2025.2   洛 北
和菓子店「ふたば」と出町桝形商店街
 スタートは京阪・出町柳駅。
 
 駅を出て西に行くと、河合橋、出町橋と2つの橋を渡る。途中には鴨川デルタと呼ばれる箇所がある。高野川と賀茂川が合流し鴨川になるところにできた三角形の土地だ。

 写真は、高野川を渡る河合橋で、渡ったところが鴨川デルタ。渡ったところから20mほど歩くと。賀茂川を渡る出町橋がある。
 
 
 上   少し下った今出川通にかかる賀茂大橋から見た鴨川デルタ。

 左、賀茂川、出町橋。右、高野川、河合橋。手前に、とび石が見える。この合流地点から下流が鴨川。鴨川デルタの先には森があるが、これは下鴨神社の糺(ただす)の森。

(撮影したのは、「ふたば」で和菓子を買い、商店街を歩いたあと)

 左   出町橋の西詰には、鯖街道口の碑がある。鯖街道は、若狭の小浜から山間部を通って、出町柳に至る若狭街道の別称。重要な運搬物に鯖があったので、鯖街道とも呼ばれる。
 
 出町橋から西に歩くと、下鴨本通にぶつかる。写真の左下あたりに和菓子屋「ふたば」がある。写真の右端に、出町桝形商店街の入口が写っている。

 下  和菓子店「ふたば」。人気店なので、かなり待つことを覚悟していたが、20人ほどで、15分待ちだった。
 
 
 
 美味しそうな和菓子がいろいろある。

 先頭から4,5人目になると注文を聞かれる。豆餅(240円)、田舎大福(260円)、桜餅(320円)、ひなだんご(250円)、桜だんご(250円)、それに夕食用に赤飯(中で800 円)を購入。
 
 河川敷で買ったばかりの菓子をいただくつもりだが、その前に出町桝形商店街を歩く。

 観光客向けじゃなく、地元客向けの商店街。
 
 みかん色で明るい果物店。
 
「阿闍梨餅」を売る店もあった。これも有名な菓子だ。
 
 映画館もありびっくりした。
 
 食品スーパーの店頭でマルタイラーメンのカップ麺を売っていた。これは初めて見た。2つ買った。
 
 200mほどの商店街を抜けた。

 再び同じ道を戻り、「ふたば」の前も通り、河川敷へ。
 
 とび石が見えるベンチにすわり、買ったばかりの和菓子をいただく。
 
 包装紙には、賞味期限は本日中と書いてある。
 
 豆餅。適度に塩味がして美味しい。

 下左   ひなだんご。ひし餅の色と同じ。

 下右   桜だんご。桜の葉を刻んで練りこんである。

 だんごは2本とも、できたて感があって、柔らかい。
 
 
 
 
(帰宅後、食べたものだが、ここにあげておく)

 赤飯。他の店で買うより倍く来の値段だったが、美味しかった。小豆が京丹後産の大粒大納言。

 下左   田舎大福。夜に食べたが、よもぎの香りがしていたが、すぐに食べた豆餅より、ややか
たくなっていた。

 下右   桜餅。一般的な道明寺の桜餅に比べて、色が白っぽい。桜の葉は2枚使っていて、一般的な桜餅よりも分厚くて、塩辛い。
 
 
 
 
 とび石を渡って、いったん鴨川デルタへ。そして出町柳駅側へ渡った。
 出町柳駅側から、とび石を見る。左上に少し写っているのが、今出川通にかかる賀茂大橋。

 とび石は、鴨川・賀茂川・高野川に6ヶ所ある。鴨川の二条、荒神口、出町柳、賀茂川の北山橋、西賀茂橋、高野川の高野橋の付近にある。
 
 亀の形のとび石もあった。

 これは川の真中あたりにもあるのだが、幸い、普通の四角い石だけを使って移動できた。

 すべると大変なので、亀の石はよけて渡った。
一乗寺ラーメン街道「高安」
 出町柳駅から叡山電車の鞍馬行きに乗車。
 
 一乗寺で下車。
 
 一乗寺ラーメン街道の人気店「高安」へ。

 人気店なので、並ぶことを覚悟していたが、誰も並んでいない。中に入ると、席に案内されるという予想外展開。
 店内。ラーメン屋というよりレストランという感じ。
 平日定食で、ラーメン、からあげ1個、ごはん中を注文。
 
