7 日 目   カ プ リ

 

カプリへ
 この日はカプリへ向かう。9時10分発の船に乗りたいので、8時には宿を出発したい。そのため、7時の朝食スタートとともに会場に入った。

 ビュッフェ式で、今回旅で泊った宿の中では、朝食が一番よい宿だった。それでも、5泊すると、毎日似たメニューのため飽きてきた。
 今回泊った宿のうち、朝食のついていなかった宿を除いた3ヶ所のうちで、ここだけ、生野菜と1品だけだが野菜料理(この日は濃い緑の炒めたいんげん豆)があったのはよかった。

 パンも甘くないパンもそこそこあってよかった。
 コーヒーとデザートのオレンジ、キーウィ。

 食後は部屋に戻り、すぐに荷物をもってお出かけ。
 
 宿を出るのが8時少しすぎになった。宿の目の前の階段から地下鉄駅に行き、買いだめしている切符で乗車。

 ムニチーピオ駅から船の切符売場へ向かい、船に急いだ。ほとんど最後に近い乗船客になったが、間に合った。前日に切符売場や乗船場を下見してよかった。
 
 船内。高速船で外気にふれる席はなく、眺望はよくない。26年前はフェリーで、風にふかれながら島に向かったのだが。

 下   10時20分、カプリ着。前回の訪問時には、青の洞窟をメインした。青の洞窟に時間がかかったので、カプリの街を見るのが精一杯でアナカプリの街は中心部に行って、すぐ引き返した。今回は、青の洞窟は行かず、アナカプリに時間をかけようと思う。
 
 
 帰りの船の時間を確認しておいた。港に戻れる時間がわからないので、切符は乗る前に買う。

 ケーブルの切符も売っていたので、右の列に並んで購入。
 
 ケーブル乗場。

 下   ケーブルの上の駅の展望台から。
 
 
 ケーブルの上の駅を出たところのウンベルト1世広場。かなりの混雑。
 まずはアウグスト公園へ。カプリの繁華街を抜けて、入港した港とは反対側の海の側は断崖が続く。断崖を見下ろす公園。とてもきれい。
 
 別の方向を見る。写真では見にくいが、アマルフィ半島の先端部分も見えた。
 
 上   サン・ジャコモ修道院。アウグスト公園のすぐ近くにあるのだが、入口はいったん、かなり街の方へ引き返して、遠回りしないといけない。

 左   訪れる人はアウグスト公園に比べてずっと少なく、靜かでよい。
 
 
 上  繁華街に戻り、昼食用に使用かと思い、パン屋に入ってみた。

 左  スパゲッティなんとかって書いてある揚げパンに目がいった。
 
 ケースの所で注文し、その金額を別のところのレジで払い、領収書をケースのところで渡し、パンを受け取る仕組み。

 昔、中国でときどき遭遇して、面倒な仕組みだったが。まさかイタリアでこの仕組みに出会うとは。

 下   中にはマカロニより短くきったチーズ味のスパゲティが詰まっていた。水分が少なくイマイチ。
 
アナカプリ
 アナカプリ行きのミニバスに乗車。路線バスだけじゃなく、宿などの送迎バスもミニバス。
 
 紙製の切符なのだが、中にはチップが入っていて、読み取り機でピーと鳴らしての乗車。

 バスが小さくて、満員だったが、次のバスがいつかわからないので立席乗車。
 
 アナカプリに着き、まず街を歩く。

 カーサ・ロッソ(赤い家)。ミュージアムになっているが、興味なさそうでパス。
 
 サン・ミケーレ教会。

 ここはすぐ目の前まで行きながら、工事のため、迷路のような道をぐるっと遠回りしなければならなかった。
 
 「アダムとイヴの楽園追放」というマヨルカ焼の床があり、2階から眺めた。1階でも周囲を歩いた。
 
 アナカプリの街。カプリに比べるとずっと人が少ない。
 
 名所の公園のようだが、工事のため、中には入れず。
 
 ソラーロ山へのリフト乗場。山の上の方には霧がかかっていて、上っても何も見えないとわかっていたが、ここまできた以上、上がってみたかった。
 
 上がりはじめ。

 下   最初はアナカプリの街がよく見えた。
 
 だんだん霧がかかってきた。
 
 頂上に着いたが、まったく何も見えない。すぐにリフトで下山。
 リフトで下山後、バスでカプリに戻ろうとしたら、次から次へとバスが止まらずに通過していった。青の洞窟からのバスが、満員通過しているのだ。30分ほど待って、ようやくアナカプリ発のバスがあり、ようやく乗車。でも立席。

 カプリでバスを下車すると、雲がすぐ上まで迫ってきていた。カプリも間もなく霧の中だろう。急いでケーブル駅から下山。
ナポリに戻り夕食
 17時10分の船に乗り、ナポリに戻る。
 
 ナポリ港に戻り、地下鉄ウニベルスタ駅近くまで歩き「ボルゴ・オレフィッチ」で夕食。
 
 店内。
 
 ピッツァの窯。

 
 
 白のグラスワインを注文したら、普通に入れられる2倍くらい注がれてきてびっくりした。200mlくらい入っているのだろうか。
 
 ボンゴレ。

 あさりの味がしみでたスパゲティで美味しい。
 
 サーモンステーキ。

 ボンゴレ14ユーロ、サーモン10ユーロ、ワイン3ユーロ、コペルト(席料)2ユーロで計29ユーロ。料理代はほかの店と同じくらいだが、グラスワインは他の店に比べて倍入っているのに、値段は安い。

 宿まで歩ける距離だが、雨だったので地下鉄で宿に戻った。
 

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