1 日 目   マ ラ ッ カ へ

 

 

クアラルンプルまで 

 

 

 伊丹空港では、チェックイン後、まずANAの使う南ターミナルへ。一番、南の端に駐機していた昔の塗装をほどこしたANA機を撮影。室内からの撮影だったので、うまくはいかなかったが。

 伊丹空港にはリムジンバスで向かったのだが、バス車中からこの機体が見えたので、見に行ったわけだ。懐かしい塗装だ。

 クラスJを予約していたのだが、チェックイン時にラッキーなことに前方席への移動を告げられた。JL3002は伊丹発成田行きだが、成田からは国際線として使われるので前方にはファーストクラスがあって、そこがクラスJになっているのだ。しかし事前予約では席を指定できないようになっていて、当日、空港で席が割り当てられた。
 飲物はコーヒーを頼んだ。通常のサービスと少し違うのはCAさんが事前に注文を聞きにくるという点。ちょっぴり贅沢気分に浸れる。

 コーヒーを飲んだ後は、席をフラットにして休んだ。わずか20分ほどだが、国際線ファーストクラス席を有効に使わせてもらった。

 内際連絡施設を通って、国際線制限エリアへ。すぐにラウンジへ向かった。

 ここで朝食をいただくために、自宅を5時過ぎに出てから何も食べずにやってきた。10時過ぎに遅い朝食。

 以前は11時ごろまで待たねばならなかったビーフカレーが10時すぎでいただけるようになっていたのはありがたい。

 上左 出発は97番ゲートからだった。どんどん通路を歩き、端にあるゲートだ。

 上右 搭乗したJL723。

 左 座席は非常口座席の45Aを事前に確保できた。足元が広く、窓側席でも自由に動ける。水平飛行に移ると、まずおつまみと飲物。一時期、JALではすぐに機内食を出していたが、元に戻したようだ。

  

 出発後2時間ほどで機内食タイム。出発前にラウンジで朝食をとったこともあり、半分ほど食べて、あとはパス。飲物は味噌汁とコーラ。JALの味噌汁も定着したようだ。

 食後はビデオを見たのだが、見ながら寝てしまったようだった。

 

 上左  目覚めたあと、CAさんが、お休みになっていたときにお出ししたとして、アイスクリームを持ってきてくれた。

 上右  着陸1時間30分ほど前に出た軽食。飲物のシュースだけいただき、非常食にしたが、結局食べる機会がなかった。

 左  軽食のころのルートマップ。まもなくKLIA、クアラルンプル国際空港到着だ。

 

 

KLIAからマラッカへ

 

 

 KLIAでは国際線はすべてサテライト側に到着する。よって入国時にはシャトルで必ずメインターミナルへの移動が必要だ。写真はシャトルから見えたの降機したばかりの搭乗機。

 JL723は18時30分に到着予定だったが、18時15分に到着した。こういうことも考え荷物は機内持ち込みにしていた。さらに入国審査は待つ必要もなくさっと通過。税関も通過。1万円だけ両替。この時点で18時35分。予定通りの到着なら、タクシーでマラッカに行くつもりだったが、もし早く到着すれば、18時45分発のバスでマラッカに向かう計画だった。あと10分。ちょっと微妙なタイミングだ。

 制限区域から出たすぐのところにタクシー乗場があることは事前に調べていたし、すぐにわかったのだが、バス乗場は事前の調査ではわからなかったので出たとこ勝負だ。

 2,3分周辺をうろうろしていたが、やがてLCCTなどへ向かうバスが発着するバスターミナルの方向がなんとかわかった。早足で歩いて5分。バスターミナルを発見した。すぐに切符売場に急いだ。マラッカ! と叫んだ。ところが、マラッカ行きはここではなく別のところから出発するようだ。その時点で18時45分。万事休す。

 次発のマラッカ行きのバスは20時30分発だ。聞いて探せば、簡単にマラッカ行きの乗場はわかるに違いない。悔しいので、一瞬だが、次のバスに乗ろうと思ったが、即、撤回。次発のバスだと予定通りの運行でも22時30分着。でも、多少の遅れとバスターミナルからホテルへのタクシー移動を考えると、ホテル着は23時30分ごろと考えた。これは遅すぎる。早くホテルに荷物を置いて屋台食を試したい。そう考え、当初の予定通り、タクシーを利用することにした。

 空港の到着ロビーの端にタクシーチケット売場があろのは、先ほど見ている。到着ロビーに戻り、タクシーチケット売場へ。

 KLIAからのタクシーは、このチケット売場でチケットを買って乗車するシステムになっている。都市ごとの公定料金になっていて、ぼられることを防止している。ただマラッカなど他都市からKLIAへ交渉制の場合の相場よりは高いらしい。

