2009.2    札 幌 

 

1 日 目

 

  初めて札幌雪まつりを見るために札幌へ.向かった。

 

 

 

 

 

    千歳空港からはJRの快速エアポートで札幌へ。

 
  札幌着は11時31分。雪まつり会場に行く前に、駅ビルで昼食をとっておこうと向かったのが、札幌ら〜めん共和国。最初はレストラン街のどこかの店に入ろうと思っていたが、駅ビルの入口に着いてからその存在を知り、面白そうなので行った次第。

  土曜日ということで、ほとんどの店で行列ができていた。どの店に入ってもいいわけだが、せっかく札幌に来たから札幌ラーメンにしようということで、札幌のラーメン屋である「白樺山荘」で味噌チャーシュー麺を食べた。かなりこってり味で、自分の好みであった。
  駅ビル「エスタ」の10階にあり、昭和30年代くらいの街の建物を作ってテーマパーク風にしている。その建物でラーメン屋が営業している。10店舗ほどが営業しており、札幌ラーメンだけじゃなく、道内各地のラーメン屋を入居させていて、毎月、顧客の投票によって、ラーメン王を決めているようだ。

  昼食のあと、腹ごなしに歩いて大通公園に向かったが、雪が積もっているので歩きにくい。ところどころ凍っているので、滑らないよう気をつけてそろそろ歩いた。

  雪まつり会場の東端に札幌テレビ塔がある。今まで上がる機会がなかった。というより、上がる気がなかった。どうしてかというと、日本を代表するタワーの中では低いからだ。実際、近くで見てもさほどの高さを感じない。

   テレビ塔にあがってみた。大通公園が伸びている姿がきれいだ。雪祭りの様子まではよくわからない。低いとはいえ、展望台のガラス窓が頭上から手前の足もとに向かって傾斜している関係で、テレビ塔の直下の様子がよくわかり、それを見ると怖い。
 

  札幌テレビ塔も他のタワーと同じく、下の階には土産物屋が並んでいたし、展望台にも土産物屋がある。

  下りるのは、エレベータ以外に、雪祭り期間中に限って階段で下りることもできるようになっていた。ちょっと迷ったが、寒いのでエレベータで下りた。


 
 

  雪まつり会場は大通公園の西1丁目から西12丁目まで1kmにわたって続いている。

  雪像には巨大なものが10体ほど。これにはスポンサーがついている。像の前ガ「ステージになっていて、イベントが行われていたものもあった。

  一方、小さな雪像はたくさんある。小さなグループで作ったものだ。小さな雪像の多くは、溶けた部分も多く、かなり形が崩れていた。端から端まで見て歩いて1時間半ほどかかった。

 
  雪まつりを見た後、ほかの通りを少し歩いてみた。札幌では路面電車が健在だ。乗ろうかと思ったが、またの機会にした。

  歩道に雪が積もっているところと積もってないところがあり、積もっているところは、とても歩きにくい。

  街歩きの最後は、狸小路のアーケード街。以前来たときは、もっと賑やかだったような気がするのだが、、

  今回、札幌で2枚の鉄道系ICカードを購入した。JR北海道のKitacaと札幌地下鉄のSAPICAである。 ところが、この2枚は相互利用できない。ちょっと使いづらい。

  さっそくSAPICAを使って、大通からさっぽろまで1駅間のみ地下鉄に乗車。この区間が一番、乗客が多いようだ。

  
 

  札幌駅からは北口近くの東横イン札幌駅北口店へ。

  しばらく部屋で休んだのちに、夕食に出かけた。夕食での外出時には、吹雪になっていて歩きづらかった。それで、駅周辺の地下道から出てすぐの、「魚屋一丁」へ。

  飲み物は生ビールで、4品の料理を注文した。ほっけは焼いたものは何度も食べたが刺身は初めてだ。にしんの焼き魚も珍しい。ししゃもの天ぷらは食べたことがあるが、ここで出てきたのはとても大きかった。2時間くらいかけてゆっくり味わった。

  下の料理は、 ほっけの刺身   生にしん焼  

  イカソーメン  ししゃもの天ぷら。
 

 

2 日 目

 

  東横インの朝食がグレードアップ中で、おかずがいくつかつくようになってきたようだ。

  困ったことが起こった。午前中に雪まつりの第2会場のつどーむに行ってから帰る予定だった。ところが朝起きてみると、猛吹雪。2,30m先が見えないし、傘をさしても傘が飛ばされそうだ。そして、飛行機は飛ぶのか?、、こうなりゃ、早めに空港に向かうしかない。

  ネットで運行状況を確認。始発の伊丹行きと中部行きが欠航。

  帰りの便は17時台の伊丹行きだが、12時台に関空行きの臨時便ができていたので、残席わずかになっていたその便を急きょ予約。本来なら予約変更するところだが、この日は韓国発券の航空券でやってきていたため、ネット上で変更できず普通運賃で予約。

  朝食後、すぐに札幌駅へ。歩くのがやっとだ。すぐに快速エアポートで千歳空港へ。札幌駅を出たとたん、吹雪が止み、恵庭あたりでは晴れてきた。まぁ、欠航の心配はないだろうと一安心。  

  9時31分空港着。17時台の伊丹行きを12時台の関空行き臨時便に変更してもらい、搭乗券を手にした。
 
  アナウンスによると、自分が来たときにちょうど搭乗手続が再開されたようだった。やはり、早朝からつい先ほどまで飛行機が飛んでいなかったのだ。

  さらに、もっと大変なことを知った。前夜も吹雪のために数便が着陸できずに引き返したというのだ。そのために折り返し便も欠航になった。そして網走の流氷を見に行った帰りのツアーグループ何組かが空港で野宿したというのだ。前夜は雪まつり中、たった1回だけの土曜日ということで、札幌のホテルはどこも満室だったに違いない。気の毒なことだ。

  それにしても、欠航がでていたのに前夜のうちに知らなかったとは反省ものだ。しかも予約のページで時間を確認したりしていたのに、どうして運行状況を調べなかったのだろう。せっかくパソコンを持参しているのに情けないことだ。これからは気をつけなきゃ。

  12時前に搭乗ゲートへ。臨時便も30分くらい遅れるようで、その時間を使って、空弁で昼食をとった。やがて、ようやく搭乗。臨時便だったためか、バス連絡だ。結局、1時間遅れで出発。関空に到着すると、朝の吹雪がうそのように快晴。

 

 

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