2024.8 関西圏鉄道完乗
近鉄・けいはんな線、大阪メトロ・今里筋線
 旧友たちとの食事会が大阪であった。そこで、あわせて、関西地区でまだ乗っていない鉄道に全部乗ってしまうことにした。

 スタートは近鉄・高の原駅。下車するのは20年ぶりくらい。

 高の原は駅の大半は奈良市だが、駅舎のすぐ北側は京都府木津川市で、付近の住宅地は、奈良市と木津川市にまたがっている。
 
 今回、乗車する未乗の路線は5路線あるが、その第1区間の起点になる学研奈良登美ヶ丘駅に向かうバスに乗車。
 
 学研奈良登美ヶ丘駅。

 ここから、この日、初めて乗車する鉄道のうち第1区間 近鉄・けいはんな線(うち生駒までの区間)の乗車。
 
 コスモスクエア行きに乗車。

 けいはんな線は、大阪メトロ中央線の延長区間のような感じで、ほとんどは中央線の終点のコスモスクエア行き。

 けいはんな線の生駒から先は乗っている。そのまま大阪メトロ中央線に入る。
 
 上   緑橋で乗換え。新たに乗車する区間の第2区間 大阪メトロ・今里筋線の乗車。大阪メトロの中では一番新しい路線で、今まで乗車機会がなかった。

 左   緑橋は中間駅なので、まず南側の起点になる今里へ。駅付近は商業地のようだ。
 
 今里から北側の終点の井高野へ向かう。

 今里筋線は、大阪メトロの路線の中で、唯一、大阪環状線の外側だけを走る路線で、唯一、御堂筋線との接続駅がない路線だ。
 
 すいているだろうと予想していた。まさにその通り。9時すぎで、まだラッシュの終わってすぐの時間帯だが、今里から井高野まで、ずっとガラガラ。

 車両は、長堀鶴見緑地線と同じ、やや小さめの車両。
 
 井高野駅の周辺は高層住宅が並ぶエリア。

 淀川の北側なので、今里筋線ができる以前は、バスで阪急の駅に出て、都心に向かう人が多かったと思う。かなり不便そうなので、井高野付近は今里筋線でかなり便利になったようだ。
 井高野からは、太子橋今市で谷町線に乗継ぎ、東梅田に向かう。

 先発は、清水行き。えっ、清水ってどこ、と思い、調べると太子橋今市の次の駅。谷町線への乗継ぎのために、設定されている電車だろう。

 太子橋今市で谷町線に乗換え、東梅田で下車。
阪神スナックパーク、キッテ大阪
 かつて阪神百貨店の地下食品売場の一角にあったスナックパークが一旦廃止され、その後、百貨店地下とは別の場所に復活したという話は聞いていたが、行く機会がなかった。

 復活したスナックパークで早い目の昼食をとることにした。

 阪神百貨店の地下売場とは、50mほど離れた、地下街の一角に復活していた。

 場所がわからず、まず百貨店の地下へ。2022年に改装されたようで、とてもきれいになっていた。以前は、大丸、阪急に比べて見劣りしてたが、地下を見る限り、同じようなレベルになっていた。
 
 まずは、はるか昔、阪神地下では必ず食べていた"いか焼き"の店を目指した。

 まだ10時30分なのだが、そこそこ客が集まっている。
 
 デラバン。

 卵入りのいか焼き。デラックス版ということで、デラバンというようだ。

 いかは細かく切ったものが入っている。ソースは内側にぬってある。
 
 もう1品、何か食べようとしたが、15店のどれもが食べてみたく困った。結局、中華そば。
 上・中華そば。

 昔ながらの醤油ラーメン。並との違いは、煮卵が入っていることと、焼豚が1枚多いことかな。
 この日は8月1日。大阪駅前では、7月31日に「キッテ大阪」という商業施設がオープン。

