1  ストックホルム到着

 

 マルタからフランクフルトに移動後、引き続きストックホルムに向かった。ヨーロッパで実質11日の旅行期間があったが、うちマルタで7日。で、あと4日をどうするか迷った挙句、ストックホルムに決めた。

 マルタからストックホルムへの移動は、当初からストックホルムと決めていれば、スカンディナヴィア航空を利用していたはずだ。そのほうが早いし、特典航空券の発券に必要なマイルも少なくてすんだから。でも、ストックホルムと決めたのは、旅の1ヶ月半ほど前で、ルフトハンザ利用となった。

 乗継時間は70分だったが、マルタで通しのチェックインができず、フランクフルトでストックホルム行きのチェックインをしなければならなかった。

 フランクフルト到着後、乗継カウンターを探しながら歩いたが、見つけられず、結局、いったん保安区域外に出てチェックインとなった。(実は乗継カウンターはあったのだが、発見できなかったことが帰国時にフランクフルトに再び立ち寄ったときにわかった。)

 ゆとりはなかったが、ストックホルム行きの搭乗開始の少し前には搭乗口にたどりつけた。

 
 野菜サラダの簡単な機内食が出た。飲物はビールにした。瓶入りとさすがにドイツ。

 窓側の席をとったが、残念ながらずっと雲の上を飛行した。

 
 ストックホルムにも定刻に到着。スウェーデンはEU加盟国ながらユーロは使っておらず、独自通貨のクローネ。それで、クレジットカードでキャッシングしてクローネを入手。この点、英国に似ているが、英国とは違ってシェンゲン協定にははいっているので、入国手続の手間はかからない。

 荷物を受け取り、少し歩くと、空港コンコースの一角にアーランダエクスプレスという空港鉄道の案内があり、鉄道で行くことにした。

 
 
 中央駅まで20分で、あと10分で次の列車があるという。自動券売機があるがクレジットカード専用。クレジットカードで買ったのだが、往復券で490クローネ(約6200円)と高い。バスだと半額で所要時間は倍のようだし、もっと安い普通列車もあるようだったが、早くホテルに着きたいのでアーランダエクスプレスにした。

 

 

 券売機の前のエレベータに乗って地下におりるとプラットホームだったのでびっくり。やってきた列車に乗って中央駅に向かった。車内では、気温と時速が交互に表示されていた。気温は17℃。気温30℃のマルタからやってきた身には寒く感じる。時速は最高で210kmだった。空港から中央駅まで45kmほどらしいが、20分で到着。

  空港からアーランダエクスプレスに乗った際、たまたま先頭車に乗った。これは偶然。そして、アーランダエクスプレスはストックホルム中央駅の中でも北端のはずれに専用ホームがあり、そのホームから即、外に出られる。改札も階段もなし。そして、その出口のまん前にホテルの玄関があったのだ。

  駅の出口にホテルの案内板があったので、ホテルの方角を探そうと見たら、なんと20m。え、えっ?、て感じ。目の前にホテルの玄関があるじゃないか。

 
 先頭車に乗れば、この案内板まで10m。ってことで、列車の扉を出て、30m、1分でホテルに到着。これは、自分の泊まったホテルの中で「駅に近いNO1」で、この記録は破られることはないだろう。

 泊まるホテルは「ノルディック・シー・ホテル」。1階の、画像では右下部分には「アイスバー」がある。泊まっている間に行ってみようと思う。

 ロビーには大きな水槽があって魚が泳いでいる。

 ロビーにはアイスバーの入口があり、そこも青が基調になっている。

 フロントもまた青い光があたっている。

 左  部屋の入口には船の窓をイメージさせる丸い鏡がついていた。

 下左  部屋に入る。天井全体にアクリル板がつけられ、間接照明になっていた。

 下右  角におかれたデスクとチェア。なかなか感じいい。冷蔵。庫は中身が見えるのがいい。

 1時間ほど部屋で休んだあと夕食をとりにお出かけ。

 ホテルの玄関を出たところからストックホルム中央駅を見る。車の後ろがアーランダエクスプレスの乗場。ただし、中央駅のメインの部分からは北のほうに200mほど離れている。

 繁華街にやってきて、夕食をとるレストランを探してウロウロ。

 ドロットニンホーフというお店に入った。中は薄く暗いがスタイリッシュな感じ。

 ミートボール。ミートボールはこの国を代表するような料理らしい。左上の赤い細かい粒がリンゴン。リンゴじゃなくってリンゴン。スウェーデンの料理の付け合せにおおい果物で、とくにミートボールと一緒に食べることが多いという。

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