2025.2   名 古 屋
名古屋へ
 発作的に名古屋へ行こうと、朝起きてから決め、下調べせず自宅を出発。

 京都発9時8分の名古屋までノンストップの「ひかり」に乗車するつもりだが、切符を買わねばならないので早めに出発。

 京都駅の切符売場がすいていて、8時33分発の「ひかり」に乗れそうなので、そちらを買った。ジパングの手帳に9時8分と書いて渡したので、訂正とサインを求められた。
 
 京都発9時8分の「ひかり」は、その日で最初の名古屋までノンストップの「ひかり」だが、8時33分発の「ひかり」は名古屋まで各駅停車。

 名古屋までノンストップだと34分だが、この列車は52分かかる。
 
 
 上   近江八幡市あたりから一面、雪になったが、降ってはいない。

 左   米原停車。米原では「のぞみ」が2本、追い抜いた。岐阜羽島でも1本、抜かされる。
 この「ひかり」は、名古屋を出ると、豊橋や浜松や静岡に止まらす、小田原までノンストップだと知った。帰宅後、時刻表を見ると、この1本だけという珍しい停車パターンだった。
 米原には2分延着、出発は4分遅れだったが、岐阜羽島で2分遅れになり、名古屋には、9時25分。定刻着。
 
 名古屋に着くまでに、この日のコースを考え、まず熱田神宮に行きことにした。

 久しぶりに名鉄に乗ろうと名鉄の駅へ。前回乗ったときはまだ「新名古屋」と呼ばれていた。
 
 上   出発案内。豊橋方面と知多方面が別だが、合わせてみると2分間隔というのがすごい。

 種別は、ミュースカイ、快特、特、急、準、普とあり、両数は、2、4、6、8と変化にとむ。(種別はほかに快急もあるようだ。)

 左   対面ホームで、中間に特別列車用のホームがあるが、基本は通過型のホームなので、各種の列車を高頻度でうまくさばいている。

 9時41分発の河和行き特急に乗車。
 
車内は、転換クロスシートで快適。

 6両だが、2両は特別車で座席指定。ミューチケット(特別料金)が必要。
 数分で神宮前に到着し、下車。
 
 神宮前駅を出て、熱田神宮へ向かう。
熱田神宮
 東入口から入り、一の鳥居をくぐる。

 参道の途中に宝物殿があったのだが、閉館中だった。
 参道に沿って、熱田神宮の歴史を23枚のパネルで紹介していた。長い歴史を比較的やさしく説明していて、しっかり読んだ。

