3日目  北 角 か ら 銅 鑼 湾

 

  さぁ、3日目帰国だ。14時25分発の飛行機に搭乗予定なので、中環で搭乗手続きを13時25分までにすればOKだ。

  まずは、飲茶で朝食。7時に旺角にある倫敦大酒楼に出かけた。ここは、以前、油麻地にも店が出ていて、そちらは行ったことがある。

  油麻地の店はホテルからすぐだったのだが閉店になった。しかし、旺角にも店を出していることを知り、10分ほど歩いていった。

  ここの店は、数少なくなったワゴン式をやっていて、ワゴンが行きかうのを見ているだけでも楽しい。そして、せいろの中味を見せてもらえるので、料理を選びやすくてよい。一番上のせいろは、客に見せるために使われていて、2つ目のものを渡してくれる。

  見せてもらっているうちに、日本人とわかったらしく、日本語で書かれた写真つきのメニューを持ってきてくれた。もっとも、食べ終わりのころで、それを見て注文したのは、4つのうち左下の鮮蝦腸粉だけ。

  ゆっくりと、飲茶をしてホテルに8時すぎに戻った。またまた少し休んで、9時にチェックアウト。

  まずは、MTRで北角(ノースポイント)に向かった。

  初海外旅行の行先は香港だった。 そのとき印象に残ったことのひとつに北角の市場の軒先すれすれを通る路面電車があった。こんなところを電車が通って大丈夫なのかと思ったものだ。  

 

  その後、何度か香港を訪問しているが北角を訪れることはなかった。だから久しぶりの訪問になる。

  ところが、往時のように軒先すれすれを通るということがなくなっていた。

  軒先と電車の間が2,3m離れているし、道路上に荷物があまりない。いつのまにか、整備がすすんで、露店の道路へのはみ出しが規制されたようだ。マーケットができて、露天がその中に吸収されたらしい。ちょっと残念だった。

  とはいえ、春秧街の市場を通る路面電車は見ていて楽しい。

  とくに、台車を押しながら荷物を運ぶ人を鐘を鳴らして散らせながら走るのはなんとも面白い。香港の路面電車を見るのに適した地点である。

  それに、野菜、果物、肉、魚などを売る店が並ぶ市場を身ながら歩くのも楽しい。香港の中でも、地元客に密着した市場だ。
 

  かつてきたときの北角の様子は、こちらのページの一番下を御覧になってください。

  このあと、北角からあちこち散策しながら銅鑼湾まで行くことにした。

   

 

  英皇道(キングスロード)に出て、MTRの次の駅である炮台山に向かった。ここは駅間距離が短くて、10分も歩けば着いた。

 

 

 

 

 

  炮台山の駅のすぐ上には、丘に上るエレベータと階段がついていた。これを上った。

  エレベータで上がると、降りたところから、長いエスタレータがあって、さらに高いところに向かう。

  そして、降りたところに、高層住宅があってびっくり。

  もっと上がれば、炮台山の語源になった砲台跡もあるらしが、今回は、このあと、次の駅、天后めざして丘を下った。

  天后に降りたあと、道路を渡ると、広大なヴィクトリアパークがある。続いて、公園内を散策。ヴィクトリア女王らしき坐像もあった。

 

 

 

 

 

  この公園は初めての訪問。香港のど真ん中にこれほど広い公園があるとは、、

  時間は11時前。正午に銅鑼湾であるヌーン・ディ・ガンが一発放たれるのを見に行くのだが、しばらく間があるので30分ほど休憩。

  大都会の真ん中とは思えないような静けさで、ゆったりとすることができた。

  ヌーン・ディ・ガンへ行くためには、自動車専用道路を地下道でくぐっていかねばならばい。そのために、まずエクセルシオールホテルの地下駐車場に入る。左は、その入口。

 

 

 

 

 

  あとは、右の表示に従って歩けばよいのだが、時々、経路がわかりにくくなった。

  

  左のような地下駐車場の中を歩く。 

 

 

 

 

 

  やがて、右のような地下道を歩く。ちょっと心細い感じだ。

  やっと地上に出れば、ヌーン・ディ・ガン。まわりは、港。正午の15分くらい前についた。

  毎日正午に空砲が一発放たれる。これをおこなっているのは、ジャーディンマジソングループ。当時は独自の兵隊を持ち、社長が港を出入するときには、礼砲を撃っていた。

  しかし、このことが軍人の気にさわり、罰則として毎日正午に時砲を撃つように命じられたと言われている。 

  現在、コングロマリット企業でさまざまな分野で営業している。

  5分ほど前には、30人ほどの観光客が集まってきた。

  2分ほど前に、制服を着たおじさんがでてきて、まず、鐘を鳴らす。

  そのあとで空砲をドカーンと一発放った。

  それで終わりなのだが、撃ったあと、砲台のそばまで行ける。

  再び、地下道を通って、エクセルシオールホテルへ。ホテルの敷地を出ると、見慣れた銅鑼湾の繁華街が広がる。初海外旅行で泊まったのも銅鑼湾なので勝手もよくわかっている。

 

 

 

 

  「池記」でエビワンタンメンを食べ、今回の香港・澳門の旅もほぼ終わり。あとは、帰るだけ。地下鉄駅に入ったのが12時45分。

  港島線・中環から機場快線・香港は、構内乗継ができるとはいえ、500mくらい歩かされる。

  駅での搭乗手続きは、出発の1時間前まで可能。この日は1時間15分前、13時10分におこなった。とはいえ、これでは、このあと空港でかなり忙しく、売店をゆっくり見たりはできなかったので、1時間30分前くらいには手続きしたほうがよさそうだ。

  機場快線は、高いが乗ってしまえば30分かからずに空港に到着。

  14時25分発のJAL便にて帰国。さすがに機内食はそうめんを食べたくらいで、あとはパス。

 

 

 

 

 

  ほぼ定刻に到着。香港・澳門は何回行っても楽しめる。また行こうと思う。

 

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