7   オ ア ハ カ 郊 外

 

ヒョウちゃんと遭遇! 現地オフ会成功!

この日は、メキシコ旅行で、特に楽しみにしていた日である。ネット仲間のヒョウちゃんとオアハカでオフ会をすることになっていたからだ。ヒョウちゃんとは長らくネット上で親しくつきあっていただいているが、まだナマで会ったことはなかった。旅行計画たてているときに、ヒョウちゃんもメキシコを同じ時期に訪問することがわかったので、ぜひオフ会をしようってこになったのだ。それで、お互いに日程を調整し、オアハカでこの日に遭遇と決めていたのだ。(ヒョウちゃんのサイト「ヒョウちゃんの旅のページ」もどうぞ)

オフ会は18時に待ち合わせしていて、日中はオアハカ郊外のツアーを前日に申し込んでおいた。申し込みの時に、帰着時間は念を押して聞いて、17時にはいつもオアハカへ帰っているということで安心していたのだが、、

ホテルを8時に出発、まずはバスターミナルへ。オアハカをいつ出発するか迷っていたが、この日の夜行で旅立つことに決めたので、そのチケットを確保しておくためだ。プエブラ行きの夜行バスのチケットを確保し、大きな荷物は預けた。身軽になって、ツアーの集合場所であるソカロへ。

ツアーの参加者はたくさんいるように見えてマイクロバスで行くのかなと思ったのだが、いくつかのコースの客が同時に集合していて、自分の申し込んだツアーは、ほかにメキシコ人らしき母娘3人づれだけだった。それに、ドライバー兼ガイド。しかし、英語はあまりわからないらしく、私とは必要最低限の話をするだけで、もっぱらメキシコ人母娘に案内していた。あまり気分はよくないが、やむを得ない。

最初の訪問地は、上の画像のトゥーレの木。アメリカ大陸最大の木、ということで、幹の周りは50m以上あった。ここは15分の約束だったが、母娘は15分遅刻したので、この木だけで30分滞在した。

次に行ったのは、テオティトラン・デル・バジェの羊毛製品の工房。画像は、染料に使う植物の説明をしているところ。思いがけない色がつくられてりして感心する。このあと、織物の実演を見て、ここでつくった製品を少々購入。

そしてミトラ遺跡。モンテルバンと同じくサポテコ人の手による建造物がみられるが、モンテアルバンより後の時期につくられた。チケットを買って売場そばにある、上の画像のサンパブロ教会敷地内の遺跡をまず見学。小規模な遺跡で、ここはチケット不要。教会に使われている石は、遺跡の石が使われているらしい。

続いて、チケットの必要なメインの遺跡へ。まずは、下の画像の北の中庭へ。

ミトラ遺跡は、モザイク模様が美しいことで有名なのだが、とりわけ下の画像のモザイクの中庭では、いろいろな種類のモザイクがきれいに残されていた。上の画像の奥に見える神殿の中にモザイクの庭がある。

次に、南の中庭へ。北の中庭のすぐ南側にある。画像の右手に見えているのが、地下遺跡への降り口。地下遺跡は2箇所あって、2箇所とも身をかがめたりしながら入ってみた。どちらも墓であった。

遺跡の外側はにぎやかな露天が並ぶ。1時間たったので車の中で母娘を待つ。1時間の見学時間では、町の中にある、小川のグループ、日干し煉瓦のグループの遺跡は見られなかったのだが、待っていた30分ほどあれば、これらの遺跡もさっと見て帰ってこられたかもしれないので残念である。

次に行ったのは、イエルベ・エルアグア。ミトラから30分くらい山道を行ったところの山奥にある。水の中の石灰分が固まって、トルコのパムッカレのようになっている。パムッカレよりはずっと規模は小さいが、、

滝のように見えのも、石灰分が固まったもの。岩の上に人の姿が見えるが、そこまで歩いていった。さらにこの崖を降りて谷を歩き、再び崖をあがる2kmほどの遊歩道があったが、1時間半の見学時間では、回りきる自信がなかったので、この岩まで行って引きかえした。

ところが、母娘はこの遊歩道を一周してきたようで、今度は1時間遅刻。その間、自分は手持ち無沙汰。あぁ、自分も行っとけばよかったのにと後悔。これなら最初から時間を多くとって、十分に楽しめるようにしてほしかったものだ。もう予定より1時半遅れている。

だが、まだ予定が残っていた。メスカルの試飲が、、もう時間がないので、メスカルはいかなくていいとドライバーに言ったが、15分の予定だというので、しぶしぶOK。しかし、母娘たちは土産に メスカルをいろいろ買っていたため、結局ここでも30分、余計に滞在。こちらは、時間が気になってメスカルどころじゃなかった。そのため、一杯試飲しただけ。

メスカル工場を出たのが18時。オアハカに戻ってからも、メキシコ人母娘をホテルまで送っていき、結局ソカロに戻ったのが19時ごろ。まったく、この母娘の時間無視にはあきれたものだ。

さて、ヒョウちゃんに遭遇できるか。1時間遅れてしまったうえ、30分ほど前に雨も降った。たぶん、無理だろうなと思って、待ち合わせ場所にしていたカテドラルの玄関に腰掛け、約束どおり懐中電灯を持って座る。きっと、時間が時間だけに、ヒョウちゃんは食事にでかけたに違いない、食事場所で 遭遇するのを期待するくらいしか手がないなとか思っていた。しばらくして、声をかけられた。ヒョウちゃんだぁ〜。

ソカロに面した建物の2階にあるレストランに入り、まずはモンテホで乾杯〜。(上の画像は、デザートのときに従業員に撮ってもらったもの)

食事をしながら、情報交換を行なう。自分は、カンクンinメキシコシティoutの行程だが、ヒョウちゃんはメキシコシティinメリダoutなので、お互いに今まで行ったところの様子を伝え合った。ヒョウちゃんの話から、次に行くプエブラは泊まるほどのところでもないという印象を受け、翌日は午後からメキシコシティに行って泊まるほうがいいかなとか考えた。

料理は、上のような盛り合わせとサラダを注文したが、話に夢中になっていて、この日ばかりは、料理のことをあまり覚えていない。料理が少したらなかったので、あとでカルド・ノパリーニョという、ウチワサボテン入りのスープを注文。

そのあとで、デザート。米を牛乳で甘く煮たアロース・コンチェを注文。ヒョウちゃんはプリン。さらにコーヒーを頼んで、食事は打ち止め。

2時間半ほど、旅の話題で話し続けた楽しいひとときであった。旅という関心事が同じうえ、個人旅行を好み、旅の行先の好みもある程度似ているので、話がとぎれることがなく、延々と話していたという感じであった。

やがて、店が閉店時間になり、オフ会もこのくらいで、ということになる。ソカロに出てみると、昼間よりも多い人出でたいへん賑やかであった。ここで、ヒョウちゃんに見送ってもらて、バスターミナルに向かった。

バスターミナルに着いてみるとたいへんな人出。22時から1時ごろにかけては、メキシコシティ行きを中心に夜行バスが頻発していて、このターミナルではゴールデンアワーのようである。バス乗場へは、ホワイトボードに手書きされるバスの乗客だけがチケット を調べられて入れるシステムになっている。そのため、バスを待つ客が狭い場所にひしめいている。1時間以上、ここで待ち、ようやくプエブラ行きの夜行バスがホワイトボードに手書きされて、乗場に入れた。すぐにバスに乗り込み、やがて発車。

 

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