5日目 西 安 その1
朝食の前に散歩がてら小雁塔まで歩いて往復。 7世紀、唐代に建てられた薦福寺の塔で、塔が建てられたのは8世紀はじめ。 大急ぎで塔に上がり、西安市内を一望して、すぐにホテルに帰り朝食。 グループの出発時間に間に合わせた。 グループでは小雁塔には行かないので、個別に行ったのだが、出発時間に合わせるためには大急ぎだった。やはり、ツアーは、なかなか大変だ。
この日、最初の訪問箇所は、陝西歴史博物館。1991年開館の新しい博物館である。 展示物は時代順に並べられていて、わかりやすい。展示コーナーが多くあり、順路通り歩くだけでも相当時間がかかる。 訪問の2年前に天皇陛下訪中があり、そのさいの天皇席が置いてあり、座ることができた。さらに、参加したツアーの特色なのだろうか、博物館の館長の講義もあって、西安の歴史について30分ほど話を聞いた。 そんなわけで、午前中はこの博物館だけで終わり、昼食。
次に、西安の南郊外の香積寺。8世紀の創建で、浄土宗のはじまった寺とされる。 境内には、善導塔があり、これだけが創建当時からの建造物。
西安市内に戻る途中で、ヤオトンと呼ばれる洞窟住居が見えた。 まるで、石窟寺院のようだ。 本来は、興教寺もコースに入っていたが、道路事情が悪くカット。
西安市内に戻って、青龍寺へ。空海がここで仏教を学んだが、唐末には廃寺になった。1973年に発掘がおこなわれ、その後、右の空海記念塔などが建てられた。
次に、大雁塔へ。7世紀に建てられた慈恩寺の境内にある塔。西安市内の眺めがよい。 この塔は、玄奘が西域から持ち帰った仏教経典を保管するために建てられたもの。
ホテルに戻ったあと、夕食に出かけるまでの時間を使って散歩。右の写真の後方に写っているのは、鐘楼。西安の城内の真中にあたる。 夕食は、唐楽宮というところで、唐代風のショーを見ながらの食事。 日本人と西洋系外国人のグループで一杯だった。こういうところは、個人では行くことがなかなかないので、行けてよかったか、という程度。
|