2   造幣局、大阪天満宮
造幣局
 スタートは京阪・京橋駅。西に向かい、桜宮橋を渡ったところに造幣局はある。

 下   造幣局。造幣局は、本局が大阪にあり、支局が広島とさいたまにある。(以前は東京にあった支局がさいたま市に移転。)

 昭和10年竣工の建物で、昭和の雰囲気がある建物。
 
 予約は前日まで可能だが、満員の時間帯が多く、前日で空いていたのは10時の見学が2名と9時が多数だった。10時のを予約した。

 手続のあと、MINT SHOPという売店の2階で待機。そのあとビデオ。

 6種類の硬貨や記念硬貨のほか、勲章や五輪のメダルをつくっていることや、紙幣は国立印刷局でつくるとかいった説明があった。
 
 ガイドツアー形式の見学開始。"通り抜け"で歩くのがここ。桜はまだまだ遠い感じ。
 
 旧正門。門は淀川のほうを向いている。明治初期は淀川の舟運が重要だったからだということ。
 
 工場見学の入口にあった、造幣局最初の刻印機。香港造幣局から輸入したという。
 
 最初のフロアは、金属板から硬貨の形をした丸いものをくりぬく工程。

 この前に、もとの金属を溶かして、そこから金属板をつくる工程があるが、それは広島でしているとのこと。
 
 この日、製造していたのは500円硬貨。硬貨のもとになる丸いものがでてきたところ。

 下   拡大すると、穴が空いているのがわかる。現在の500円硬貨は穴のある外側と、穴に入る内側を別々につくり、あとで組み合わせるとのこと。
 
 上のフロアに移動。ここでは刻印を行っている。
 
 刻印機にとりつけられている、ハンコに当たる部分。

 バイカラーとは、2つに色を使っているということ。500円硬貨は現在はバイカラーで、以前は1色だった。
 その上のフロアに移動。出来上がった硬貨を袋に入れる作業をしていた。

 オートメーション化がされていて、10年ほど前に職員の手作業はほぼなくなったという。ただし、硬貨やメダルのデザインだけは、職人技が必要で一人前になるのは30年かかるという話だった。

 
 
 最後は造幣博物館を自由に見学。

 陳列物の中では、秀吉のつくった大判などが興味深かった。

 近年は外国硬貨を受注していて、ニュージーランドやスリランカの記念硬貨やバングラデシュの通常の硬貨が目をひいた。
 
 体験コーナーがあり、その1つに、袋詰めされた硬貨を持つというのがあった。1円だけは持てたが、他のは重すぎて無理だった。
 国立公園100周年という記念硬貨の準備がすすめらていて、数年かけて32ある国立公園について、カラーの記念硬貨が発行されるという。

 写真は、最初に発行されるもので、慶良間諸島国立公園のウミガメ、西表石垣国立公園のイリオモテヤマネコ、やんばる国立公園のヤンバルクイナ。
 見学終了。左は造幣博物館、右が造幣局の本館、真中の少し見えているのが工場。

 見学には2時間かかり、このとき12時になっていた。
 
 造幣局を出た後、道路を渡った向かいにある桜宮公園へ。

 泉布観。もとは造幣局敷地内にあった応接施設。明治5年の明治天皇の大阪行幸のさい宿舎となり、明治天皇が命名とのこと。
 
 明治4年に造幣局の前身の造幣寮ができたときの玄関。

 昭和10年に現在の造幣局が完成し、古い建築は解体されたが、玄関はこちらに移設され、明治天皇記念館として利用された。現在は結婚式場に使われている。
大阪天満宮
 続いて、大阪天満宮に向かう。北側の入口から入った。
 
 拝殿の上から見て、向かって左に梅、右に橘が配されている。
 
 境内では梅が満開。
 花がまとまって咲いている品種の梅が多い。
 
 直径が5cmくらいある花も咲いていたが、梅としては最大だろうな。
 
 紅梅と白梅のしだれ梅。
 1本の木で、紅梅と白梅が咲いているのは珍しい。
 
 梅まつりをやっていた。参集殿では梅盆栽と刀剣の展示をしていたが、700円ということで、入らなかった。

 南側から退出。
天神橋筋商店街
 天満宮すぐそばの天神橋筋商店街へ。日本一長い商店街として有名。今回は5年ぶりの訪問。
 
 何やら行列が出来ていたので、のぞいてみると、揚げ物の店。
 アツアツのミンチカツをいただいた。
 
 つぎに一銭焼の店へ。
 
 一銭焼。

 お好み焼の簡易版って感じ。それでもキャベツと卵が入っていて、そこそこ分厚い。
 
 「大衆肉酒場 肉のエサカ」という店が目に入り、食べて行くことにした。
 店内は居酒屋の雰囲気だが、昼間は定食屋で肉のメニューを出していた。

 下   リブロースステーキ定食。

 油が飛び散らないように紙で鉄板を巻いて出された。ちょっと食べにくかったけど、テーブルの掃除がしやすいだろうし、紙をとらずに食べる。
 
 
 串カツも少し食べたくて、店をのぞいてみたが、昔ながらのドボンとつけて食べる店がなく、どこもソース容器をおいていた。"二度漬け"防止のためだろうが、これじゃ物足りなく、串カツはパス。

 アーケードを歩き切り、地下鉄・天神橋筋6丁目(たいてい「天六」と略す)駅から帰宅。



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