1998 ブダペスト

1日目

ベオグラードからの夜行列車は、ブダペスト東駅に到着。東駅は改装工事中であった。まずは、宿を探して荷物から解放されてから町歩きに出かけようか、と思っていたら、声をかけられた。プライベートルームをやっているおばさんだった。かなり安く、一応部屋を見てから、とは言いつつ、ここに決めた。

タクシー代、おばさん持ちでやってきたのは、自由橋のたもとにあるゲットルート温泉のすぐ近く。温泉の建物からひとつおいて隣の建物の中である。1階は商店であるが、上部の階は住宅になっている。その中におばさんの家があり、その中の大きな一室をあてがわれた。

荷物をとき、しばらく休んだあとで、町歩きに出かけた。まずは、ドナウ川沿いにそびえているゲットルートの丘に上った。ゲッレールトの丘は、くさり橋のたもとのところから上がる。下の画像は、自由橋だが、撮影している自分の背後にゲッレールト温泉の建物がある。

下から見たゲッレールトの丘。頂上に何か立っているようだが、、

ゲッレールトの丘の頂上にはツィタデラという要塞がある。その中に、第二次世界大戦でブダペストをナチスドイツから解放したソ連軍の慰霊のために、ヤシの葉を持つ女神像が建てられた。女神像の下部には、ソ連軍兵士の像が刻まれていたが、社会主義時代が終わってから取り除かれたという。

ゲッレールトの丘からの眺め。画像の下部にあるのが、ゲッレールト温泉。その右上のほうに、泊まったプライベートルームのある建物があるはずなのだが、丘の側からはよく見えないようだ。

次に、王宮の丘に向かった。ゲッレールトの丘の北側にある丘。バスで丘の上に向かった。丘の上部は歴史を感じさせる街並みが続いている。

マチャーシュ教会。丘の上に建つ大きな教会で、13世紀にでき、15世紀に増築された。16世紀から17世紀にかけてのトルコに占領された時代はモスクになっていたという。18世紀に修復されて現在のようになった。

漁夫の砦。かつて王宮の丘を守るのが猟師組合の仕事であったので漁夫の砦となずけられた。つくられたのは20世紀初頭。

漁夫の砦から見た、ドナウ川対岸の国会議事堂。

マリア・マグドリナ塔。もともとあったフランシスコ教会の塔。教会が第二次世界大戦で破壊され、この塔だけが残った。

王宮。内部はナショナルギャラリーになっている。

続いて、HEVという近郊電車でアクインクム遺跡に向かった。路面電車のように走っている区間にアクインクムの駅があった。

アクインクムはローマ時代の遺跡。

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