 左のビルが、JPタワーで、その下部の商業施設が「キッテ大阪」。右は大丸の入る大阪駅ビル。

 元々は大阪中央郵便局だったところ。土地の有効利用をはかったようだ。中央郵便局は、少し離れたところに移転。

 それにしても、「キッテ大阪」とは日本郵便らしいネーミング。
 
 大阪駅ビルから2階の渡り通路を通って、キッテに向かった。

 キッテのほか、同じJPタワーに入る大阪ステーションホテルも開業した。
 
 キッテはまだ開いておらず、入場する客の列ができていた。11時開店だった。

 商業施設の開店は10時が多いが、キッテは入居する店舗の半分ほどが飲食店らしく、11時なのだろう。

 中をのぞきたかったが、開店を待っていたのでは、この日のほかの行きたいところに行けなくなるので、入店しなかった。

 この記事を書くにあたって、他都市の中央郵便局はどうなのか調べてみた。東京、名古屋、広島、福岡で駅前の中央郵便局が商業施設に生まれ変わっているとのこと。知らなかった。そして、京都もまもなく計画が明らかになり、2029年ごろに建て替えられるようだ。ただ、神戸は中央郵便局が駅前にないので、建て替えられないようだ。
神戸地下鉄・海岸線、神戸電鉄・公園都市線
 2階通路から見たJR駅。JRに運休・遅延がでているという情報があったので、神戸へはJRではなく阪神で行くことにした。
 
 
 上   姫路行き「直通特急」に乗車。

 山陽電車と直通する「直通特急」は、案内が黄色のものと、赤のものがあり、神戸高速内の停車駅に違いがある。また山陽電車に直通しない「特急」と種別を分けているので、ややこしい。

 左   乗車したのは山陽電車車両だった。
 
 クロスシートであった。

 この日は、甲子園球場で、阪神巨人戦に先立ち、甲子園100周年記念行事があるという。そのためだか、阪神ユニフォームを着た客が乗っていて、甲子園で下車した。それにしても、こんなに早く甲子園に行って、何をするのだろうか。
 
 阪神三宮に到着後、第3区間 神戸地下鉄・海岸線の乗車。地下道を歩いて、海岸方向に向かい駅へ。時間の関係で、三宮では地上に上らなかった。
 
 海岸線は、三宮・花時計前から新長田。途中、和田岬などを通る。

 正確なことは不明だが、日本の地下鉄の中でもっとも赤字であると見たことがある。
 
 新長田到着後、地上に出て鉄人28号モニュメントへ。

 2009年に震災復興と地域活性化のシンボルとして作られたが、行く機会にめぐまれず、今回、はじめて見に行った。

 モニュメントに鉄人28号が選ばれたのは、作者の横山光輝が神戸出身だからのようだ。
 
 阪神大震災のさい、大火災のあった新長田駅の南側を少し歩いた。

 鉄人28号がいる広場や新長田駅前の広場などは、火災で焼けた下町の商店街だったところなんだろう。

 駅周辺は、再開発でできた新しいビルが並ぶが、活気はそれほど見られない。

 山陽電車西代駅へ歩く。山陽電車は、神戸高速の開業で三宮方面に乗り入れるようになったが、同時に西代・兵庫間が廃止され、西代が起点駅になった。でもターミナルではなく、対面式ホームの普通の駅。
 
 西代から阪急三宮行きで新開地へ。

 新開地から神戸電鉄、準急、三田行きに乗車。

 六甲山地を越えて鈴蘭台へ向かう区間は、急勾配で迫力があるが、そのあとは、準急も各駅停車になり、退屈になった。
 
 横山に到着、第4区間 神戸電鉄・公園都市線に乗車。ウッディタウン中央へ。

 北摂三田ニュータウンの足として建設されたが乗る機会がなく、長らく放置してきた。

 下   ウッディタウン中央駅とその付近。
 
 
 ウッディタウン中央からは三田行きに乗車。

 三田駅は神戸電鉄駅とJR駅が隣接。すぐにJR駅へ。

 写真はJR駅改札。JR区間快速(といっても宝塚までは各駅停車だが)で宝塚へ。
手塚治虫記念館、北大阪急行延伸区間
 JR宝塚駅と道路を挟んで阪急宝塚駅があり、阪急駅内を通り、宝塚大劇場の入口前も通って、手塚治虫記念館へ。

