3日目 午前

 

(22) ベンメリア

 3日目は、ベンメリアに行くので7時にホテルを出発することを、ラックさんと約束してわかれている。ところが、朝起きるとすでに6時40分。準備をして、朝食とって7時は無理だ。で、朝食は途中でとることにしてホテルの玄関へ。

 

 ところが、ドライバー仲間によると、彼は食事中だという。それを聞いて、自分も、急いでホテルのレストランへ。15分で朝食を大急ぎでとった。そのあと、玄関へ行くと、ラックさんが待っていた。彼も今、来たばかりのようで、しきりに謝っていた。

 で、すぐに出発したが、まずは、自動車部品屋へ、ラックさんは予備のタイヤを買っていた。実質は7時30分にシェムリアプ発だった。  

 

 

                                                                             

 

  バンテアイ・スレイのすぐ手前の分岐点までは、前日に通った道と同じである。バンテアイ・スレイの手前の分岐点をすぎると道は、未舗装となるが、悪路ではない。赤土の道が続く。

 ベンメリアまでは、分岐点から1時間くらい延々と同じような道が続く。

 

 

 

 

 ベンメリアの手前1kmくらいのところに、チケットの販売所があり、5ドルで購入。ここはアンコール遺跡の共通チケットが通用しない。

 屋台がいくつか集まったところに、ベンメリアへの入口はあった。到着は9時30分、2時間の道のりだった。木の下に写っているのが、チケット点検の係員。ガイドが2ドルで入らないか聞かれたが断った。

 

 

 

 

  入口を入ると、子供が多数。遺跡のなかも子供の遊び場になっていて、なかにはガイドをやって1ドルを要求する子供もいるようだ。子供がつきまとってきたら要注意。

  ただ、遺跡の中はわかりにくいので、正規のガイドか、子供のガイドがいたほうが歩きやすいのも事実。

 

 

 

 入口から300mくらい続く参道を歩き、突き当たりに、瓦礫の塊のようなものが見えるが、これが遺跡の一部。

 ここで右手に回りしばらく行くと、遺跡に入れるようになっている。

 

 

 

 

 

  遺跡にはいると、木製の遊歩道がある。いつごろ設置されたものであろうか。この遊歩道のおかげで、以前より歩きやすくなっているのはうれしい。もっとも、広大な遺跡のなかで、遊歩道があるのは、100mほどにすぎない。

  

 

 

 

 

 

  遊歩道から見える位置にある建物。チタづこうとすると、遊歩道を降りなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

  レリーフがきれいに残っているところも見られる。ほとんど、発見当時のままで保存されているのであろう。手の入らない姿を身近に見られるのはいいが、盗掘されないのか心配である。

 

 

 

 

 

 やがて、遊歩道がなくなり、探索を続けるためには、左のようなところを歩かなければならなくなる。瓦礫を乗り越えて歩かねばならないので、たいへん歩きにくい。しかも見学ルートが決まっているわけでもないので、迷子にもなりやすい。

 

 

 

 

  屋根の上に何とか上がり、廃墟を撮影。どこがどうなっているのか、まったくわからない。ガイドをやとったほうが良かったかもしれないと思ったが、まわりには人影はなく、頼れるのは自分だけ。

 

 

 

 

 

 

 

  屋根の上に上ったあと、反対側に降りると、空中通路でつながった建物があった。全体に樹林に覆われていて、歩ける範囲は限定されている。

 

 

 

 

 

 

  いつのまにか、遊歩道がついている側とは反対の側に出たようだ。もう一度、遺跡の中に戻ろうかとも思ったが、そこまでの気力もなく、あとは遺跡の外周にそって、もとやってきたところへ戻った。

 

 

 

 

再度のバンテアイ・スレイ

 ベンメリアを11時に出発。バンテアイ・スレイに12時ごろ到着。ここで、まずは昼食。

 前日と同じ店で、今度は、野菜カレーを注文。ライスもついている。辛くないカレーで自分好みではなかった。

 食べていたら、前日と同じ子供がやってきた。前日やってきたことも覚えていたようだ。そして、またもや絵葉書の売り込みを始めたのには参った。それで、前日に買った絵葉書を見せたら、さすがに売り込みをやめた。

 

 

 

  昼食後、再びバンテアイ・スレイに入場。ひととおり軽く見て回った。

  バンテアイ・スレイを13時に出発。この日もバンテアイ・スレイは陰がなかったので、しばらくクーラーのきいた移動の車の中で体を休めた。

 

 

 

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