PART2

2 日 目  バーンマイ百年市場とピンクのガネーシャ

市場で朝食とってチャチューンサオへ

 丸1日、自由に使えるこの日、 チャチューンサオにあるバーンマイ百年市場とピンクのガネーシャを見に行くことにした。

 その前に、朝食をホテル近くの市場でとっていくことにする。前回の訪問時はホテルで朝食をとったのだが、今回は市場などでとりたかったので、朝食をつけなかった。このホテルは今後、バンコクでの定宿になりそうなのだが、朝食はつけないことになるだろう。

 ホテルの窓から。今回は27階の部屋で、西向きの部屋だ。そのため、アソーク駅の側がよく見える。ただ、アソーク駅とホテルの間に大きなビルがあるので、駅はみえない。写真の大きなビルは駅の南東側にあるビルだ。

 前日に発見していた、アソーク駅の少し北にある市場というか屋台街に向かった。

 入口でカオマンガイが売られていた。まずは、カオマンガイをいただくことにしよう。

 う〜む、美味しい。鶏のだしで炊いたご飯の上に、鶏の切り身を置いただけの単純な料理なのだが、どんどん食がすすむ。タレは肉をつけて食べたが、ドバッと全体にかけて豪快に食べている人もいる。30バーツ。
 次に、奥のほうで営業していた麺の屋台へ。
 麺はクイティアオ(米の麺)だが、麺の太さは選ばねばならない。センヤイは日本のきしめん風、センレックは日本のそば風、センミーは日本のビーフン風だ。センヤイを選んだ。

 具はいろいろ入っていて、魚の練り物、かまぼこ風のもの、鶏肉の切り身、豚肉のそぼろ、揚げせんべいなど。35バーツ。

  奥のほうから外側を望む。出勤途上の通勤客が朝食を食べたり、持ち帰り用のビニール袋に入れてもらったりしてにぎわっている。
 BTSアソークからエカマイに向かう。エカマイにある東バスターミナルからチャチューンサオに向かうのだ。
 チャチューンンサオ行きの切符を購入。8個40分ごろに買ったのだが、8時20分発のバスになっている。本来は9時発だ。切符の窓口に表示してあるから、これは正しいだろう。80kmほどあって、65バーツだから安いとは思う。

 乗場が3Cらしい。バスが発着するところに行くと、2、3、4とバスの発着場所はあるのだが、3Cはない。どこだろう。

 東バスターミナルは、モーチット(北バスターミナル)、サイタイ(南バスターミナル)といった巨大なバスターミナルを利用していれば、とても小さく感じる。タイの地方都市のバスターミナルと同じ程度の大きさだ。しかも地方都市のバスターミナルのような活気も感じられない。

 9時になって、3番乗場に止まっているバンの乗車がはじまった。自分もこの切符を見せるとこのバンじゃないといって、指差されたのがターミナル内で車が通っているところに停車中のバン。3Cなんて表示はどこにもなく、使い慣れている者以外はわからないだろう。

 バンには英語の表示は無く、タイ語がわからない自分にとっては、エカマイとチャチューンサオを結ぶバンなのかさえわからない。

 何と客は自分ひとりだった。
 途中なぜだか、スワンナブーム空港のバスターミナルに立ち寄り。そのせいで往復で20分ほど無駄に時間がかかっている。

 空港でも客はひとりもいなかったのだが、空港をすぎたあたりからポツポツと乗ってくる客が出だし、その多くはチャチューンサオまで行かずに途中で下車していった。

 11時すぎにチャチューンサオのバスターミナルに到着。i-phoneでバスターミナルの位置を知った。

 これから向かうバーンマイ百年市場やピンクのガネーシャの位置は掲示されていた地図でだいたいわかった。ここからソンテウでバーンマイへ。バーンマイからソンテウと歩きでワット・ソートンへ。ワット。ソートンからピンクのガネーシャまでとバスターミナルまでの戻りはトゥクトゥクとコースを考えた。

バーンマイ百年市場

  チャチューンサオのバスターミナルはエカマイより少し大きく、地方都市のバスターミナルとしても大きいほうだ。大型バス、バン、ソンテウが出発している。

 停車していたソンテウのドライバーに尋ねたが、バーンマイへは行かないという。何かおしえてくれているようだったが、タイ語のためわからず。さて、ターミナル内の表示はすべてタイ語で英語がないし、困ってしまった。

 切符売り場の表示もタイ語ばかりで英語がない。帰りの切符を買うときも困りそうだ。

 珍しくinformationと英語が書いてあった窓口があり、聞いてみた。

 バーンマイを通るソンテウはターミナルを出て、正面の通りのターミナルの反対側からでているらしい。こりゃ、ターミナル内でいくらきいてもわからないはずだ。

 ターミナルを出て、道路の反対側に行くとソンテウが 止まっていた。ドライバーに聞くと、バーンマイを通るらしい。それで、ドライバーにタラート・バーンマイで下りるとジェスチャーで伝えておいた。

 今回の場合、すでにターミナル内の地図でバーンマイの場所がわかっていて、i-phoneでそこに行くのを確認していればよいので、仮に止まってくれなくても、自力で判断してボタンをおせそうだ。

 ソンテウでに15分ほど乗車すると、地図上ではバーンマイと思われるところにやってきた。ボタンを押そうとしたら、押す前に止まってくれた。

 目の前に「新夜市場」の看板がある。ここが入口のようだ。

 
 期待して入口を入ったのだが入った瞬間に落胆。ほとんどの店が閉店だったからだ。水上市場には、毎日営業のところと、土日のみ営業のところがある。ここは、毎日営業だが、土日以外は閉まっている店が多いとネット情報でわかってはいたのだが、ここまで閉まっているとは予想していなかった。

