2025.2   大 阪
中之島美術館"歌川国芳展"
 
 上   スタートは京阪・中之島駅。

 左   なにわ筋線の中之島駅の工事の影響で歩道も複雑になっている。なにわ筋線ができれば、閑散とした京阪・中之島線も変わるかもしれない。
 
 まず中之島美術館へ。
 
 歌川国芳展の最終日だ。3週間前、中之島散策をした際、見学を考えたが、北浜の散策の予定などの関係でとりやめていた。いよいよ最終日になり、この日に見学。

 混雑するだろうと思い、10時の開館と同時に入館したが、すでに30分待ちになっていた。
 
 長く待って、ようやく入場。

 下   撮影可の作品は4点あった。

  「相馬の古内裏」。骸骨の描かれた浮世絵は珍しい。

 妖怪などおどろおどろした怖い絵もいろいろ描いている。

 
 
 
 忠臣蔵夜討。赤穂浪士が吉良邸に入るのを描いている。

 下左   「流行猫の変化」。猫や魚を描いたものも多い。彼は猫好きだったという解説もあった。

 下右   男の顔が、よく見ると裸の男を組合わせて描かれている。

 浮世絵とはいっても、面白さを追求した絵が多いようだ。
 
 
 
 
 彼の特徴だという武者絵も多数あったが、撮影可のものはなかった。

 1時間ほど見て退出すると、ものすごい行列になっていた。待ち時間
1時間と言っている。
道修町と高麗橋
 3週間前に北浜散策をしたが、そのさい、行けなったところを回る、

 中之島美術館を出ると粉雪が舞っていた。このあと昼食で入店したうどん屋まで雪の中。

 御堂筋と道修町の交差点にある大阪ガスビル。

 1933年の建築で、登録有形文化財。現在も大阪ガス本社だが、2027年に改築予定。
 
 道修町には、大小の製薬会社が集まっている。

 ここは、北垣薬品。小さな会社の場合、昔風の建物である会社が何軒かあった。
 
 塩野義製薬。1階に展示室があるのだが、休日のため入れない。

 この向かいには、三菱田辺製薬があった。こちらも展示室があるが、予約が必要なようだ。

 少し離れて、住友フィーマ、小野薬品もあり、短い区間に有力な製薬会社が集中。日を改めて、製薬会社の展示室めぐりをしてみたい。
 
 高麗橋。東海道を山科で分岐して大坂に至るルートの終着点が高麗橋。

 江戸の日本橋、京の三条大橋に相当する重要な橋だった。現在の橋は昭和4年の鉄筋コンクリート製。
 西から東へ橋を渡り、東詰から撮影。

 東側に渡り終えるまでに阪神高速への入口が橋の途中につくられていた。
 
 東詰にある「里程元標跡」の碑。

 高麗橋が東海道分岐ルートの終点だった関係で、高麗橋が各地への道路の距離を測定する起点になった。

 
 大坂銀座跡。銀貨を鋳造していた。今はビルになっている。
 
 「つるまる饂飩」で昼食。高麗橋通りと松屋町筋の交差点にある店。
 
 店内。立食の店だったが、あとで同じチェーンの店の前を通るとイスがある店だった。
 
 カレーうどん。やや辛口で自分好みの味だ。
太閤下水と安治川トンネル
 
 松屋町筋を南下すると、「マイドームおおさか」という施設の前に「西町奉行所跡」の碑があった。

 松屋町筋は大阪の中でも東の方だという印象が強く、西町というのが意外。江戸時代では松屋町でも大阪の西の方だったのか。

 東町奉行所は大阪城のすぐ西側にあったようだ。
 「マイドームおおさか」って何だろうって思って、中に入ってみた。貸展示場や貸会議室の集まった施設だった。

 行ったときは、「アイドルマスタ―」シリーズ 全国プロデューサー検定がおこなわれていた。初めて知った。主催は、バンダイナムコ。
 
 太閤下水。

 江戸時代の下水設備。のぞき窓から、水が流れているのが見える。

 計画は豊臣時代のものなので、太閤という名がついているようだ。江戸時代の下水は大阪にしか見られないという。
 
 地下を流れる水は、のぞき窓からも見えるのだが、予約で地下の見学もできるようだ。
 
 地下鉄・中央線で、谷町四丁目から九条まで移動する。

 万博に先立ち、中央線は万博会場の夢洲(ゆめしま)まで延長された。

 以前は、コスモスクエア行きだったのが夢洲行きに変わった。今回は時間の関係で夢洲まで乗車しない。
 九条で下車。夢洲行きの表示がめあたらしい。

 中央線は九条の手前から高架になっている。
 九条駅で下車後、安治川トンネルまで10分ほど。

 安治川をくぐるトンネルは1944(昭和19)年に、それまでの渡船に替えてつくられた。

 建物の左下部分に徒歩と自転車用のエレベータと階段がある。

 右下部分には、自動車用のエレベータがあり、1977年まで使われたが、自動車用の橋ができて、使われなくなった。
 トンネル内。関門トンネルの人道トンネルに似ているが、ずっと幅が狭く、長さは200mほど。
 
 北側の出入口。建物左下は、今は使われていない自動車用エレベータ。右下が徒歩、自転車用のエレベータ。

 下   5分ほど歩いてJR西九条へ。福島まで環状線に乗車。
 
花くじらで”おでん”オフ会
 福島駅から南に行ったおでん屋「花くじら」で、ネット仲間のkimcafeさんと合流し、オフ会。

 16時開店なのだが、15時30分くらいから並び、最初の入場組に入れた。これを逃すと、滞在期限が90分なので、1時間くらいはさらに待たねばならなっただろう。
 
 並んでいた30分と入店してからの90分、あわせて2時間、途切れることなくおしゃべりし続けた。

 主に旅話で、旅のエピソードや旅の印象などお話ししていた。お互い、国内旅行にも関心を深めているので、今まであまり話してこなかった国内の話題も多かった。
 
 飲物は熱燗酒。変わった金属製の容器とカップで出された。銘柄は、京都市伏見区の宝酒造の「松竹梅」。
 
 大根、UFO。

 UFOは、豆腐に魚のすり身を混ぜて揚げたもの。
 
 すじ(1人前2本)、餅きんちゃく、はんぺん。
 
 糸こんにやく、ごぼてん。
 
 生麩、しゅうまい、えのき。
 
 チーズロールキャベツ、つくね。
 
 はりはり巻(冬限定)、ひらてん。

 はりはり巻は、水菜を束ねて、くじらの皮で巻いたもの。くじら関係が高くて手が出にくかったが、唯一、これでいただいた。
 
 ゆば。

 ほかの品は大皿に2人分まとめて出されたが、ゆばだけは小鉢でだされた。

 下   大鍋で調理中。
 
 90分の滞在時間を終え、kimcafeさんとは、再会を約束して別れ、京阪・中之島駅から帰宅。



 全体のトップページ