5   新  宮 

午後から新宮観光
 前日のチェックイン時に朝食をつけるか聞かれた。700円。1日だけ頼んでみた。悪くはないのだが、同じようなのが毎日続くと嫌なので、この日限りにしよう。

 午前中、雨。それも土砂降りで、外歩きができなかった。部屋で休養することにし、再び眠ったり、ネットをしたり。
 
 正午ごろ、小降りになり、傘をさして新宮観光に出かける。

 最初に、さんまのなれずしを出しているという「東宝茶屋」で昼食。

 下   さんまのなれずし。3週間ほど発酵させたもので、独特の味。臭いはするが、予想していたほどきつくはない。近江のふなずしを想像していたのだ。
 
 
 
 上   普通のさんますし。味を比べるために注文した。見た目は似ているが、食べると違いははっきりわかる。

 左   店内。

 店主の話によると、なれずしを出していた店はほかに1店あったが。昨年末に営業をやめ、今ではこの店だけだという。
 
 午前中、観光できなかったので、大急ぎで観光開始。まず、熊野速玉大社へ。
 参拝。熊野三山の2ヶ所目。

 速玉大社のすぐそばに、佐藤春夫記念館と川原町があるのだが、次の神倉神社が時間がかりそうなので、省略。(この日の夜、旅行期間を1日延長することを決めたので、翌日行けることになり、翌日に行った。)
 
 神倉神社。この石段の上に神社がある。

 雨はやんだのだが、降った雨が石段を流れ落ちてきていた。すべる危険があるので、上がるのはあきらめた。(翌日に再訪問でき、翌日、上がることができた。)
 
 浮島の森。この日、初めて知った場所。沼に島が浮いている、

 神倉神社に行けなかったために時間もできたので、次に行く新宮城跡の途中でもあるので訪問。
 
 下が泥炭の島だが、樹木が育っている。

 昔は浮島が移動していたらしいが、周囲が陸地になり移動できなくなった。でも、今でも浮いている。
 
 新宮城跡。丘の上部に石垣が見える。

 
 
 熊野川とJRの鉄橋。JRは新宮城の下をトンネルで通っている。
 
 本丸の天守のあったあたり。
 
 新宮城には、かつて日本一短いケーブルカーがあった。40数年前、乗車した。今回はその痕跡を探した。

 下の駅があった付近からは、ケーブルの線路跡には木がなく草地が直線で続いている。ホーム跡の一部も残っている。

 本丸の下には上の駅があったが、コンクリートのホーム跡の一部が残っていた。
 阿須賀神社。

 ここも古い神社で、境内に歴史民俗博物館があり入館した。こちらは館内撮影不可。

 このあと徐福公園などに行き、宿に戻った。
 
 夕食は駅前の「かつ田」へ。
 
 店内。
 
 冷酒「那智の滝」。瓶の形が細長く、滝をイメージしている。製造所は新宮市の「尾崎酒造」。
 
 刺身盛合わせ。
 
 かき酢。
 
 しらすご飯。
旅先で旅程変更に四苦八苦
 宿に戻り、このあとの旅程を考えた。ロケットの打上げが翌日に延期されたので、翌日は打上げ見学とその後は新宮観光で行けなかったところに行くのがよいか。
 
 それとも、当初の予定通り、本宮へ行き、熊野古道を歩いたりするのがよいか。
 
 あるいは、旅程を1日延長し、翌日は打上げと新宮観光続きで、翌々日に本宮に行くのがよいか。
 
 結局、旅程を延長することにした。でも、宿の手配を変えなければならない。このあとは、新宮1泊、白浜2泊で予約しているが、新宮2泊、白浜2泊になる。新宮は1泊追加、白浜は予約している宿で、1泊目をキャンセルして、別に1泊追加とすることにした。
 
 新宮は泊まっている宿に、1泊追加できた。ところが、白浜で問題発生。予約しているのは「白浜マリオット」なのだが、追加の日の宿泊費がべらぼうに高いのだ。それで、以前泊まったことがある「むさし」にすると、こちらもべらぼうな高さ。しかも、ほかの宿は、すでに満室がほとんどという有様。
 
 結局、白浜は泊まりたかった「白浜マリオット」と「むさし」はあきらめ、数少ない満室でない宿の中から、不便な立地の宿や温泉がついてない宿を除外したうえ、安めの料金がでていた宿を予約した。ここまでで、もう明け方だった。
 
 宿泊費が高かったり、満室が多いのは土曜日だから。逆に、当初、今回の旅は別日程で予約していたが、そのとき「白浜マリオット」が3月では最低額の日に2泊予約していた。あとで重大なことが判明。その日はアドベンチャーワールドが2日連続休園だったのだ。天気がよくないこともあり、その日の白浜泊まりはやめた。
 
 あと、JRの切符の変更が必要だが、新宮から打上げ最寄り駅に行くさい、早めに駅に行って変更手続きをすることにしよう。
 

 

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