2024.8 名古屋圏鉄道完乗
愛知環状鉄道、リニモ
 
 上   名古屋エリアの鉄道でまだ乗ったことがない路線を制覇するために出発。京都から「ひかり」で名古屋に向かう。

 ジパング割引では「のぞみ」は乗れず、本数の少ない「ひかり」を利用しなければならない。

 「ひかり」は2系統あり、1つは京都のあと名古屋まで停まらず、あと何駅か停車するタイプ。もう1つは名古屋まで各駅停車で、あと豊橋から新横浜まで停まらないタイプ。今回は、京都から名古屋まで停まらないタイプで、最も早い時刻の列車にした。

 左   入線してきた「ひかり」。
 
 側面の行先表示。

 名古屋まで停まらない「ひかり」は「のぞみ」と同じ約35分。これが各駅停車の「ひかり」だと約50分。米原で「のぞみ」の退避があるため。
 
 車両は東海道新幹線のほかの大部分の列車と同じくN700A。
 
 車内。座席は90%くらい埋まっていた。前日、切符を買った時には、2人席で隣席が空いている窓側をとったのだが、乗車時には隣席に客がいた。帰りも同様だった。
 名古屋到着後は、中央線、区間快速、瑞浪行きで高蔵寺へ。
 
 今まで乗ったことない路線の第1区間 愛知環状鉄道のうち高蔵寺〜新豊田

 車内。クロスシート。11時ごろだったが、結構、客が多かった。

 愛環のうち、新豊田〜岡崎は、40年以上前、まだ国鉄岡多線だった時代に乗車したので、今回は乗らない。

 岡多線は、その時も電化されていた。電化路線で廃止対象になり、第3セクター化された路線はほかにはないと思う。
 
 新豊田で下車し、すぐに逆方向行きに乗って、八草へ。
 
 第2区間 リニモ。正式な社名は愛知高速鉄道。

 リニモはリニアモーターカーで、無人自動運転されている。2005年の愛・地球博のアクセス用に登場した。
 車内。

 愛・地球博の会場は公園になっている。愛・地球博は行かなかったので、リニモも乗れていないわけだ。
名古屋地下鉄2路線、味噌かつ
 リニモ終点の藤が丘でリニモから名古屋地下鉄に乗換え、

 藤が丘から本山の東山線は乗車済。このあと、第3区間 名古屋地下鉄・名城線のうち大曽根〜新瑞橋の乗車。

 本山は大曽根と新瑞橋の中間にある駅なので、先に本山から大曽根まで行き、昼食後、大曽根から本山を経て新瑞橋を乗車する。

 名城線は、日本の地下鉄で唯一の環状路線。そして、環状路線では、通常は「内回り、外回り」というが、ここでは「左回り、右回り」としている。
 
 
 上   昼食のため、暑い中、少し歩く。大曽根付近は、ビジネス街のようだ。

 左   味噌かつの有名店「矢田かつ」へ。並ぶ人が多かったら嫌だなと思っていたら、2人待ちで、10分ほどですんだので、このあとの予定への影響はなかった。店をでたときは10人待ちだったので助かった。
 
 昔ながらの食堂という感じ。隣席が空いた瞬間に撮影。
 味噌かつといっても、定食が何種類かあったが、一番安かった「味噌とんかつランチ」にした。
 味噌ソースの味は、甘めの味で、予想通りだった。野菜もこのソースで食べたが、野菜にもあった。

 さらっとしたソースだったのが意外だった。水分をかつが吸ってしまい、揚げたてのパリパリ感が失われているような気もするが、どこの店でも同じなのかな。
 
 大曽根駅に戻ると、高架鉄道のような駅と高架で細長い建築物があった。

 近くに行くと、「ゆとりーとライン」というバスの乗場だった。専用のバス道路を通る市バスで、バスではあるが鉄道のような定時走行ができるようになっているようだ。時間がないので、ホームには上らなかった。
 