 開館30周年ということだが、初めての訪問。

 食事会が19時からなので、入館して1時間ほど滞在できると判断しての訪問。

 下   入館券。
 
 
 鉄腕アトムは、最初に原型が発表されたときは「アトム大使」という題名だった。
 
 年表には、作品の発表時期やTVで放映の時期の記載があって、発表と放映では10年ほどの差があることなど興味深かった。
 
 阪急宝塚駅から石橋阪大前で乗換え。石橋阪大前駅は、梅田方面から直通するためのホームがあるのだが、直通列車用のホームが工事中だった。直通列車が廃止されたこともあり、ホームも撤去されるのだろうか。

 箕面着。北急の箕面萱野延伸で、阪急の箕面駅の客も、北急に移った客の影響で減っただろうな。
 
 箕面から箕面萱野へバスで移動。

 箕面萱野駅付近は、郊外の商業地の雰囲気で、阪急箕面駅よりも活気がある印象。
 
 関西で一番最近にできた鉄道は北大阪急行の箕面萱野から北千里までの延伸区間。

 この日の第5区間 北大阪急行の延伸区間に乗車。
 
 箕面萱野から乗った電車はガラガラ。次の箕面船場阪大前でもすいたままだったが、千里中央で席がうまり、あとは混雑する一方。

 千里中央についた時点で、関西地区の鉄道は、新しい路線ができるまでの間、すべての路線に乗車した状態になった。
 
 食事会の会場に向かうため、西中島南方で下車。

 ドア上の表示を見ていて気づいたこと。箕面萱野〜なかもずは62分、箕面萱野〜西中島南方は21分で、北急&御堂筋線のうち、3分の1を乗ったわけで、結構乗っているんだなって。
餃子会
 旧友たちの会食のため、西中島南方から十三に向かって1kmほど歩いたところの「橋郷館」へ。
 
 店内。入店したときはすいていたが、やがて満席になった。

 落ち着いた感じの内装で、気軽に入店できる雰囲気。
 
 飲物は2時間の飲み放題にし、まずはビール。再会を祝して乾杯。

 下   この店のメインメニューは水餃子。いろいろな具の水餃子があり、"豚肉としいたけ"、"マーボーなす"、"あさり"など5種類ほどの水餃子をいただいた。

 1皿ずつ、運ばれてきたので、全部あわせて撮影はできなかった。具は違っていても、外観は変わりがないので、どの具の水餃子とも同じような感じ。、
 
 
 
 上   焼き餃子。複数の具の餃子が混じっている。具の違いはさほど感じなかった。

 左   細きりじゃやがいもの炒めもの。
 
 紹興酒。
 
 海鮮いろいろ。八宝菜のような感じ。
 
 エビとブロッコリー炒め。
 
 ふわふわ卵とトマト炒め。

 一品料理は、どれもあっさりした味付けだが、頼めば辛い味付けにできるようだ。
 
 紹興酒サワー。紹興酒を炭酸水で割ったもののようだ。
 
 にらパン。具は、にら餃子と同じようなものなのだが、具の量が多く、餃子より皮が分厚い。
 
 しゅうまい。具は普通のしゅうまいと同じ肉しゅうまい。

 下   蒸し餃子。3つのせいろには、別々の具に蒸し餃子が入っている。

 満腹になった餃子会。昔話や現況、将来の希望や不安など話題は尽きないが、時間切れで。再会を約束して、この日は終了。
 



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