4日目  ち ょ こ っ と 広 州

 

  一夜明けて、ホテルの窓から見た広州駅の駅舎。

  駅のすぐ裏手だったことがあることがよくわかる。

 

 

 

 

  黄色の建物が、このホテルと同じグループのホテル。その右側の建物の下のところが、空港バスの発着所。直線距離で300mほどの距離なのだが、はじめての者が、しかも夜にこのホテルまで来るのは難しい。

  ホテルにはわずか7時間の滞在で、朝7時15分にホテルを出発した。

  8時15分から30分までの間にmustafaさんたちと地下鉄黄沙駅で待ち合わせて飲茶レストランに行くからだ。

  まず、広州駅へ。ホテルは、駅の東側の裏手にあったのだが、地下鉄は、駅の西側にある。駅前広場は、東西500mくらいあるので、駅前広場を歩くだけでもかなり時間がかかる。  

 

  上は、広州駅の表側。一番上画像の駅舎の表側だ。

  テレビで見た映像などから、各地からやってくる流民とよばれる、出稼ぎの人たちが多いのでは思っていた。

  だが、この日は、GWの終盤でスーツケースをもった旅行者らしい人が多かった。それでも、人が多いのには変わりがないが、、

 

  地下鉄駅にようやくたどりつきびっくり。今年に入って、香港、台北と二度、びっくりしたことがまたおこった。今年3度目だ。

  ホーム側の扉ができているのだ。5年前にきたときにはなかった。

 

 

 

 

  香港のオクトパスに似た「羊城通」が広州にもあるのだが、広州へは次にいつくるかわからないので、普通の切符を購入して乗車。

 

  さぁ、いよいよ、この旅で2度目のオフ会。黄沙駅の改札口でmustafaさんたちと無事合流し、飲茶に向かった。

mustafaさんのサイトへもどうぞ。→ 「mustafaのページ」

 

 

 

 

  五・一節(労働節)の連休のためか、国旗が目立つ。

  黄沙駅付近では、大規模な再開発をやっていた。右のような、古い建物は姿を消し、高層ビルがやがてできるのであろう。

  やってきたレストランは、陶陶居。広い店内だが、空席を探すのに苦労した。

 

 

 

 

 

 

 

  3人で飲茶なので、いろいろな料理を試すことができた。そして、尽きることのない、旅の話を楽しんだのだ。

煮込み肉まん えびしゅうまい 野菜ぎょうざ

えびぎょうざ

豚肉の蒸し物 ハム巻き 鶉卵入りしゅうまい 春巻

肉入り腸粉 えびしゅうまい 鶏の足
 

  1時間半ほど、時間の過ぎるのも忘れて話し込んでいた。9時前に入店して、10時20分ごろまで、楽しむことができた。

  料金は安い。香港で食べることを思えば、3分の1くらいの値段だ。

  飲茶後、mustafaさんらといったん別れた。

揚げぎょうざ  

  このあと、空港に行くわけだが、少しだけ広州市内観光の時間がある。といっても、11時30分ごろの空港バスに広州駅から乗りたいので、地下鉄の乗車時間を考えると、地下鉄駅の近くのところへ、少し立ち寄る程度。

  で、向かったのは、西漢南越王墓博物館。地下鉄、越秀公路から5分とかからない。

  実は、5年前の広州訪問のさい、広州の主な観光地はすべて回っているのだが、ここだけは、閉館中で入場できなかったのだ。

  西漢とは、日本では、前漢とよんでいる時代だ。この時期に、広州を都として、前漢王朝からは独立した南越国があったのだ。

  広州市内で、偶然、王墓が発見され、さまざまな出土品が発掘された。

 

 

 

 

  最大の見ものは、王の遺体を包んでいた赤い糸で作られた衣装。展示品は撮影禁止だったが、しっかり見てきた。

  このあと、広州駅に向かい、空港バスに乗車。空港へは30分ほどで到着した。

  チェックインをすませると、すでに空港に着いていたmustafaさんたちと再び、合流。

  先ほどの話の続きを楽しんだ。、、、が、しばらくして、重大な事態が判明。

  財布を落としていたのだ、、、すでに、出国手続きも終えていたので、mustafaさんが係員に告げてくれ、エリア外にだしてもらった。

  チェックインカウンターの係員に連絡するとともに、日本のクレジットカード会社に連絡して、カードを停止してもらった。

  mustafaさんのおかげで、スムーズに処理ができた。mustafaさん、本当にありがとう。自分だけなら、無理だっただろう。

  幸い、ショックはあまりなかった。1つには、盗まれたのではなく、バスの中かチェックインカウンター付近で落としたと思われるからだ。というのは、自分の至近距離にきた不審者はいなかったから。

  もう1つは、日本円の大部分は別に持っていたからだ。それでも、「イコカ」、テレホンカードや次回の訪中で使えたはずの人民元は戻らないのだが、、

  旅慣れてきたころが危ないとは、よく聞く言葉だ。同じことが二度と起こらないように気をつけねばならない。財布の持ち方や入れるものなど考えなおすつもりだ。

  mustafaさんたちとは、ゲートが隣あわせで、最後までご一緒させてもらった。とてもお世話になり、感謝している。別れたあと、搭乗し、予定通り帰国できた。 機内食は、牛丼。 

 
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