 大曽根から、今度は右回り(普通なら外回りという回り方)に乗って新瑞橋に向かう。

 途中の本山から新瑞橋が新規区間。
 新瑞橋で桜通線に乗換え、徳重行きに乗車。新瑞橋から野並までは乗車済だが、その先が新規の第4区間 名古屋地下鉄・桜通線のうち野並〜徳重
 
 徳重は、郊外の住宅地へ向かうターミナルという感じで、バスターミナルが設置されていた。
あおなみ線、リニア・鉄道館
 徳重から名古屋まで桜通線を延々と乗車。かなり退屈で眠ってしまい、名古屋で大半の客が下車する気配で気づいた。

 名古屋からは、第5区間 あおなみ線に乗車。正式社名は名古屋臨海高速鉄道。

 以前はJR東海の貨物線だったが、2004年に路線をJR東海から譲渡され、開業した。

 現在でも貨物列車が運行されているのが特徴。
 
 名古屋駅の一角にあるホームに上ると、名古屋着の電車が到着したところだった。

 下   終点の金城ふ頭駅のホームからは港と工場がよく見える。

 これで、名古屋周辺の鉄道も完全制覇。
 
 
 金城ふ頭駅に隣接する「リニア・鉄道館」へ。JR東海の博物館だ。

 到着したのは16時前で、閉館前30分を過ぎていて、入館できなかったら嫌だなと思っていたが、17時まで入館でき、閉館は17時30分とわかった。
 
 C62蒸気機関車。「つばめ」のヘッドマークをつけている。「つばめ」というと九州の列車のイメージがあるが、もともとは東京〜大阪の列車。その後、電車化され、新幹線開業で運転区間も西に移動し、結局、九州の列車になった。
 
 
 上   東海道・山陽新幹線100系と0系。懐かしい車両だ。

 左   リニア試作車の車内。片側2席ははずしてあるのだが、意外と普通の車内。
 
 国鉄と言えば、これ、という感じでさんざん乗車した113系だが、JR時代になって博物館入り。
 
 かつて国鉄時代に、夜行急行を宿代わりにした国内旅行を頻繁にしたが、そのときに世話になった旧型客車も懐かしい。

 下   2階から見た展示室。1時間滞在して楽しめた。JR西日本の京都鉄道博物館には及ばない。先日、JR東日本の大宮の鉄道博物館は時間の関係で行けなかったが、いずれいきたい。
 
味噌煮込みうどん食べて帰宅
 あおなみ線で名古屋に戻ると、18時前。予約している「ひかり」まで1時間少々あるので、夕食をとってから帰宅する。

 向かったのは、味噌煮込みうどんの有名店「山本屋本店」。
 
 店内。注文はタッチパネルで行う・
 
 うどんが出来上がるまでの間、うどんについてくる漬物でビールを飲む。
 
 天ぷらとかしわ入りの味噌煮込みうどん。

 うどんが、煮込みとは思えないほど固い。これが名古屋風だと言われるかもしれないが、自分の口にはあわない。値段も高いので、また食べたいといほどのものじゃかった。昼に食べた味噌かつは、また食べてもいいけど、それよりほかの名古屋名物を食べたい。
 
 
 上   「ひかり521」に乗車。名古屋から京都まで停まらず、京都から各駅停車になるタイプの「ひかり」の中では最終便で、この列車を選んだ。このあとの「ひかり」は、すべて名古屋から各駅停車になるタイプ。

 左   入線した乗車列車。
 
 側面の行先表示。

 京都で下車し、帰宅。
 
 
 上   利用した切符。

 初のジパング割引で、本人に限る、会員証要携帯、のぞみ不可、8月10日まで有効でも8月10日は利用不可など、ジパングならではの注意書きが目新しい。

 左   名古屋エリアの未乗路線を制覇し、最近制覇した関東、関西の未乗路線と合わせ、残りの未乗路線は地図のようになった。



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