6 クアラルンプル その1

 

クアラルンプル・セントラル駅

5日目、マラッカからクアラルンプルにバスで移動。快適なバスで、切符を買うとミナレルウォーターが渡された。うとうとしていると、もう到着。着いたのはチャイナタウン近くのクラン・バスターミナル。雑踏をかきわけて向かったのは、新しいクアラルンプル の国鉄駅。今夜の夜行列車、それに数日後の夜行列車の切符を入手するためである。

クアラルンプルの略称はKLなんで、以下はKLと書く。

ここはとても新しい駅であった。2001年にできたばかり。まだ1年もたたないうちにやってきたわけだ。今のところ、地下ホームを着発する長距離列車はまだわずかしかなく、近距離中心の駅である。 近距離の国鉄線は、KTMコミュータと呼ばれている。訪問したときは、まだKL空港までの路線は試運転中だったが、現在はできている。この路線は、国鉄の運行だが、KTMコミュータとは別モノとされている。
案内表示には、日本語も使われていた。 日本人が迷うことはないが、そんなに日本人がこの駅を利用するのだろうか。
STAR-LRTに乗って、チャイナタウン近くまで戻る。STAR-LRTは高架式のモノレールタイプの交通機関。ややこしいことに、STAR-LRTとPUTRA-LRTがあって、切符が別々だということ。それとは別に上に書いたKTMコミュータがあるから慣れない人にとってはわかりにくい。
チャイナタウン

LRTのパサール・スニで下車して10分ほど歩けば、チャイナタウンが出現。たくさんの屋台がでて、多くの人でにぎわっている。

ロンガン水の屋台

羅漢果が入っている飲み物。羅漢果はのど飴の原料に使われている果物。この店は人だかりがしていて大賑わいであった。

ホテルの前も屋台がでて、どこが入口なのかもわかりにくくなっている。SWISS-INNはペナンからKLに帰ってきたときに泊まるつもりをしているので下見にきたわけ
氷屋が健在だった。 昔は日本でも見かけたのと同じような感じ。袋の中は細かく砕いた氷。何に使うのだろう。
PUTRA-LRTに1駅だけ乗る。こちらは、長い編成の電車で、中心部は高架であるが、少し中心部から離れると地上を走る。
かつてのプドゥ刑務所を、公開をやっているらしいので訪問したが、すでに公開期間が終わっていた。 刑務所の塀だけを見て、KLの繁華街であるブキッ・ビンタンへ向かう。
ブキッ・ビンタン

ホテルやショッピングセンターなどが立ち並んでいる歴史の浅い繁華街。一通り見て歩いたが、チャイナタウンのような風情は感じられない。日本の繁華街が引っ越していったような感じである。

KL発バタワース行き夜行列車は銀色の車体。クアラルンプル駅の地下ホームから出発する。 つい数ヶ月前までは、旧KLセントラル駅から出発していた。こちらは20世紀はじめの英国調の建築で、できたらそちたから出発したかった。
2等車の車内 はこんな感じ。出発するころには、ほぼ満席になった。日本の列車と変わらない。出発後すぐに旧KLセントラル駅を通過。KTMの駅としては今も使われているが、長距離列車のホームは使われなくなってしまっている。この日はこの列車で車中泊。

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