 古い歴史があるが、信長、秀吉、家康が保護したことで地位が確保されたようだ。
 拝殿で参拝。この奥に本殿などの社殿がある。
 
 「こころの小径」という、本殿の横、裏を通る散策コースがったので、歩いてみた。このコース内は撮影禁止だった。
 
 草薙館。

 熱田神宮のご神体は「草薙神剣」であることから、多くの刀剣が奉納されている。そうした刀剣類を展示する施設で、2021年に開館したばかりの新しい施設。

 刀剣は興味があまりなくパスした。
 
 売店で「宮まんじゅう」を1個買って食べてみた。こしあんの入ったまんじゅう。
 
 熱田名物で「きよめ餅」があり、さくらバージョンを売っていたので1箱買った。

 下   帰宅後いただいた。桜色の大福餅で、あんは白あんの中に桜の葉っぱを刻んで混ぜたものだった。
 
 
 熱田神宮を西口から退出し、地下鉄・熱田神宮西へ。
"備長"で"ひつまぶし"
 名古屋城駅で下車。

 駅の出入口が城門風になっている。
 
 交差点の斜め向かいに名古屋市役所がある。時計塔の上部が天守閣風になっている。
 
 名古屋城の南側を西に歩き、正門へ向かう。

 正門の手前に、金シャチ横丁という飲食店ゾーンがある。入城の前に昼食。
 
 「備長ひつまぶし」に入店。
 店内。入店時にはすいていたが、退店時には入口に行列ができていた。

 下   壁にはひつまぶしの食べ方が書いてある。

 1膳目、そのまま。2膳目、薬味をのせて。3膳目、お茶づけ。
 「上ひつまぶし」を注文。
 
 ひつまぶしは、うなぎ丼に似ているが、違うのは鰻が細く切ってあること。
 
 3膳目のお茶づけ。お茶づけといっても。お茶じゃなく出汁をかけていただく。
名古屋城
 
 上   左はチケット売場、右は正門。

 左   入ってすぐの城宝館では相応寺の展示を見学。

 相応寺は、家康の側室でm家康の九男、初代尾張藩主の母、お亀の方(相応院)を供養するため建てられた寺。
 
 一番興味深かったのは、相応寺が九重部屋の宿舎になっていて、千代の富士が横綱になったときに使者がやってきたときの写真。
 
 本丸御殿の玄関。見学者入口は、もう少し先。

 当初は藩主義直の住居と政庁として作られたが、のちに住居と政庁は二の丸に移り、ここは将軍がやってきたときの住まいとして利用された。

 1945年の空襲で焼け落ちたものを2018年に再建したもの。障壁画は、後で行く乃木小屋に退避させていて無事だった。
 
 玄関から入ったところの間。来客者が通される間。この部屋も「玄関」と呼ばれる。
 
 上洛殿。

 将軍が謁見をおこなったとき、将軍が座ったところ。この右側の間が一段低くなっていて、謁見者が座る。
 
 上洛殿は豪華な装飾が施されている。
 
 
 上   本丸御殿の見学者入口付近から見た天守閣。

 1945年に空襲で焼け落ちたが、のちに再建された。しかし、耐震化されていないので、現在は見学できない。

 左   裏側から見た天守閣。
 
 金のシャチほこ。
 乃木倉庫。

 明治になって、名古屋城は陸軍の司令部になった。ここは弾薬庫としてつくられた。空襲時にはここに障壁画を退避させていた。
 
 二の丸庭園。

 城には13時から15時まで2時間ほど滞在した。
東山動植物園
 地下鉄・名古屋城から本山乗換で東山公園で下車。動物園がある駅らしい壁画。
 
 駅から2分ほどで東山動植物園到着。

 このとき15時40分。閉園は16時50分だが、16時30分になると園内の建物から退去のようだ。
 
 レッサーパンダ舎まで10分ほど歩いた。40分ほどレッサーパンダを観察。
 
 かなりすばしっこく撮影が難しかった。40分ほどレッサーパンダを見て、閉園。他の動物や植物園を見る時間はなかった。
"山ちゃん"で手羽先
 地下鉄で東山公園から名古屋へ。

 名古屋駅では、地下鉄のエスカレータで2人並んで乗るのが定着ということを報道で知っていたが、本当にそうなんだって、実際に見た。

 歩く人がいたら、"歩かないでください"と自動音声で言われるそうだが、歩く人がいないので、それは不明。
 
 夕食は、手羽先で有名な"山ちゃん"でとるつもりだった。

 スマートフォンの地図で"山ちゃん"を検索すると。直近の店は名古屋駅の地下にあったので、行ってみた。でも、お持ち帰り専用店だった。

 次に近そうな、名駅3丁目店へ。5分ほど歩いて到着。
 
 
 上   店内。

 入店は17時15分ごろ。開店が17時だったようで、すいていた。でも、次第に混んできて、18時40分ごろ退店したのだが、そのときには外で待っている人があった。

 左   飲物は冷酒「大名古屋」。醸造元は、半田市の「中埜(なかの)酒造」。
 
 席で、大瓶からここに注いでくれた。
 
 手羽先1人前(5本)。

 塩こしょうがかなり効いた辛い味。最初は辛すぎだと思ったが、慣れてくると美味しく感じる。ただ、思っていたよりも小さい感じ。
 
 みそ串かつ。

 串の中は豚肉だけど量が少な目。みそ味というのが名古屋ならでは。
 
 黒手羽先。

 真っ黒じゃなく、普通の手羽先より色が濃いかなって程度。ソース味なので、普通の手羽先と違う味付けでよかった。身の量も、先に食べた普通の手羽先より多い。
 
 きしめんタリアーナ。本来は"イタリアーナ"なんだろうけど、イタリア語は後にアクセントがあることが多いので、"イ"は聞こえにくく、"イ"をとったのだろう。

 メニューの"復刻メニュー"ページにある。きしめんで作ったペペロンチーノだ。

 唐辛子とにんにくが多いほか、ウィンナーと大葉が入っている。きしめんじゃなくパスタだったら、和風パスタで通用するだろう。
 
 18時40分に退店。19時3分発の「ひかり」に乗るので、駅へ急いだ。

 名古屋駅ビル。
 
 
 上   10分ほどでホームにたどり着き、間に合った。19時3分発の「ひかり」は、京都までノンストップ、京都から各駅停車の岡山行き。

 左   入線してきた「ひかり」。
 
 行先表示。
 
 最近はN700Sが増え、1世代前のN700Aは減ったのだが、乗車したのはN700Aだった。

 ひじ掛けやリクライニングの仕組みなどでわかった。とはいえ、快適に35分乗車し、京都19時37分着。



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