 でも、ここは百年市場と言われるが、その歴史を感じさせてくれるには、閉店していても十分だ。

 水辺に出た。通路の両側にならぶ店のうち、川に近い側の店が水上家屋になっていて、通路のあたりは陸上のような感じであった。
 さらにすすむが、先のほうは完全に閉店状態だった。
 市場の終わったあたりで川の対岸を望む。熱帯の川らしい雰囲気が感じられる風景だ。
 入口に向かって引き返す。数少ない営業いていた店。
  入口近くにあったレストラン。閑散としていたが、営業はしていた。

 まず、チャンビール。氷もふんだんに持ってきてくれた。大瓶で80バーツは安めか。

 魚入りのスープ。石鍋の下には火がついている。70バーツ。
 グリーン・チキンカレー。70バーツ。
 カレーにはナンかライスのどちをつけるか選べたので、ナンを注文。
 食事中に窓を見ていたら、貨物列車が通過。チャチューンサオはタイ国鉄東線がアランヤプラテート方面とパタヤ方面に分かれる分岐駅だが、パタヤ方面の旅客列車は1日1往復のローカル路線。貨物とはいえ、列車に遭遇したのは、タイミングがよかった。

 トイレにもいったが、水上トイレで川に垂れ流しだった。

ピンクのガネーシャ

  バーンマイ百年市場を楽しんで、入口から出たら、ちょうどソンテウが止まった。あわてて乗車した

 次に向かうのはワット・ソートン。バスターミナル行きのソンテウを途中で下車する。下りる場所はi-phoneをながめていて判断した。

 ソンテウの下車地点からワット・ソートンまでは2kmほどあったが、歩いた。公園風のところもあり、曇っていたので、苦痛ではなかった。

 

 ワット・ソートンが見えてきた。
 ワット・ソートン到着。最近できたのだろうか、新しい寺だ。ここは大理石づくりの寺としてはタイで最大だという。
 本堂内。中央に金色の仏像が置かれ、参拝者がとりかこんでいる。仏像の後ろからも拝むことができるようになっている。

 床は大理石で、ひんやりとした感じだ。大理石の床には海中をイメージした絵が描かれている。

 外側の高さにあわせて中央部は非常に高くなっている。壁面なども大理石造りだ。

 ワット・ソートンの前にトゥクトゥク乗場があり、ワット・サマーンまで行って、帰りはバスターミナルまでということで交渉。往復で300バーツということで交渉が成立。

 10kmほどあるのだろうか、トゥクトゥクにしてはかなりのスピードで走ったが、30分くらいかかった。

 ここの見ものは、巨大なピンクのガネーシャ。全長20mくらいある。

 台座の部分にもガネーシャが描かれていて、像の周囲にはネズミの像がとりかこんでいる。

 なんだかテーマパークのような寺だ。川には巨大な睡蓮が浮かんでいる。
 これは龍か。
 白い観音像。さらに大仏を建造中であった。で、この寺の本堂はというと、よくわからなかった。
 屋台街もあったが、利用する人もほとんどおらず閑散としていた。

 16時少し前、30分ほどかけて、トゥクトゥクでチャチューンサオのバスターミナルに向かった。

ホテル前の食堂で夕食

  チャチューンサオのバスターミナルに戻ってきたが、タイ文字ばかり。そんな中で発見したのが、EXPRESS VANというわずかな英語。

 ここだと狙いを定めて、エカマイと言って切符を求める。この窓口で正解であった。エカマイ以外にも2系統のバンを、おそらくバンコクのどこかに運行しているようだが、タイ語がわからないので行先は不明。

 切符を買ったのは16時20分で指定されたのは17時のバンだった。16時30分発のエカマイ行きらしきバンがあったので、切符を見せたら、やはり乗車はダメだった。定員オーバーのため後のバンが指定されたのだろう。

 しばらくターミナル周辺をブラブラして、17時前に戻ると、今度は先ほどの16時30分発のバンが止まっていた場所にはバンが止まっていない。バス会社の職員かターミナルの職員かよくわからないが尋ねると、ターミナルの壁ぎわに止まっていたバンを指さされ、乗車。

 行きとは違って満席状態で出発。途中から乗車する客もあって、そういう客は立席。バンの中での立席は不安定な姿勢をとらねばならずつらそうだ。

 30分くらいたったころから下車する客もあらわれてくる。逆に乗車する客も、時々あらわれる。結局、スワンナブーム空港の少し手前あたりでガラガラになった。行きと同じく、どういうわけかスワンナブーム空港を経由。空港ら1人乗ってきた。空港からの客を含め、ポツポツと下車し、エカマイまで乗車したのは自分だけだった。

 エカマイには2時間10分かかり19時10分に到着した。バスターミナルはすでに閑散としていた。
 BTSでエカマイからアソークへ。すでにラッシュ時も終わってすいている。
 いったんホテルに戻り、荷物を置いてから、ホテルのすぐ前にある食堂へ。

 離れたところに写っているのは、ホテルの玄関の前。

 飲物は、リオビール。

 

 

 

 

 

 左  豚肉、卵。タマネギ、香草などを煮たもの。

 上  そして、白菜に巻いて食べる。ただ白菜は食べないでおいた。

 カオ・パッド(焼飯)。

 無事に一日を終了。

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