2 タヒチ(タヒチ島一周)
 
 泊まっているモーテルでは朝食は出ないばかりか、館内に売店もない。部屋にある案内書によると、スナックは空港で24時間利用できる、と書いてある。

 そんなわけで、空港のマクドナルドへ。ところが、店内に食事する席はなく、テイクアウト専門の店になっている。だから、モーテルに持ち帰り、部屋で朝食。

 マックドゥーとパニーニを買って食べた。どちらも、ハムとチーズが主な具で、よく似ている。あわせて640CFP(約960円)。
 今日は、タヒチ島一周ツアーを利用して島の見どころを回る。1で書いた通り、利用したくなかった日本語ツアーだ。出発はモーテルから道路に出たところで8時30分。

 やってきたバスは大型バスで、すでに客がかなり乗っていたほか、このあと別のホテルにも立ち寄っていった。予想通り、いくつかのツアーの混載であった。

 避けたかった日本語ツアーだが、話がよくわかるし、その点だけはいいものだ。
 最初の下車するポイントは、タハラアの丘の展望台。パペーテの市街地を抜けて15分ほど進んだ道路沿いにある。

 ここでは10分ほど停車してまずは植物の説明。確かに植物の説明など、日本語でないとわからないのだが、特に植物に関心はないし、こそっとガイドから離れて、自由に撮影する。

 左中の街はパペーテ。右中に見える島はモーレア島。結構、山がちの島だと知る。
 さらに5分ほどバスに乗ると、ビーナス岬。

 18世紀にキャプテン・クックが天文学者をつれて来島し、ここで金星観測を行ったことに由来するという。

 変わった形の灯台があったが、こちらは19世紀に建てられたもの。










 ここの海岸は、見事な黒砂だった。左は現地人のアウトリガーボートだが、黒砂まではわかるかなぁ。
 続いて、アラホホの潮吹き穴へ。

 道路沿いの岩場に穴があって、そこから時々、勢いよく潮が吹きだすのだ。

 右の画像で、岩から潮が噴き出しているのだが、わかるだろうか。

 穴の中に水がたまっていて、強い波がやってくると、その影響で水が噴き出すらしい。
 次の目的地のゴーギャン博物館までは、タヒチ・ヌイの東側を半周して、小一時間かかる。この間、ガイドがタヒチについて説明してくれているのだが、これが子守唄になり、しばらく居眠り。

 タヒチ島はひょうたん型をしていて、大きいほうがタヒチ・ヌイ、小さいほうがタヒチ・イティ。タヒチ・イティを見たかったのだ。なんとか、目覚めて、間に合い、ちらっと撮影できた。左の画像の左中。
 まもなくゴーギャン博物館に到着。この近くのマタイエア村でゴーギャンが居を構えた。

 ここにはゴーギャンの絵の実物は一枚もない。あるのは複製ばかり。

 ここは「美術館」ではなく、ゴーギャンの生涯を解説した「博物館」なのだ。だから、写真撮影は自由だし、一部は壁なしのオープンなところで展示されている。

 博物館の裏手は海で、眺めもすばらしかった。
 さらに、バスでしばらく進むとマタイエア村に入る。ビーチに沿って家がならぶきれいな村だ。

 この村の教会の隣の空き地が、かつてゴーギャンの住んでいた家の跡地だという。それで、カメラを構えていて、撮影に成功。

 画像の右側の空き地がそれ。ゴーギャンは1891年から93年までの1年半にここに住んで、その間に有名な作品を仕上げたらしい。ただ、彼は生存中は認められず、死後に有名になったということだ。
 続いて、マラアの洞窟へ。

 道路から少し入った崖下にある洞窟だ。つい最近まで、穴のそばまで入れたのだが、今は柵が設けられて、近づけないようになっている。落石があったからだという。

 少し坂をあがると、穴の中が見えるポイントがあった。穴の中には水がたたえられていた。この地域はタヒチの中でも雨が少なく、大切な水の供給地であったという。
 そして、おまちかね「キャプテン・ブライ」で昼食タイム。

 ビュッフェ式の料理だが、魚料理が多いほか、地元の芋や芋から作ったゼリー状のものなど珍しいものを食べることができた。

 左の皿の左上にあるのがポワソンクリュ。生魚を刻んで、野菜と和えたもの。左下は、サシミ。独特のソースをかけていただく。

 左下の皿の真ん中、カキの左に写っているのは焼バナナ。 
 このレストランは、水上レストランになっていて眺めがよい。ただ、海のそばの席に座ることはできなかった。

 水上の歩道を通っていくと、網で囲まれた中にたくさんの魚が泳いでいるのがよくわかる。これって、客の胃袋に収まる魚たちなのだろうなって思っていてら、違った。熱帯魚などが泳いでいる。

 右は、歩道の先端部からレストランをのぞんだもの。
 先端部には、水中に入るような階段がついていて、階段を降りると水族館。

 水中を自然な姿で眺められるようになっている。この床は、砂地になっていたのもビーチを連想させ気持ちいい。

 このレストランはかなりパペーテに戻り、ほぼ島を一周した位置にあるのだが、最後に少し来た道を逆行し、タヒチ博物館に向かった。

 
 タヒチ博物館が一周ツアー最後の見学地である。残念ながら、撮影禁止だったので、博物館の外観した画像がない。

 この博物館では、タヒチの自然、タヒチ人の伝統的な生活様式、タヒチの歴史などについて展示している。

 時間があまっているためだろうか、ガイドが各コーナーごとに時間をかけて説明した。撮影もできないので、話をじっと聞いた。これから行くイースター島と共通する話もあり役にたった。
 ツアーを終え、モーテルに戻ったのが15時30分。このあと、17時過ぎまで部屋で休む。

 17時過ぎに、ホテルを出て、市内行きのル・トラックを待った。ところが、20分ほど待ってもやってこない。この日は日曜日。日曜はル・トラックが少ないのだ。

 そんな時に逆向きのル・トラックがやってきて、乗れと手招きされた。行く方向を指し示したが、乗って行けといことで乗車。結局、15分逆行し、終点のカルフールまで行き、30分よけいに乗車したことになる。
 実は、このル・トラックに乗って間もなく、市内方面へのル・トラックを目撃した。もう少し待っておけば良かったと思ったが、あとの祭り。

 客を確保しようというドライバーの作戦にひっかってしまった自分が悪い。これから、逆向きのバスに乗るように言われても乗らないようにしよっと。よく考えれば、このバスが戻ってきたときには必ず乗れるんだから。

 非常事態には判断ミスやすいことも示してくれた。こういうときこそ、落ち着いて考えないといけないという警告でもあったと思う。
 この日は、深夜0時30分の便でイースター島に向かうため、22時過ぎにモーテルをチェックアウトしたい。そんなわけで、手っとり早く夕食をとって、モーテルでシャワーを浴びたり、荷物の整理をしたい。

 そんな事情で、昨日同様、ルロットで夕食とした。左下は、焼きそば(1100CFP=約1650円)、右下は、春巻(2本で400CFP=約600円)。どちらもポリネシア化した中華料理で、味がまろやかだ。

 20時前にモーテルに戻り、移動準備。

1へ  タヒチ&イースター島のトップ  ユーラシア紀行のトップ  3へ