9   大阪五低山、堺の町家
御勝山と天保山
 茶臼山に行った際、「大阪五低山」と呼ばれる低い山があることを知った。

 天保山(4.5m)、聖天山(14m)、御勝山(14m)、帝塚山(20m)、茶臼山(26m)。

 また、堺に行った際、3ヶ所の町家は入れなかったが、3月3日にリニューアルオープンと知った。

 そこで、茶臼山以外の「大阪五低山」めぐりと堺の町家見学をあわせて行うことにした。

 スタートはJR桃谷駅。
 
 上   長いアーケードを抜け南に向かうと、御勝山があった。

 ここは古墳で、周囲に柵があり、上ることはできなかった。

 左   鶴橋駅へ向かう途中、「つるのはし跡」があった。鶴橋は、かつて存在した「つるのはし」が由来だ。
 
 鶴橋駅の高架下の近鉄改札。
 
 阪神線直通の尼崎行きに乗車。
 
 難波をすぎるとガラガラになり、西九条へ。

 難波〜西九条の阪神難波線は2009年の開業だが、乗ったのは初めてだ。尼崎〜西九条ははるか昔に乗っている。

 下   西九条駅。上が阪神、下がJRで交差する。
 
 
 JRゆめ咲線に乗車。かつては桜島線と呼ばれていて、前回乗ったのは、40年ほど前の桜島線時代。
 立ち客もあったが、ユニバーサルシティでほとんどの客が下車し、ガラガラになって桜島に到着。 
 
 USJの従業員用の出入口は桜島駅そばにある。 
 
 天保山渡船場へ。 
 船内。天保山側まで3分ほど。道路の代わりのため無料。

 下   天保山側で船を下りると、2分ほどで天保山頂上に到着。 三角点もしっかりある。
 
 
 
 つぎの移動のために地下鉄駅へ行こうとすると、天保山よりも高いところを通らねばならない。
帝塚山と聖天山
 つぎの移動のために地下鉄・大阪港駅へ。エレベータで地下に下りるのだと思っていたら、上階に運ばれてびっくり。この付近の中央線は高架区間だ。

 下   やってきた電車は「学研奈良登美ヶ丘」行きで、またびっくり。
 
 
 上   堺筋本町で堺筋線・天下茶屋行きに乗換え。

 左   京都河原町発の阪急車両だった。
 
 天下茶屋駅。南海と地下鉄堺筋線の接続駅。
 
 駅舎と道路をはさんであった中華料理店「九苑」に入店。
 店内。

 下   「オールスター」という定食にした。

 餃子、焼きそば、唐揚、炒飯、スープ。もりだくさんで1050円は安い。ただ、味は普通。
 
 
 駅に戻り、帝塚山へ向かう。

 南海ではホームの時刻表を撤去したようだ。

 写真の左下にQRコードがあり、それを読み込むことで時刻はわかったのだが、面倒くさいし、スマートフォンがない人は困るだろう。これも時代の流れか。
 各停に乗り、帝塚山で下車。(南海は、高野線は「各停」、南海線は「普通」としている。)

 都会の中の時代離れした駅だ。左に「きっぷうりば」の窓口があり、切符を手売りしている。(反対方向の乗場では券売機が設置されていた。)
 
 帝塚山。駅から2分ほどで到着、ここも古墳で、柵があって入れない。
 事前の調査不足で、回る順序を間違ってしまった。次に向かう聖天山だが、天下茶屋から近かったのだ。昼食後、まず聖天山に行き、それから帝塚山にすべきだった。事前に地図を見て、回り方を考えておくべきだった。

 電車に乗ってきたところを歩いて引きかえす感じになってしまった。

 途中、「天下茶屋跡」の碑があった。秀吉が住吉大社を参拝したときに、お供の千利休に茶をたてさせ、美味しかったことから、茶屋を「天下茶屋」としたと伝えられている。天下茶屋駅からはかなり離れている。
 
 下町の住宅街を歩いていき、正圓寺に到着。この寺が聖天山にある。
 寺だけれども鳥居や狛犬がある境内。ここが聖天山の頂上だ。
 
 本堂の前に「聖天山山頂」の木の標識があった。

 大阪五低山を訪問したが、かろうじて山といえたのは、茶臼山だけで、あとは何だかなぁって感じだった。
堺の町家
 東天下茶屋から阪堺電車に乗車。大和川を越えて、堺市に入ってすぐの高須神社で下車。
 
 先日やってきたときは準備中だった鉄炮鍛冶屋敷へ。3月3日、リニューアルで、初日にやってきた。
 鉄炮鍛冶屋敷に到着。
 
 3館共通券を買う。この日の13時30分がオープンだったので、通し番号は44と若い番号だ。
 
 座敷の写真はOKだが、展示されている資料類は撮影禁止。

 鉄炮の製造販売の記録やこの家は伊予の大洲藩とかかわりがあることを示すものなどがあった。
 
 鍛冶場の再現。
 
 鉄炮鍛冶屋敷の敷地から入れる清学院。

 最初は修験道の道場だったが、幕末には寺子屋になった。
 
 公開された町家以外の民家などでも、ひな人形を公開するイベントが行われていた。

 歩いていたら、民家のひな人形を見るようにすすめられて入ってみた。
 
 大正時代のひな人形。
 
 鉄砲鍛冶の屋敷跡だが、現在は刃物の製造販売を行っている店。
 
 店内。ここもひな人形の公開を行っていた。
 
 先日は入れなかった山口家住宅。
 
 広い土間と高い天井が特徴のかなり大きな家。何をしていた家かはわかっていないようだ。
 家の中に蔵を設置している。蔵は家の外にも設置されている。
 
 阪堺電車・綾の町より天王寺行きに乗車。

 JR天王寺駅より帰宅。



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