16 日 目 ロコロトンドとアルベロベッロ
ロコロトンドへ |
ポテトチップと昨日の残りのいちごで朝食。 本当はサンドイッチが食べたかったのだが、冷蔵庫がないのでやめておいた。 この日はロコロトンドとアルベロベッロを訪問する。バスは8時発。前日に確かめはしたが、念のため、7時30分にホテルを出た。ホテルをでるとき、フロントから呼び止められた。珍しく、部屋の鍵を預けなけらばならないホテルだったのだ。 |
バーリ駅の一番南側に私鉄「スド・エスト鉄道」のホームがある。おそらく、昔は国鉄だったのが、日本でいう第3セクターのような会社になったのだろう。 列車が止まっているが、乗車しない。バスの方が早く、値段も安いからだ。 下 近くにある私鉄用の券売機で、バスの乗車券を発券。後日、バーリ駅のfsの券売機を操作していて気づいたのだが、fsの券売機でもバスの乗車券が買えるのだった。日本でも、第3セクターがほかの私鉄とは違う扱いの場合があるのと似ている。 |
バーリ駅から出て、南側の道路に渡り、100mほど離れたス―パ―前にバス停がある。 そこで待っていたら、2,3分遅れて「マルティナフランカ」行きのバスがやってきた。アルベロベッロとロコロトンドを経て、マルティナフランカまで行くバスなのだ。FSEは、スド・エスト鉄道のこと。 |
行先ごとに停車位置や乗場が決まっていないようで、たまたま停車した位置に客が殺到したが、何とか座れた。バスは車掌が乗車し、乗る際に、乗車券を破って渡された。 下 市街地を出ると、車窓からはオリーブ畑とぶどう畑が続くのが見える。 |
1時間15分ほどでアルベロベッロに到着。アルべロベッロは駅前がバス停だと判明。車内から撮影。 大半の客はアルベロベッロで下車し、乗ったままなのは数人。そのかわり、アルベロベッロからそこそこ乗車してきた。アルベロベッロに泊まり、ロコロトンドやマルティナフランカに向かう客だろう。 |
15分ほどでロコロトンドに到着。バス停は街中の道端にあった。 ロコロトンドからアルベロベッロへは鉄道で向かうが、駅は地図ですぐわかるからいい。これが逆で、ロコロトンドに鉄道で到着し、バスでアルベロベッロに向かうのだった苦労したかもしれない。 |
ロコロトンド散策 |
バス停から5分ほど歩くと旧市街の入口。ここも"白い街"だ。 下 旧市街に上る前に"白い街"を眺めようと、丘を下ってみた。丘の麓からは白い建物が密集している様子がよくわかった。 |
麓から丘の上に向かう途中、トゥルッリがあった。アルベロベッロで嫌というほど見るのだが、ロコロトンドでもいくつか見かけた。 |
休み休みしながら丘を上った。白い建物の1階の真中に旧市街へ入る門がある。 |
門はトンネルみたいで、抜けると真っ白な建築が目に入ってまぶしい。緑の窓枠が見えるが、この街では扉や窓枠の色は統一性はなかった。 下左 迷路のような旧市街をぶらぶら。 下右 サン・ジョルジョ教会。 |
バロック風の聖堂内。壁の上部や天井には天使などが描かれている。 |
祭壇には多くの燭台があり、豪華な感じ。 |
ナポリ門から旧市街の外へ。 |
門を出たところの公園からは、丘の麓のトゥルッリもよく見えた。 |
アルベロベッロへの移動のためロコロトンド駅へ。 |
乗車券の様式はfsとまったく同じだ。 下 乗車した電車。ホームへは線路を横断する通路(黒い部分)を歩いて渡る。日本ではめったに見かけない渡り方だ。 |
車内はがらがら。 |
アルベロベッロ |
10分ほどでアルベロベッロ着。ここも線路上の渡り通路を歩いて駅舎に向かう構造だった。 |
アルベロベッロ駅舎。 バーリ行きのバスの時刻表を確認し、バスの乗車券を先に買っておいた。 |
駅から歩きだしてまもなくトゥルッリが一般の建物に混じって見えてきた。 |
内部が公開されているトゥルッロ・ソヴラーノ。 2階建てのトゥルッリで、司祭の邸宅だった。 |
内部。昔の調理用具などが置かれている。 下左 円錐型の屋根の内側には屋根裏部屋があることが多いらしいが、ここの2階の屋根裏は円錐の内側が見られた。白い部分が曲線なのだが、写真ではよくわからなくなっている。 下右 中庭側からの眺め。左上が2階建てトゥルッリ。 |
上左 サンティ・メディチ・コズマエ・ダミアーノの聖所記念堂。 上右 内部。祭壇上には十字架にかけられたイエス像がつりさげられていた。 左 教会からはメインストリートがトゥルッリ地区の前の広場までのびる。 |
上 トゥルッリ地区の前の広場に到着。すでに14時で、お腹がすいていた。 左 広場に面した「ラルゴ・トレヴィザーノ」という店で昼食をとる。 |
トゥルッリを見ながらの昼食。 |
ハウスワインの白。500ml。フラスコ型の容器で供せられた。 下左 今回の旅で初めてオリーブがつまみとして出てきた。シチリアのときはよく出されたのだが。 下右 パン。料理が出てくるまでの間、オリーブとパンでワインを飲む。 |
Orecchiette
con cime di rape, acciughe e pangrattato fritto オレキエッテ かぶの葉、アンチョビー、揚げパン粉添え 揚げパン粉はわかるが、かぶの葉とアンチョビーはうまく撮影できなかった。オレキエッテの下に入っている。 |
ポテトとソーセージ。 この付近はソーセージなども特産品らしい。 定食22ユーロ、ワイン6ユーロ、コペルト2ユーロで計30ユーロ。 |
食後はトゥルッリ地区の丘へ上る。 |
この地区のトゥルッリはほとんどが土産物屋で、生活感は感じられなかった。 |
セント・アントニオ教会。 トゥルッリ地区の丘の上部にある。トゥルッリの屋根がある教会だ。 |
1927年の完成と歴史的なものではない。内部も装飾がほとんどなく、殺風景な感じがする。 |
聖堂の下から、トゥルッリの屋根の内側を見る。 |
教会近くの公園から見えたトゥルッリ地区。 下 トゥルッリ地区の丘から下りて、展望台からトゥルッリを見る。 |
駅に向かい、16時35分発のバスでバーリに戻る。 バス停には長蛇の列、座れるかどうか心配だったが、続行便が出されて、2台目に座れた。 |
バーリ市内に入ってj渋滞があり、バーリ駅の裏口には18時過ぎに戻った。 スーパーで夕食にするバナナと朝食用のパン、飲物を買って宿に戻る。 写真はバーリ駅の南側の裏口。意外なことに、バーリ駅は裏口のほうが近代的で、治安もよさそうな雰囲気だった。写真の左手にはエスカレータがあり、地下道に下りて表口に向かう。 |