日 目  

 

  あっという間に最終日を迎えた。この日は大連の市街地周辺部を回る予定で、旅行前には、路線バスの利用を考えていた。だが、前日の、JHCの旅順ツアーが満足いくものだったので、大連市周辺部もJHCのツアーで回ることにしたのは、2日目後半に書いたとおりである。

  8時35分にシャングリラホテルに集合なので、朝はゆったりできる。バイキング式の朝食は、前日よりはましな内容だったが、やはり飲み物はなかった。

 

 

 

 

  朝食後、チェックアウトして集合場所へ。この日も、参加者は自分ひとり。専属のガイドは、馬(マー)さん(仮名)。

  最初に向かったのは、ロシア街。1日目にも訪問したのだが、馬さんから、路地を入ると昔ながらのロシア風の建物が残っているといわれ、この日は路地裏めぐりをすることにした。

 

 

 

 

  15分間ほど、ロシア風の建物を見て回った。どれも、整備が行き届いておらず、いつ壊されるかわからない感じだ。ぜひ、改修して、土産物街ではない、ロシア建築を楽しめる一帯にしてほしいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

  続いて、緑山展望台に向かった。労働公園の裏手の高台である。それほど高くない位置なので、高層ビルを見下ろしたりはできない展望台だ。

  サッカーボールの形をしているのは、大連市建築芸術館。大連は中国のなかでもサッカーの盛んな街だという。

 

 

 

 

  この展望台の背後にはテレビ塔のあるさらに高い丘がある。ここからの眺めは、良く紹介されていて、高層ビルを見下ろす位置にある。ここへは、労働公園の中からリフトで上がることができる。再度、大連を訪問することがあれば、いってみたい場所だ。

 

 

 

 

 

  次は、星海広場。大連建市百年記念の足跡。

  この広場は、中国一の広さ。天安門広場よりも大きいという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  このあと、大連の南海岸をドライブ。海岸はきれいだが、木が邪魔をして眺めはあまりよくはない。下は、北大橋。大連は北九州市と姉妹都市で、この橋は北九州市から贈られたもの。それで、橋の名は、北大橋とつけられた.

 

  燕窩嶺。市街南部の海岸の風景区。その中心にあるのが、老虎灘。広場の真中に虎の彫刻がある。

  水族館、遊覧船、ロープウェイなどで楽しめるようになっているが、そんな時間はなく、広場にいっただけ。

 

 

 

 

   老虎灘からの海岸の眺めもきれいだ。これで、大連の市街地周辺部のツアー終わり。

 

 

 

 

 

   車は、労働公園の南側のスイスホテルで下車。このホテルと同じ建物にマイカルが入っている。日系のデパートである。ここで、少し土産物を購入。

  このあたりは歩行者天国になっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   このあと、雑踏の中を歩いて、快速電車の大連駅へ。まもなく空港に行く時間なのだが、このまま空港にタクシーで向かうのではなく、快速電車で2駅目の金家街まで行き、そこからタクシーに乗ることにしたのだ。この電車に乗ることができて、その上、金家街は比較的、空港に近いのでタクシー代も安く上げることができる。

 

 

  車内はすでに満員。立って、2駅乗車した。金家街で下車。ここまで1元(約15円)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  金家街から空港までタクシーで15元(約225円)。市内中心部からと比べて約半額であった。

 

 

 

  出発の2時間前には空港に到着。チェックインカウンターの前に税関を通るのだが、チェックインが1時間30分前からはじまり、それまでは税関も通過できないようになっている。

  チェックイン後、出国手続きも変わっていた。どのブースに向かうか、あらかじめ搭乗券に番号のハンコが押され、その番号のブースの列に並ぶのだ。

 

  機内食は、カレーライス。これまた珍しいことだった。日本式のカレーを機内で食べたのは初めてだ。

  大連では、近代建築物を堪能した。今後、東北地方の主な都市を回っていきたいと思う。

  約40分でソウル上空へ、そして約2時間で帰国。

 

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