 ラーメン。

 とんこつ味だが、こてこてじゃなく、あっさりした感じ。普通のラーメンだが、焼豚やねぎ、メンマは多い目に入っているのもいい。
 
 からあげとごはん。

 からあげが1個といったはずだが、2個きたのかって思った。食べてみると、これでも1個だった。

 それに、このからあげ、カレー味だった。カレー味のからあげは初めて。

 ごはんは中だが、普通なら中より多い目だ。
 
 激辛という「にらごま」。本当に激辛で、ドバッと汗が出て、服を1枚脱いだ。
北山通の周辺
 松ヶ崎エリアへ。

 京都工芸繊維大学の中に「美術工芸資料館」があるので行ってみた。

 開館はしていたが、2階は展示替え中で、1階だけの開館だったので、入館しなかった。
 北山通のある交差点から北側の丘に「妙法」の「法」の字があった。(写真にすると、字がわからないが)

 「妙法」は大文字に比べるとずっと低い位置にあり、北山通からでは近すぎて、交差点など以外では建物に隠れて見えなかった。
 
 北山通を西へ歩く。

 いちょうの街路樹が中央分離帯にあるのだが、今の時期、葉はまったくない。
 
 地下鉄・松ヶ崎駅の近くに建物がなく、北側はよく見えるところがあり、そこから「妙」の字は見えた。

 ここは例外的で、北山通から「妙」が見える場所は限られている。
 
 「妙」と「法」は1kmほど離れ、どちらも北山通から300mほど離れている。

 しかも、2つの間には山が北山通側へ張り出している。そのため、北山通付近では、近すぎて、2字を同時に見られない。

 1字だけでさえ、北山通付近では、交差点などをのぞき、建物に邪魔されて見られない。

 2字を同時に見るなら、北大路通あたりまで下って、高い建物から見るとかしないと難しいと思う。
 
 
 上   さらに西に向かい、植物園に隣接した「陶板名画の庭」へ。

 陶板に転写した名画を並べた施設。入館すると、まず水中にモネの睡蓮があったが、水中で見にくかった。次に鳥獣戯画があった。

 左   最後の晩餐などを見て、終盤に写真のルノアールなど西洋画がいくつか。

 設計は安藤忠雄。大部分が屋外で傘をさして見学。
 
 この施設に隣接していた総合資料館は、後継の京都学・歴彩館が少し離れた場所にでき、総合資料館跡地は工事中であった。何ができるのだろうか。

 
 
 
 上   京都コンサートホール。

 設計者は、昔の大阪万博の大屋根の設計者、磯崎新で、1995年の開館。京都市交響楽団の本拠。

 左   京都学・歴彩館。一般向け展示コーナーもあり、「今尾景年展」をいていた。撮影禁止。
京都府立植物園
 京都学・歴彩館の奥にあり、こじんまりした北泉門から京都府立植物園に入園。
 
 鮮やかな花の少ない時期だが、「早春の草花展」をしていた。
 
 プリムラ ポリアンサ。
 キンセンカ。
 
 パンジー。
 
 チューリップで有名な砺波からチューリップが出展されていた。
 
 観覧温室も楽しみにしていたのだが、早めに閉まることを知らず、入れなかった。入室料を入園料とは別に払うので、まぁいいか。
 梅林に行ったが、寒い日が多かったためか、まだ本格的に開花していなかった。写真は開花していた数少ない梅。
 紅梅は一部開花していたが、大部分はまだつぼみだった。

 下   北山門から退園。
 
 北山通に面したパン屋「ブリアン」。

 ここは昼食時にパンの食べ放題をやっていて、前に食べたことが何度かある。今回は、翌朝のパンを買って帰る。

 この店の西隣の、ケーキ屋兼カフェ「マールブランシュ」も行ったことがあるが、この日は和菓子を買ったのでパス。
 
 翌朝の朝食のパン。
 
 地下鉄・北山から帰宅。



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