日 目  後 半

赤太字は知床八景

 

    知床自然センター。知床五湖、カムイワッカ湯の滝に向うシャトルバスはここから出ている。

  シャトルバスは7月中旬から9月中旬までの運行で、この日9月20日は、運行最終日。カムイワッカ湯の滝に行くのはシャトルバス利用に限られているので、この日がカムイワッカ湯の滝に行けるこの年、最後の日だったのだ。

  観光バスとはここでお別れ、シャトルバスに各自で乗車する。でも、センターから知床五湖までは、観光バスがシャトルバスになった。ただガイドさんは添乗員に位置づけが変わった。

  (5)知床五湖に到着。

  ほとんどの人は一湖と二湖を見るだけで、これだと30分あれば可能だが、自分は全部回るつもりをしている。

  5つの湖を回るには、1時間30分かかるらしいのだが、これを1時間で回るつもりだ。シャトルバスの時間の関係のためだ。

  だが、最初からその計画は危機に瀕した。一湖から順に見ていくつもりだったのだが、最初に二湖にやってきてしまったのだ。(上左)

  それで、二湖から一湖を往復。これで、少し時間をロスしてしまった。(左)

  美しさでは二湖が一番よかった。

 
  次に三湖。湖岸に沿って、遊歩道が続くので、いつまでたっても三湖という感じだった。(左)

  このあと、四湖(下左)、五湖(下右)と行ったが、この2つはあまり大きくない。

  五湖まできたとき、シャトルバス発車まであと10分となり、少し走って入口まで戻った。

  

 
 

  なんとか、シャトルバスに間に合った。知床五湖では切符の販売をしていないので、車で知床五湖にやって来た人は、カムイワッカ湯の滝へは行けないようにしてある。

  乗車したバスはほぼ満席で、なんとか座れた。ここからは、一般車両の通行禁止区間を走る。

  以前は一般車両も入れたのだが、知床が世界遺産に指定された年から通行禁止になっている。

 
 (6)カムイワッカ湯の滝に到着。

  カムイワッカ湯の滝は、一の滝から三の滝まであり、大きな滝があり、滝壺が湯船になっているのは、三の滝だ。

  十数年前に来たときは、三の滝まで川の中を歩いたり、崖のようなところをあがったりして行った。そして、滝壺に入った。

  しかし、今は落石の危険防止と自然保護のため、一の滝だけしか行けない。これはかなりつまらない。

 
 

  一の滝では、水ではなくぬるま湯であることが分かる程度。

  上右は、滝から海の方を見たもの。

  10分程度で、シャトルバスに戻った。そして、知床自然センターに帰った。ここで、観光船の終日欠航を知った。すぐに、飛行機の便の変更を行った。

  そして、昼食。鮭親子丼にしたのだが、まったくの失敗。(右)

 
  なんと、鮭の切り身が冷凍のままご飯に乗っかっているのだ。氷のような鮭だったので、味噌汁の中に入れて解凍した。こんな出し方はやめてほしいものだ。

  食後は、散策コースを歩いて海の見えるところまで行った。

  樹木は少なくて、見晴らしがよく、気持ちよく歩けた。

 
 (7)フレペの滝に到着。

  左の画像で、右下の影になっているところに滝がある。

  海に直接、落ち込んでいる滝だ。

  知床の海岸線は崖になっているところが多いので、こんな感じなのところが続いているのかと思った。

  崖の先端に近いところに灯台が見えるので、そちらを回って戻ることにした。  

 

 

  灯台への道が分岐しているところまで行って、灯台方面は立入禁止になっていることを知った。(下)

  その分岐点のところで、エゾシカを発見。

  森の中には、もっといたようだが、よく見ることができたのはこの一匹。(右)

  最後に、知床に残された開拓跡地を原生の森に復元する目的で行われている、100平方メートル運動の展示施設を見た。(下右)

 
 
  今回、1日で知床八景のうち、7か所を訪問できた。残る1か所は、(8)夕陽台。ウトロ温泉にある高台で、夕陽がきれいだという。まぁ、たいしたことはなさそうで、7か所で十分だ。

  このあと、ウトロバスターミナルで預かってもらっていた荷物を受け取り、女満別空港行きのバスに乗車した。(左)

  2時間ほどで空港に到着。このバスは飛行機との接続は考えていないようで、空港での待ち時間も結構長い。  

 
  空港内で夕食。北海道カレーを注文。オニオンリングフライやじゃがいもまるごとが特徴かな。(左)

  早めに待合室に入り、あちこち見ていたら、出国審査場があった。国際線の運航も見据えて造られているのかな。(下左)

  20時25分発の羽田行きに搭乗。(下右)

  

 

 

 

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