7   ミ ナ ミ
グリコの看板、夫婦善哉、自由軒
 スタートは地下鉄・なんば駅。北端の出口から出ると、2、3分で道頓堀に着く。

 ミナミの核心である道頓堀・難波エリアにやってきたのは、30年ぶりぐらいだ。また日本橋エリアは20年ぶりくらい。
 
 このエリアのすぐ北の心斎橋や南の新世界には、最近でも何度か来ていたが、道頓堀・難波・日本橋の界隈はホント久しぶり。
 道頓堀川。

 前回来たときは、川の両側に遊歩道はなく、川の両側が壁のようになっていたはずだ。だから、遊歩道を見てびっくりした。川もずいぶんきれいになっている。

 帰宅後、ネット検索してみると2004年から2014年にかけて作られ、リバーウォークというらしい。
 
 グリコの看板。

 昔の看板とは、デザインが少し違っているが、どう違うかは思い出せない。

 対岸の遊歩道から写真をとったが、昔は遊歩道はなかったので、戎橋の上からしか見られなかったはずだ。
 
 遊歩道を少し歩いた。遊覧船が運行されている。川がきれいになったから可能になったのだろう。
 
 道頓堀の少し南の法善寺。ここは40年ぶりくらい。
 
 苔むした地蔵。昔からこうだったのか思い出せない。
 
 法善寺の横のぜんざい店「夫婦善哉」。40年ほど前に入っているが、建物は建て替えられている。
 店内。近年、建て替えられた感じだ。
 壁にはサインが多数。左は坂田利夫さんのもの。右は不明。
 
 2つの椀で出されるが、1椀の量は普通の半分。夫婦で半分ずつ食べるということを表しているのだろう。この提供方法は昔と同じ。
 
 昼食は「自由軒」でカレー。
 
 店頭にはかなり古くから張ってあるお知らせがあった。

 「自由軒」と「せんば自由軒」は別で、「せんば自由軒」は破産したと。

 「せんば自由軒」は2010年に倒産している。 昔、関西空港の国内線の保安検査場の手前のフードコートに「せんば自由軒」が出店していて、食事したことがある。しかし間もなく撤退し、ほどなく倒産した。
 
 ネット検索してわかったのだが、「自由軒」からのれん分けして「せんば自由軒」ができている。だから、”関係がない”というのは資本関係のこと。
 
 店内。(ぼかしてある。)

 この店で食べるのは、30年か40年ぶりくらいだが、2度目ではある。
 
 名物カレー 並。

 カレーとご飯を絡めてある。ドライカレーとは違う。卵を混ぜ、ソースを少しかけていただいた。

 40年前にここで食べたものとはもちろん、関西空港の「せんば自由軒」で食べたものとも味は同じだ。
ワッハ上方、黒門市場
 なんばグランド花月。

 お笑いの殿堂のような劇場。30年ほど前にはすでにできていたが、劇場には入ってない。今回も建物を見るだけ。

 劇場は2階にあり、1階は飲食店などが入居。吉本興業の本社もここにある。
 
 グランド花月と通りをはさんで向かい合っている建物。

 奥の光っている部分には、吉本の若手芸人などが出演する劇場や土産物店が入っているが、7階に「ワッハ上方」も入っているとわかり、行ってみた。
 
 エレベータを下りるとすぐに、「大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)」がある。

 30年ほど前に開館して、いきたいと思いつつも、ミナミ自体に来ることがなかったので、今回初めてやってきた。
 
 無料なので、たいしたことないと思って入館したのだが、意外や意外、興味深くて1時間ほど滞在した。
 
 1968年放映の「てなもんや三度笠」最終回の台本。"カラー"とあり、まだ白黒の放送が多かった時代で、自分が見ていたのも白黒テレビだった。

 下   演芸用語や大阪弁の説明もあり面白かった。「〜さかい」は、自分もよく使うので、大阪弁というより、関西方言全体で使う言葉のように思うので、興味深く読めた。
 
 
 続いて、黒門市場へ。 ここも3、40年ぶり訪問。

 少し前に京都の錦市場に行って、昔は地元民向けの生鮮食料品市場だったのが、今は外国人向けにその場で食べられるものを提供する店が多いと思ったので、黒門市場も同様だと思っていたが、その通りだった。
 
 うに・いくら丼、6000円は高すぎないか。うなぎ丼、1600円は、器が小さい。このほか、かにも足が数本で1万円とは。

 小さく切ったステーキを4きれ、串に刺したものは、最低の800円でも高いと思ったは、和牛が1500円、神戸牛が3000円。
 
 黒門市場の北端まで行って、南端まで歩いた。
 
 魚のすり身などを揚げる天ぷらの店「萬彩」。

 下   この店は普通の値段で販売している店で。笹がきゴボウ、1枚を買った。120円。

 これを買う前、先客が英語で何個か買っていた。自分も外人と思われたようで、笹がきゴボウ、というと上手に読めたって言われた(笑)。
 
 
 揚げたてで美味しかった。この天ぷらは初めて見た。
 
 市場の南端にある和菓子店「浪速屋」。

 
 
