5  リ ヨ ン、 グ ル ノ ー ブ ル

 

  

 

  左は、朝のリヨン駅。リヨン駅っても、パリのリヨン駅。

  この日から3日間、パリから3方向に伸びるTGVに乗っての日帰りの旅だ。ぜいたくな旅ができるのは、フランスバカンスパスを使っているから。

  まずは、南東線で2時間5分のリヨンへ。リヨンまでは427kmだ。この間、TGVはノンストップ。

  

 

 

 

  乗車したTGV。20両編成で、15号車だったので、指定された車両まで行くのも大変だった。

  1編成は10両で、普通は2編成が併結されるようで、そのため10号車と11号車は行き来できない。2等のシートは日本の新幹線の普通車なみ。

  パリ近郊からリヨン近郊までTGVは専用線を走るので、特に速い。リヨンから先は在来線に乗り入れる。

 

  左は、リヨン・パーデュー駅に到着したTGV。

  リヨンはパーデューとペラーシュの2つの駅があるので注意が必要だ。乗車したTGVはパーデュー駅行きだったのだが、パーデュー駅は中心から離れているので、メトロで街の中心部に向かう。

  TGVの開業は1981年だが、そのときに駅舎が改築されたような感じで、リヨンの2駅は現代建築風のものだ。 

 

 

  右は、リヨンの中心部にあるベルクール広場。丘の上にあるのが、ノートルダム・ド・フルヴィエール寺院。

  広場の近くには、織物博物館があり入った。リヨンは織物の街で、特に絹織物のヨーロッパでの有名な産地。

  下は、ソーヌ川。街の中には、ローヌ川も流れ、リヨンはこの2つの川の合流点に発達した街だ。街の中心は、2つの川に挟まれた中州のようなところだ。

 

 

 

 

 

  ノートルダム・ド・フルヴィエール寺院のある丘へケーブルカーで上がってみた。ケーブルカーは、麓から2方向に上がっている。

  左は、ケーブルカー乗場。大きな建物の陰に隠れて見えにくい場所にある。

  撮影している自分の背後に、サンジャン大司教教会がある。結構大きな教会だった。

  そして、ノートルダム・ド・フルヴィエール寺院の庭に上がるケーブルカーに乗車した。右の画像。

 

  

 

 

 

  ノートルダム・ド・フルヴィエール寺院の庭からは、リヨン市内が一望できる。

  街の中心部には古い建物がたくさんあり、郊外に新しい建物ができていることがわかる。

 

 

 

 

 

 

 

  丘の上のローマ劇場。丘の上にローマ時代は町があったという。

  短い柱の立っているところが舞台、その手前には壁があったはずだ。

 

 

 

 

 

  ローマ劇場の近くからは、もう一系統のほうのケーブルカーに乗れるので、そちらで麓に下りた。

 

 

 

  

 

 

  リヨンのメトロはパリに比べてずっと新しい。それでも、パリと共通していたのは、ドアが半自動であるということ。

 

 

 

 

 

 

 

  リヨンの街歩きはそのくらいにして、グルノーブルに向かうことにした。

  出発は、ペラーシュ駅から。

  乗車時に、この列車はグルノーブルに行くのか(だと思う)と尋ねられた。わざわざ外国人の観光客に聞かなくてもいいと思うが、、質問の意味がわかったので、ウィ、と答えておく。

 

 

  リヨンからグルノーブルは、114kmだが1時間40分かかる。TGVに慣れてしまうと、在来線は恐ろしく遅いと思ってしまう。

  グルノーブルは、フランスのアルプス地方の中心都市。登山、スキーの基地でもあり、1968年の冬季オリンピックの開催地である。

  街中には、新しくきれいな路面電車が走っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  上は、バスチーユ城砦を麓から眺めたもの。ロープウェイで上がるのだが、そのロープウェイは球状でなかなか楽しい形をしている。

  左は、バスチーユ城砦からアルプス方面の眺め。きれいに晴れていれば、モンブランが見えるらしいが、残念ながら見えなかった。

  夕刻の列車で、リヨン経由でパリに戻る。再び、南仏に行くのに、、旅なれた現在なら、こういう回り方はしない。

 

  

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