1日目 フランクフルトまで

 

 

 伊丹発JL3002は成田空港の63番スポットに入った。内際連絡通路を経て、あっという間に出国して、出発便の案内板を見るとこれから乗るJL407フランクフルト行きは何と63番スポットだ。同一機の利用だが、席はわずかに離れていて、JL3002では7A、JL407は7D。

 成田空港の62番と63番スポットの間には透明な壁があって、63番から65番スポットは国際,国内線共通で利用される。搭乗することが多いJL3002はいつもこの間のスポットに入る。機外に出て、内際連絡通路にある保安検査場伊丹からの便で前方の席に座っていればほとんどまたされない。今回も1人まっただけ(あとで見たメインの出国審査場はかなりの列ができていたが)。それで、63番スポット近くに戻ってくるまでわずか10分ほど。

 JL3002からの乗継便は余裕のないことが多いのだが、JL407は例外的にゆったりと乗継ができる。その間はラウンジで休憩。

 朝5時すぎに家を出てきたのだが、成田乗継の場合は、ここで朝食をとるために、10時前までお腹をすかしている。

 エコノミークラスの場合は、ここでしっかりいただいて機内食はあまり食べないのだが、今回はビジネスクラスにアップグレードしてあるので、逆にここでの食事はセーブしておく。

 先ほどと同じ搭乗橋を逆行して、機内へ。20分遅れくらいで出発できた。夏休みシーズンとあってか、満席らしい。もっとも、JALの場合、前年にアムステルダム、ローマ(またはミラノ)行きを廃止しているので、便数減の影響でほかの便が増えているだけかもしれない。
    機内食サービスが始まったのは日本時間で13時すぎ。少し遅めな方が、朝食も遅かったので都合がいい。
 
 

 最近は、行きは洋食、帰りは和食を選ぶことが多いが、今回もそうした。

 

 

 

 

 

 JALの場合、欧米路線のビジネスクラス(バンクーバー行きを除く)では、2食目以降の機内食を選べるようになっている。洋食、和食の定食もあるのだが、いつもアラカルトメニューから選んでいる。

 欧米路線のビジネスクラスを利用したのは、ちょうど1年前に今回と同じくフランクフルトを往復して以来だ。この間にアラカルトメニューには大きな変化があったようだ。メニューがかなり増えて、料理の名前もありきたりの名前じゃなく、気の利いた名前が工夫してつけてある。

 

 ビデオを1本見て、そのあと最初のアラカルトメニューとして、たこ焼きをオーダー。これは以前はなかった。関西空港のラウンジで夕方以降に出される「たこ八」らしい。ただし、関空で食べるより、ちょっと上品な明石焼きスタイル。

 しばらく後に、CAおすすめのパスタとかがあっていただいた。量は少なく、これだけで食事とまではいかず、おやつ程度。

 このあと何時間か、パソコン用機内電源を使って、この旅行の直前に行った北海道への家族旅行の旅行記を作成。

 いつもは機内でビデオを見るか寝てすごすことが多いのだが、今回ははじめて、機内にいた時間の半分ほどを旅行記制作にあてた。画像処理、旅行記執筆で5時間ほど。この旅行記はフランクフルトのホテルからアップロードして公開した。

 旅行記ができたあとで、佐野ラーメンをオーダー。佐野ラーメンは知らなかったが、しょうゆ味で白ネギをたくさんのせるのが特徴のようだ。アラカルトメニューの中では、佐野ラーメンをオーダーする人が一番多かった。

 最後にアイスクリームをオーダーした。しばらく硬すぎてスプーンがまったく入らなかったので困った。食べにくいだけですめばいいが、歯が折れたとかいうことにならないように、もう少しやわらかくしてから出すほうがいいと思った。

 定刻より少し早くフランクフルト空港に到着。フランクフルト空港はスターアライアンス系の航空会社が使う第1とそれ以外の航空会社が使う第2のターミナルがあるのだが、鉄道駅は第1ターミナルに隣接している。

 だから、スカイトレインか長い距離を歩いてターミナルを移動しなければならない。特にこだわりがなければ、フランクフルトはルフトハンザかANAが便利だと思う。

 ゲートを出たところでJALの現地職員が鉄道駅への案内図を配ったりしていたが、なくても行けそうなので、入国審査のあと、預け荷物をピックアップしてスカイトレインに乗車し、第1ターミナルへ。

   スカイトレインで第1ターミナルに着いたが、鉄道駅のあるところまでまた少し歩く。何とかたどりつけた。自動券売機はわかりやすく、簡単に買えた。

 ここから鉄道を利用するのは2回目。前回は1995年でここからマインツに向かい、ドイツ旅行を始めた。しかし、駅の位置や構造などはすっかり忘れていた。

 以前来たときは特急なども停車していたが、いつのまにかこの付近の鉄道が複々線になり、特急などは隣接する別駅から乗車する。この駅はSバーンの専用駅になっている。

 ここを通るSバーンの本数は余り多くない。マイン川をはさんで北側に別の鉄道があってそちらがメイン路線で空港経由は支線的扱い。そのため、20分以上待つ。(画像では16分だが)

 ようやくやってきた電車は前の電車からの間隔が長かったためか混んでいた。さらに次の電車ならすぐに来るのだが、早くホテルに入りたいので20分間、入口付近で立ってがまん。

 Sバーンとは、シュタットバーンの略で近郊電車のこと。他にUバーンがありこちらは地下鉄。ドイツ語圏の大都市では、どこもSバーンとUバーンが都市交通を担っている。乗車しているSバーンはフランクフルトの西からHbf(ハオプトバーンホフ、中央駅)の地下を経て、市内中央部を地下で横断して、フランクフルトの東のハーナウに向かう系統である。

 車内に掲示された路線図。左にFrankfurt Flughafen Reginaibahnhofとあるのが空港駅。ここからFrankfurt Hbfを通る系統は市内を横断していることがわかる。一方、Frankfrt Hbfを発着する系統も多い。これらの系統は行き止まり式になっている地上のHbfを発着する。

 1995年のドイツ旅行では、フランクフルトはほとんど観光していない。それでホテルに着いたら、荷物を置いて、ビールを飲みに出かけようと思っていた。

  Hbfに到着後、地上に出ると、Hbfの地上駅の構内。かつて、フランクフルトは観光はしていなくても、ほかの都市から電車でこの駅に来て、ここからベルリン行きの夜行列車に乗ったことがあり、このドームで覆われた行き止まり式の駅はかすかに記憶がある。(ベルリンの中では行先は、ツォー駅で、今はSバーンだけの駅になっている。)

 駅を突き抜けて外に出ると、道路をはさんでこの日泊まるホテルがあった。エクセルシオールというビジネスホテルである。

 このホテルは冷蔵庫の飲み物が無料であった。飲物無料のホテルは2回目。ビールも2本入っていて、疲れていて、お腹もさほど減っていないこともあり、外にビールを飲みに出かける気がなくなってしまった。

 それで、日本から持っていった菓子を食べながら冷蔵庫のビールやジュースを飲んですませた。夜に飲む水もあって、水を買う必要もなく助かった。これで長かった一日目が終了。