダイビルがある。下のほうは昔の建物を利用して、その上に高層ビルがつくられている。 |
歩道橋を下りて、ビルの玄関へ。重厚な玄関だ。 |
中は現代的。2階の一番奥にめざすラーメン店がある。 |
2階に上がると長い列ができていて、30分ほど並んだ。 やっと順番が回ってきた。外から店内が見える。 |
ラーメンのメニュー名が独特だ。注文したのは「クロフネ リターン」。黒く濃い醤油味。 一見、量が少ないように見えるが、器の底が深いので、量は一般のラーメンと変わらないと思う。 |
スープが濃厚で黒いので、麺を引き上げると焼きそばみたいだ。 |
ビールはCOEDOというビール。数種類あるうち、漆黒という黒ビールにした。 埼玉県川越市のコエドブリュワリー製造だ。 |
中之島散策 |
中之島を東に歩き、大阪市役所へ。玄関前に大阪万博のマスコットがいた。はじめて実物を見た。 大阪万博は今のところ行きたいと思っていない。 |
市役所の東隣にある中之島図書館。ギリシャ神殿風の玄関だ。 |
内部もこれが現役の図書館かって感じでびっくり。でも、日祝日は休館で上には上れなかった。 |
図書館の東側にある大阪市中央公会堂。 |
内部を見学。上階から見た大ホール。 |
こども本の森 中之島。予約制のため、中には入れなかった。青リンゴがアクセントになっている。設計は安藤忠雄。 |
土佐堀川を渡り、京阪・淀屋橋駅から帰宅。 |
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