 看板商品のそば餅3個入りを買う。437円。
 
 1個だけいただき、残りは持ち帰り。

 そば餅は、餅というより饅頭という感じ。
日本橋電気街、大阪球場跡、旧湊町駅、汐見橋駅
 日本橋電気街。ここは20年ぶりくらいだが、かつて、20〜40年前は、何度も行っていた。

 パソコンの本体やパーツ、ソフトを買うためだ。自分が買った最初のパソコンはNEC9800型でこのエリアで買った。その後、ウインドウズ時代に入っても、このエリアでの買物はよくしたが、2000年代に入ると、足が遠のいた。
 
 一番よく行った店はソフマップで、このエリアだけで10店舗くらいあり、1号店、2号店、、、と呼ばれていた。

 ソフマップのテーマソングは今でも口ずさむことができる。

 壁がオレンジ色の建物がソフマップ1号店だった建物で、今は不動産関係の会社になっていた。
 買物の多くはソフマップだったが、写真のように部品を扱う小さな店にも行った。

 「〇〇無線」という名前の店が多かった。アマ無線や自作ラジオの部品がメインの店だが、パソコンパーツや工具を買ったことがある。

 このような店は、ほんのわずか残るだけになっている。店があっても閉店、休業のところも多い。
 
 今はソフマップは、ビックカメラの傘下になり、このエリアでも、なんば店として1店舗あるだけだ。
 
 大阪球場の跡地。南海難波駅の南西側。

 1988年まで南海ホークスの公式試合が行われ、球場は1998年まで残った。

 南海ホークスは、1988年でなくなり、ダイエーホークスを経て、福岡ソフトバンクホークスになった。

 
 
 現在は、なんばパークスという複合施設になってにぎわっていた。
 
 かつてホームベースがあった位置には、ベースの跡を示す石がはめ込まれていた。

 少し離れてピッチャーマウンドの跡も示されていた。ただし、どちらも1階が駐車場なので、示されているのは2階。
 
 
 上   エレベータで9階に上がると、下りたところが南海ホークスメモリアルギャラリー。

 最初、エレベータを間違え、8階までしか行けずおかしいなって思った。ギャラリーの案内がほとんどないのが原因。エレベータを間違えなければ、簡単に行けるが。

 左   外に出たところ。外は屋上庭園のようになっている。
 
 JR難波駅へ向かう。南海難波駅から、もともと少し離れているのだが、道を間違えてしまい、大回りしてしまった。

 1994年までは「湊町」駅で、地上駅だった。ターミナル駅で多くの側線を有する大駅だった。

 「湊町」時代と「JR難波」になってからと各1回利用しているが、地上駅のとき。側線部分を含めて、駅ビルになり、地下化していてびっくりした。
 
 地下乗場。かつての「湊町」駅時代の面影はまったくない。
 
 さらに西に歩き、南海・汐見橋駅へ。

 40年以上前に利用したが、それ以来。駅舎はきれいに塗装しているが、建物自体は昔のままではないか。

 電車は30分に1本で、たいへんのどかな感じ。
 
 時代を感じさせるホーム。電車がやってくるまで時間がありそうだったので、電車は見ずに去った。

 この駅は交差点の西南の角にあるのだが、残りの3つの角には、阪神・桜川駅の地下への入口が設けられていた。
ラーメン「一蘭」、たこ焼「わなか」
 大阪日帰りの場合、夕食は帰宅してからとっているが、この日はグルメ集中エリアにやってきたので、夕食をとって帰ることにした。

 向かったのは、道頓堀川の遊歩道に面したラーメン店「一蘭」。

 待たずに入店できたが、退店時には、長い行列ができていた。
 
 コロナ禍のときと同じようなアクリル板で仕切られた席で食べる。

 目の前には、すだれがかかっていて、すだれを上げて注文票を受取り、麺が出される仕組み。

 衛生的ではあるが、物足らない感じがする。
 
 メニューは、博多細麺の1品のみ。とんこつ味だけ。麺の硬さやねぎ、にんにくなどは用紙に書いて注文する。

 帰宅後、ネット検索すると、福岡の中洲に本店があり、全国進出したようだが、大阪は店が多い。

 スープが美味しくてよかった。

 
 
 551の本店で何か食べようと向かった。途中、昼食をとった自由軒や天神橋筋商店街で天ぷらを食べた「まきの」の難波店の前を通った。

 551の本店がすごい行列で並ぶのをあきらめた。かわりに、551の通りを挟んで向かいにあるたこ焼店「わなか」で食べることにした。
 
 「おおいり」という4種取りまぜを注文。
 
 「おおいり」は。明太マヨ、ソースマヨ、かつおのせ、ねぎのせの4種が2個ずつ。

 中身は、とても熱く、ふわふわな感じ。

 下   地下鉄・なんば駅から帰宅。

 これまで千里中央行きだったのが、4日前から箕面萱野行きに代わったばかりで新鮮。
 



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