2025.2   京 都
京都国立近代美術館「黒田辰秋展」
 スタートは地下鉄・東山駅。午前中は京都国立近代美術館と京セラ美術館。k
 
 最初に、国立近代美術館へ。

 下   「生誕120年 人間国宝 黒田辰秋」。

 木工、漆芸作家で、人間国宝。

 黒田辰秋展は、撮影禁止。
 
 
 館所蔵のコレクション展は、多くが撮影可。

 竹久夢二は、生誕140年、没後90年で、多く展示されていた。竹久夢二というと美人画が多いが、美人画以外もいろいろあるんだなって思った。
 黒田辰秋に関係のあった作家の木工もあった。こちらは、黒田に大きな影響を与えたという河井寛次郎の陶芸作品。
京セラ美術館「蜷川実花展」
 
 上   京セラ美術館へ。

 左   いろいろな展示がある中、この日は「蜷川実花展」へ。写真家、映画監督ということだが、展示を見たあとは、その枠にとどまらない総合芸術という感じの展示であった。

 下   映像による展示。

 花、木、魚、蝶などに写真を映像にしてまとめていて、とてもきれいだ。
 
 実物による展示。花が咲き乱れた空間で、色がさまざまに変化する。
 
 プロジェクションマッピングによる展示。四方と天井の映像を体験。

 全部で10ほどの展示があり、没入して体験する展示であった。
 地下鉄駅に戻る途中、京菓子店「平安殿」に立寄り。
 
 冬季限定という「雪餅」を買った。
 
 帰宅後、いただいた。

 外側は、雪をイメージした、つくね芋の白きんとん。次に、栗きんとん。真中に、柔らかい餅。
"とり安"休みで"梅しん"
 地下鉄東西線で東山から烏丸御池へ。
 2ヶ月ほど前に、臨時休業のため入店できなかった「とり安」へ。

 入口にゴミ箱が置いてある。嫌な予感。

 
 
 予感的中。今回も休業。
 
 次に向かうのが京都文化博物館なので、その方面に歩き、よさそうな店があれば入店することにしよう。

 結局、文化博物館のすぐ北まで歩き、からあげが名物という「梅しん」に入店。
 
 落ち着いた感じの店内。

 下   からあげ定食(並)を注文。それに、単品で、牛すじコロッケも。

 結構な分量があった。「とり安」では、からあげ丼を食べるつもりだったので、食べ物としては似たものをいただいた。
"ロバのパン"と京都文化博物館での失敗
 店を出ると、すぐに京都文化博物館の北側。
 
 その時、目の前を、「ロバのパン」の販売車が通りすぎていった。この車を見かけるのは運まかせなので、追いかけた。
 
 100mほど追いかけて、次の交差点で追いついて、売ってもらうことができた。

 下   昭和30年代、ロバで売っていたころの写真。

 京都が発祥だったが、今は岐阜に残るだけ。この車も岐阜ナンバーだった。
 
 販売しているのは、蒸しパンを十種類ほど。

 下   買ったパンは、翌日の朝食にいただいた。

 左はブルーベリー、右はミックスフルーツ。
 
 
 ロバのパンを買ったあと、文化博物館に入館し、チケットを買おうとしたとき、重大なミスに気付いた。

 この日は、2月14日。見学するつもりだった「カナレットとヴェネツィアの輝き」は2月15日からだった。がっくし。

 展覧会スタートの日を1日間違えて覚えていたのだ。また来ることにしよう。
杉本家住宅
 昔ながらの八百屋があった。「竹田のくわい」など京野菜を売っている。
 
 かぶら、丸大根、えび芋も売っている。
 
 数日前に、別の支店で、関東風の桜餅を買ったばかりの「鼓月」。また何か買おうかと思ったが、雪餅やロバのパンを買ったので、やめておいた。
 
 四条烏丸の南西にある「杉本家住宅」。現存する京町家の中では最大級のもので重要文化財。

 江戸時代の建物は、蛤御門の変のさい焼けて、明治3年に建築されたもの。
 
 入口を入ると、すぐに座敷があるが、ここが店舗であった。杉本家は、呉服問屋をつい最近までやっていたという。

 ガイドの案内つきで30分かけて見学。
 
 ひな人形。
 
 座敷庭。奥に白い蔵が見える。蔵は3つあるが、蛤御門の変のさいも蔵は燃えなかったとのこと。
 
 仏間。今は使われていないが、巨大な仏壇があった。

 ここの地下には地下室があり、火災のときには、仏壇を解体して入れるようにしてあったという。また大福帳(売上の帳簿)も入れるようにしていたという。
 格子の間。外の道路に面していて、格子があり、格子の隙間は、道路側の幅が狭く、内側の幅が広くなっている。お坊さんが仏間に行く前に休む場として使われた。
 
 上   昭和初めに作られた洋間。ピアノがあるが、9代当主はフランス文学者の杉本秀太郎(故人)で、師である桑原武夫から譲られたもの。

 左   おくどさん(かまど)。
 
 甘酒とお茶のサービスがあった。

 地下鉄・四条に向かい、帰宅。



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