8日目  ビーグル水道とマルティアル氷河

 

ビーグル水道クルーズ
   2009年新年はウシュアイアで迎えた。元日の朝食。普通の飾らない朝食だ。

 下左  元日は午前中、ビーグル水道のクルーズ。午後はマルティアル氷河のハイキングのつもりだ。

 クルーズの切符売場は前日に確かめてあり、ホテルから20分ほど歩いて港にある売場に向った。

 下右  切符売場と道路をはさんで乗船場があった。
 
 
 9時30分発のクルーズ船に乗船。

 ビーグル水道はフエゴ島とその南側にある島との間の海峡で、太平洋から大西洋までつながっていて、幅は1km〜10kmくらいである。フエゴ島はチリ領とアルゼンチン領に分かれているが、ビーグル水道に面している部分はアルゼンチン領である。一方、南側の島はチリ領で、ビーグル水道は国境になっている。
 
 水道には小さな岩礁がたくさんあり、船の運航は注意しなければならないところだ。あちこちに小さな灯台が設けられている。

 ウミウの繁殖する島にやってきた。
 
 最初はそれほど多くなかったのだが、ゆっくり船が移動するにつれ、ウミウの数が増えていき、ものすごい数になった。

 黒と白で大きさもかなりあり、遠くから見るとペンギンと見間違えそうだ。そして手前には、オタリア(アザラシの一種)が寝そべっている。
 別の島に移動。こちらもすごい数のウミウだ。
 こちらではオタリアが寝そべっている。
 
 外に出ていると寒いので、港への帰路は船の中で居眠り。12時ごろにウシュアイアの港に戻った。
マルティアル氷河
 ウシュアイアの中心部にでて昼食場所を探した。元日とあって、昼ごろから開店する店がいくつかあり、その中の一軒に入った。

 飲物は、ビーグルという地ビール。これぞ世界最南端のビールであろう。なかなかうまい。
 
 Cazuela de Arroz con Marisco(海産物のご飯)。

 カニやイカが入っている”おじや”って感じ。味が濃いので、ご飯を食べながらビールってのもなかなか合うものだ。
 
 食後はバスでマルティアル氷河の下のリフト乗り場へ。
 
 本来ならリフトで上がれるところだったが、元日は運休。ガァ〜ン。リフトなら15分のところ45分くらい歩いてリフトの終点までたどりついた。ここからさらに氷河までは45分ほど歩く。
 
 山道を歩き続けた。眼前には上のほうに雪がかかっている山が見えている。
 
 マルティアル氷河が眼前に見えるところに到着。雪が溶けずに残っている一画があり、触って楽しんだ。
 
 氷河の直下まで上ってきた登山客も下山中。自分はここで上るのをとりやめることにした。上ってきた側を見るとビーグル水道が見えていた。

 帰りは35分ほどでリフトの終点まで、さらに35分でバス停まで戻り、17時すぎのバスでウシュアイアに戻った。
ウシュアイアで夕食
 まったく偶然だが、ウシュアイア市内観光用の2階建てバスに遭遇。これ一台だけなので、見られてよかった。1時間くらいで市内を車窓見学するらしい。
 
 アルゼンチン名でマルビナス諸島(英語名フォークランド諸島)にちなむ広場。1982年のマルビナス戦争(日本ではフォークランド紛争ということが多い)を忘れないための広場なのだろうか。
 
 広場からみた市内の北側の山地。行ったばかりのマルティアル氷河だろうか。
 
 上左  ウシュアイア最後の夕食をとりに入ったレストラン。

 上右  アルゼンチン産の白ワインSANTA JULIA。料理が出てくるまでの間、ワインとパンをいただいて待った。

 左  ムール貝にクリームをつけてオーブンで焼いた料理。昼食の量が多かったのと、パンをお代わりして料理を待ったので料理はこれだけ。
 デザート。緑のは洋ナシを緑色のシロップで漬けたもの。

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