3日目  18 年 ぶ り の ウ ブ ド

 

 

ウブドへ移動
 クタで2回目の朝、いよいよウブドに向かう。クタを10時発のペラマ社のシャトルを予約しておいた。

 7時半から朝食。前日と比べて変化があり、連泊する客にとってはうれしい。

 ナシゴレンはカレー味に変わり、ミーゴレンは前日は米麺だったが、この日は小麦の麺に変わっている。葉で包んだものはちまきかなと思っていた。

 
 
 
  上左  ちまきのようなものは、TEMPE BOTOKと書いてあったので、調べてみた。大豆などをテンペ菌で発酵させたインドネシア独特の食べ物らしい。ただ、自分の口には合わなかった。

 上右  粥とスープ。粥は豚肉の粥、スープはカレー味のものと前日とは違っていた。

 左  バリ風の食べ物コーナーの拡大。
 
 バリ風の食べ物だけは、前日と同じメニューだった。
 
 フルーツは前日と同じだが、パンケーキはクレープに変わっていた。菓子も前日とは違うものだった。飲物もアイスコーヒーとグアバジュースでこれまた前日とは違っていた。

 バリ風の食べ物とフルーツを除いて前日とは違う料理が出されていて、客にとってはうれしかった。

 9時すぎにホテルをチェックアウトするまでの間、1時間ほど部屋で休憩。
 
  上左  9時すぎにチェックアウトして、ホテルの前でタクシーを拾った。ベモコーナーに向った。10分で到着。何と交差点の中央にある祠の横で降ろされた。25000ルピア(約200円)。

 上右  レギャン通りを少し歩きペラマ社へ。前日に位置を確かめておいた。ここで切符を買う。ウブドまで60000ルピア(約480円)。

 左  屋内でチェックインをするよう言われた。予約してある名前を伝えると、緑のカードを渡された。
 
 10時少しすぎにバスがやってきて乗車。荷物は車体の脇腹に収納。 

 下左  思っていたより快適なバスだった。エアコンつきで、座席はリクライニングできた。まだきれいなバスでよかった。

 7割方の客の入り。サヌールでさらに客が少し増加。

 下右  1時間40分ほど乗車して、12時少し前にウブドのペラマ社のターミナルに到着。
 
 
 
さっそくウブド散策
 ウブドのペラマ社ターミナルから、モンキーフォレストの前を通り、予約してある「ウブド・イン」に向った。

 モンキーフォレストの前から、モンキーフォレスト通りは急坂となりウブド中心部へ向かっている。18年ぶりにやってきたウブド、あっそうだったなって思い出し、前回訪問時の記憶が次第によみがえってきた。

 急坂を上がり終えたあたりにある「ウブド・イン」に到着。今回はここで5泊する。写真で左手の建物がフロント。手続きをして、ホテルの中に進んでいった。
 
 
 上左  結構奥行きがあるホテルで、玄関から自室まで150mくらい歩いた。

 上右  途中、プールの横を通る。今回は滞在型の旅なので昼間もホテルにいる時間が長いだろうし、そのときのためにプールのある宿を選んだ。水着も持参した。でも、結局、昼間は出かけっぱなしになり、プールを利用する時間はなかった。

 左  自室のあった建物。1階2階にそれぞれ2室あった。自室は1階。
 
 室内。簡素な部屋。1泊3000円程度なので、こんなものかって感じ。冷蔵庫とエアコンがあったのはよかったが、机がなく、コンセントも1つしかなく、使いにくい位置にあったのが難だった。

 ベッドには蚊帳がついていた。最初の夜は使ったのだが、蚊がほとんどいなかったので、2泊目からは使わなかった。

 荷物を解いた後、しばらくベッドの上で横たわった。2時間ほど休憩してから、外に繰り出してみた。
 
 15時前まで、部屋の中でグダグダしていた。5泊もするので、急ぐことはないと思ったからだろう。

 それでも、どうしてもしなければばらないことがある。翌日から4日間のうち、2日間は現地発のバリ島ツアーを利用したいので、その申込をすること。それに、6日目には空港に向うのだが、8月はペラマ社のバスが空港に行かないというので、別のバンでも申し込むことだ。

 そのために向ったのは、日本人の経営する旅行代理店であるAPAだ。18年前にもお世話になっているので、今回もこちらで手配をお願いすることにした。

 モンキーフォレスト通りは、18年前とはうって変わっていて、まったく田圃が見えない道になっていた。17年前も、ウブドでは王宮前の東西の道路とともに、メインストリートではあったのだが、サッカー場から南では建物が連続しておらず、建物と建物の間には田圃が見えた。田圃が全く見えなくなり、かなり都市化したことがわかった。ずいぶん変わったものだ。
 
 

 さて、以前、このあたりにAPAがったはずだという場所に行ってみると、店はなかった。記憶違いかと思って、モンキーフォレスト通りをさらに進んだ。サッカー場まで行って、おかしいことに気づき、ガイドブックで確かめてみた。APAの場所は、以前とはかなり離れたところに変わっていたのだ。事前に調べなかったのが悪かった。