 マラッカへは159RM(RMはマレーシアリンギット、両替したレートではRM=33円であったので約5240円)であった。クアラルンプルへは74RM。クレジットカードも使える。チケット料金には高速料金も含まれていて、追加料金は一切不要である。タクシーはバジェットとプレミアがあって、もちろん安いバジェットにした。

 

 チケットを乗場の案内人に渡すと、案内人がマラッカへ行くタクシーを捜してくれた。マラッカまでは120kmあるので、どのタクシーでもいいわけではない。

 タクシーはすぐにみつかって、写真のタクシーに乗車した。マラッカには詳しくないドライバーだッたようで、ホテルも、ホテルの位置を示した地図もあまりわからなかったみたいだ。

 KLIAを出てしばらくの間、まだ明るかった。車窓から見える景色の多くは、油ヤシの森であった。やがて、日没で真っ暗になった。

 高速で1時間30分。20時30分にマラッカの北部のアイルクローのインターチェンジを出た。アイルクローは動物園などがあるエリアだが、街の中心からは20kmもある。ドライバーはホテルに携帯電話をかけて、道順を聞いていた。

 30分かけて街の中心部に向かい、21時にホテルに到着した。泊まったのは、前回のマラッカ訪問、これは11年前だったのだが、このときと同じホテルであるミモザホテルだ。

 チェックイン後、部屋に行って、荷物を置いあと、服装を熱帯風服装、つまり半袖半ズボンにサンダル姿に着替えて、すぐに外出。屋台で夕食をとるためだ。

 

 

屋台食求めて夜の外出

 

 

 着替えなどをしていたら、あっという間に時間が過ぎ、外出できたのは21時30分。さっそく、ホテルの 前の屋台街へ。

 ところが、自分の目に飛び込んできたのは廃れた屋台街の姿だ。11年前に訪問したさい、ホテルの間にはとてもにぎやかな屋台街があった。ここで食べ歩きを楽しんだのを覚えている。それを目的にKLIAからタクシーで駆けつけたというのに。

 加えていうと、ホテルに隣り合った路地にもかつて屋台が数軒出ていたのだが、今度は出ていなかった。かつて使っていたであろう屋台の台だけが残されていた。また、ホテルから数件離れた野外レストランでも食事をしたのだが、ここは土地が売りに出されていた。レストランのテントがそのままの姿で。

 そのときにはわからなかったのだが、翌日わかったのは、スタダイスなどのマラッカ観光の中心地からさらに南側に新しいショピングセンターなどができ、そこに隣接した屋台街などはにぎわっていたのだ。昔からの街の中心の屋台街にとってかわったようだ。

 ホテルの近所は廃れてしまったことがわかったが、お腹もすいていて、何か食べたいので、ほかの屋台を探しに行くことにした。

 ナシゴレンの屋台があって(実はナシゴレンじゃなかったのだが)いいにおいを漂わせていたが、もっと屋台があるはずだと少し歩いてみた。

 スタダイスのすぐ北側の道路は赤いライトで照らされて雰囲気をかもし出していた。

 このまま歩いてのよかったのだが、早朝に出発したこともあり、先ほど横を通ったナシゴレン(実は違っていたのだが)の屋台で食べることにした。

 屋台の周りには10人くらい待っていた。自分も指差しで注文。

 

 上左  遠くから見ればナシゴレンのような感じだ。よく見ているとちょっと違うな。何だろうと思えてきた。これだけで6人分。

 上右  6人分仕上げたあと、卵をドバッと入れてまた調理開始。これでオムレツ系の料理だとわかった。さらにカキも入れたのでカキオムレツと判明。

 左  ナシゴレンと勘違いしたのは、この調味料を入れるからだ。食べてわかったのだが、かなり辛い。

 15分くらい待たされてやっと出来上がった料理の包みを手にした。列はできていなかったっが、順番はきっちり覚えているようだった。待ちながら、料理名は[虫豪]煎(オーチェン)と判明。台湾の[虫可]仔煎と同類だ。

 持ち帰り専門店のようで、包まれたものを手にしたが、すぐ隣の店で作っていたドライの雲呑麺も食べたくなって、食べることにした。

 一見焼きそばのようなにみえるが、焼いてあるのではなくゆでた麺だ。スープが別についている。そして濃厚なタレが下にはいっている。だからドライといっても、少しは汁がある。

 中には、その雲呑麺と一緒に屋台で買ったカキオムレツを食べていた人もいた。この店も結構、人がはいっていた。

 
 ホテルに戻ってカキオムレツを食べたが、これがとても辛い。唐辛子ベースのタレが小袋にはいっていたので、さらに辛くなるかと思ったら、かけても辛さは同じくらいで、唐辛子の風味がでたかなって感じだった。
 

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