2024.12  京都 大根だき
千本釈迦堂 大根だき
 2023年、初めて行った千本釈迦堂(正式名は大報恩寺)の"大根だき"(だいこだき)。また行ってみたくなり、出発。

 毎年12月7、8日の2日間と決まっていて、8日出かけた。

 スタートは地下鉄・今出川駅。
 
 今出川通を西に向かう市バス203系統に乗車。
 
 京都市バスは、12月1日から、1000円札などを入れるとつり銭がでてくる運賃箱が導入された。両替してから、必要な額を投入する方式よりも素早く対応できるからだろう。

 一方、限られている予算なので、タッチ決済は導入できてない。たぶん、つり銭式の運賃箱にするか、タッチ決済は迷った末の決定だろう。
 
 10分ほど乗り、「上七軒」バス停で下車。
 千本釈迦堂の入口に到着。

 左の列は、大根炊きの列。でも、自分は、大根炊きの券を買うためにいったん寺の中心まで行かねばならない。

 
 
 本堂の前にあるブースで券を購入。
 
 大根だき券。
 ふたたび、寺の外へ戻り、列の最後尾に並ぶ。

 列に並ぶこと約1時間。

 2024年は、たまたま12月7、8日は、土日に当たり、特に客が多く、列も長いようだ。
 
 並びながら本堂を見る。本堂は1227年の建築で、京都に残る建造物の中で最古。国宝である。
 
 ようやく授与処に到着。券と大根だきを交換する。
 
 大鍋からお椀に大根を入れているところ。
 
 空いている席を探して、大根だきをいただく。大きな大根3切れと揚げ1枚が入っている。
 境内では紅葉もところどころで見られる。右のテントは、大根だきをいただくための縁台が置かれているところ。
北野天満宮
 千本釈迦堂を出て、西へ10分ほど歩くと、北野天満宮の東門がある。東門から入ると、本殿はすぐ。

 菅原道真を祀る本殿は豊臣秀頼の建造で国宝になっている。ここで、参拝をしたあと、もみじ苑に向かった。
 
 もみじ苑の公開は、行った日の8日が最終のはずであったが、15日まで延長されていた。

 下   もみじ苑の入場券には茶菓券がついていて、まずお菓子をいただく。
 
 お菓子は「大茶湯」。一見、どら焼き風だが、白あんで、白みそや山椒が入っていて、辛みも少しあるお菓子だ。

 大茶湯とは、秀吉が北野天満宮で行った大規模な茶会のこと。

 このお菓子は「老松」という和菓子屋のものだが、もみじ苑の期間に茶菓として配られるほか、販売もされている。でも、その他の期間には、店でも売ってない幻のお菓子だ。
 
 12月に入っているのに紅葉は真っ盛り。

 この道は、神社の本殿などから坂を上がったところにあり、反対側は崖のようになっている。
 
 もみじ苑から本殿を見る。
 
 西側の低いほうへ下りる。右が西側。

 写真では見づらいが左の東側は崖。
 
 もみじ苑の高くなっている部分は御土居の一部。

 御土居は秀吉が建造した京を取り囲む土の壁。

 図の茶色の部分が御土居のあったところで、現存している部分が●のついている9か所。9か所のうちで、最もきれいな形で残っているのが、北野天満宮のもみじ苑だ。
ポルトガル菓子"カステラ・ド・パウロ"とあわ餅"澤屋"
 北野天満宮を正面の鳥居から出る。

 天満宮のすぐ東側にある土蔵を利用したポルトガル菓子店「カステラ・ド・パウロ」へ。
 
 玄関を拡大。

 下   店内のショーケース。今回は、お持ち帰りにした。
 
 
(お持ち帰りで、帰宅後いただいた)

 ナタ。簡単に言えばエッグタルト。どろっとしたクリームが入っている。
 
(お持ち帰りで、帰宅後いただいた)

 ベイラリトラル地方(コインブラなどポルトガル中部)のパォンデロー。

 外はカステラのように焼けているが、中は焼けていない半熟状態。
 
 続いて、今出川通りの南側の「北野天満宮前」バス停近くの「澤屋」へ。ここは、あわ餅の名店。
 
 昔ながらの和菓子店らしい雰囲気。
 
 5個入りのあわ餅。

 お米の餅に比べて、ふんわリ感がある。

 こしあん3個、きなこ2個で、きなこのほうがやわらかい感じ。

 特にきなこが美味しく思うのだが、きなこを3個、こしあんを2個にしてもらっていた客もいて、今度試してみようかなと思った。
京芸と”第一旭”
 「北野天満宮前」バス停から51系統に乗車。

 烏丸御池で下車し、地下鉄に乗換て、京都駅へ。
 
 京都駅から歩いて京芸(京都市立芸術大学)へ。

 1週間前に訪問したときには、展示の入れ替え期間にあたり、見学できなかった芸術資料館で一般向け展示を見る。
 
 須田国太郎。何度か絵画を見たことがあるが、京都出身で、京都市芸大(在職時は美大)教授だったことは知らなかった。

 京芸の沿革などについての展示が行われていた。
 
 イタリア人作家による映像作品も上映されていたが、よく理解できず途中で退出。
 
 右は京芸。道路をはさんで、2軒あるラーメン屋のうち、1店は1週間前に行ったので、今回はもう1店の「第一旭」へ。1週間前と同じく、「第一旭」のほうが少し列が長かった。30分ほど並んだ。
 
 第一旭。
 
 店内。

 下   ラーメン(並)と餃子。

 スープは普通の醤油味に近いことと、焼豚が多く入っていることで、並んでいる2店の中では、第一旭のほうがいいかな。でも、2店の差は小さい。

 京都駅から帰宅。
 



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