  ホテルから直接向かえば、そう遠くなかったのだが、サッカー場からはかなり遠い。20分ほど歩いてAPAに到着。店の大きさも以前よりはずっと小さくなっていた。

 日本人店員は外出中だったが、それでも、日本語で話をすすめることができた。30分くらいかけて、翌日は、ロビナなどバリ島北部のツアー、翌々日は、ブサキ寺院やキンタマーニのツアーを予約し、料金を払った。翌日は20万ルピア、翌々日は15万ルピアだったが、距離などから考えて、車をチャーターすることを思えば、とてもお得な感じがした。最終日の空港までのトランスポートは時間がまだ不明だとかで、利用前日にまた来るように言われた。
 
   現地ツアーを予約したあとはウブド市場に行った。
 
 市場でも、エェッ、とびっくりしたことがあった。17年前には、地元民の台所という感じで、生鮮食料品を売るコーナーが広がっていった。うす暗い中で、生臭い臭いが漂っていた。それが全く見当たらないのだ。完全に観光客向けの土産物センターになっていた。少し探したが、地元客が買物をするエリアは見つからなかった。(後日、もう一度やってきて、ほんの少しだけだが、地元客向けのコーナーがあることを発見した。)
 
 古い市場の建物。18年前にはこの建物の中に入り、地元客向けに生鮮食料品を売っているのを見たのかもしれない。

 新しい建物は、まだ2,3年くらいしか経過していないのだろう。その中は、完全に観光客向けの店で占められていた。
 続いて、ウブド王宮へ。この中は、18年前と変わりがないように思えた。
 
 17時ごろにホテルに戻ってきた。ホテル近くのコンビニ(サンクスだったが、バリ島ではサンクスが圧倒的に多いようだ。)でビールを買ってきた。

 黄色のビンタンは、レモン味のようだが、かなり甘く、自分好みではなかった。18時半ごろまで、部屋で休み、そのあとダンス鑑賞のために外出。
ダンスをみて夕食
 ウブド滞在中は毎日、ダンス鑑賞をするつもりだ。この日のは、当初は王宮のさらに西のほうの会場で行われるケチャを見るつもりだった。ところが、ホテルの出発が遅れた上に、部屋のカギを閉めるコツがまだわからず、扉と悪戦苦闘したのだ。おかげで、会場に到着するのは10分ほど遅刻が決定的になってしまった。

 そんな中、サッカー場の南側にある集会所を通りかかったとき、もうすぐ公演がはじまると呼び込みをしていた。
 
  ルー・ルゥィ(LUH LUWIH)というガイドブックにも掲載されていないグループだ。入場券を売っているそばのポスターを見ると女性だけのグループだという。ウブドのダンスは、レゴンダンスなどは女性がメインだ。ダンスに限れば女性だけといっても、特にどういうことはないのだが、女性だけのグループだということは、ガムランも女性がやっているということになる。これは見てもいいかなと急に思い、予定を変更してルー・ルゥィのダンスを見ることにした。

 入場料75000ルピア。他の公演も75000ルピアが多かったが、中には8万や10万のところもあった。18年前は、30000ルピアが標準だった。ただ、額面は2倍半になっているが、日本円では1倍半程度のアップだ。
 
  確かにガムラン演奏者も全員が女性だった。
 
 
 ダンスは、さまざまな種類のものを取り入れたプログラムだった。

 18年ぶりのバリ舞踊。指の動き、目の動き、細かな動きをよくやっているなという印象が強かったのだが、今回もそれは変わっておらず、見入っていた。

 下左  パンフレットかわりに渡されたコピーによるとトペン。仮面劇だが、女性なのだろう。

 下右  クビャールで、これは本来は女装した男性がするのだというが、このグループでは女性。

 女性ガムランというのが、興味深い公演であった。ガイドブックには掲載されていないが、有名グループにひけをとらないダンスを見せてくれた。でも翌日は、時間に余裕をもって公演会場に向わなきゃ。

 
 
 
  ダンス鑑賞のあと、王宮の方に向い、夕食をとることにする。満員盛況の店が多く、入れる店がなかなかない。たまに空いている店があっても、好みじゃない料理であったりする。

 そんな中で見つけたのが、王宮の前の通りを西へ行ったところのKOKIというレストラン。
 
 ビンタン大を頼む。グラスではなくジョッキが運ばれてきて、ググッと飲むことができた。机上のろうそくも雰囲気がでてよい。
 
 チキンのカレーがけ。カレー味のライスつき。5万ルピア。あまりにも量が少なくて、びっくり。何かの間違えかと思ったけど、これだけのようだ。
 
 アイスクリーム。ブルーベリー味。

 全部で13万ルピア強。約1000円少々。1日を終えホテルに戻った。昼間買った缶ビールとスナックで補給。