PART2

3 日 目  ドンワイ水上マーケット

     

屋台で朝食とってドンワイへ

 この日の深夜便で帰国するので、8時前にホテルをチェックアウトして、荷物を預かってもらった。

 身軽になって、前日も朝食をとった屋台街に向かった。入口でカオ・トムを売っていたので、この日はカオ・トムにした。

 この店では2種類の粥があって、左がいろいろな具を煮込んカオ・トム。右がお米だけを形がなくなる煮込んだジョーク。

 ジョークは米の形がほとんど残ってなくて、スープに近いが、カオ・トムの場合は、お米の形はしっかりと残されている。

 煮込んである具は、鶏のそぼろで、あとでネギ、香草、しょうがが載せられた。魚醤だろうか味はかなり濃くついていて、鶏のそぼろのせいか脂っこい感じだ。そして量が多くて、これ一品で十分だ。35バーツ。

 食後はBTSでアソ−ク駅からアヌサワリー(戦勝記念塔)駅まで。

 アヌサワリーはかなりの数の路線バスの系統の起点になってる。これから乗車する515系統もここが始発だ。

 地上に下りるとちょうど515系統がやってきたところで、客をおろしている。すぐに乗車できた。
 終点近くのマヒドン大学まで向かう。今回もエアコン車で、23バーツであった。
 9時10分に乗車して、マヒドン大学のキャンパスの南東に到着したのが10時30分だった。

 陸橋を渡って反対側に向かいタクシーに乗車。

 1台目のタクシーにはドンワイってもわかってもらえず、2台目でわかってもらえた。正確にはドゥンウェイのような発音らしい。

 距離は5kmほどで、10分あまりでワット・ドンワイの入口に到着した。65バーツ。

ドンワイ水上マーケット

 ワット・ドンワイの入口。大部分の人は参拝が目的ではなく、水上マーケットに向かうためにこの入口を入っていく。
 奥にすすむと、市場があった。
 かなり大きな市場だ。それに観光客向けに売っているわけじゃなく、地元密着型の市場だ。川に沿って市場があるのだが、川の上に店があるのではなく、水辺の市場という感じだ。
 焼バナナ。皮をむいて焼いているのと、皮のまま焼いているものの2種類があった。
 皮のまま焼いているほうを買った。皮をむいたあと、バナナの葉で包み、串をさしてくれた。5バーツ。

 甘くてとろけるような食感だ。

 ここの市場の名物はアヒルの丸焼きらしい。
 丸い籠に入れて売っている魚。
 蓮根のようにみえるが、これはフルーツらしい。このことがわかったのは、帰国してから。このときは蓮根だと思っていたので固くて食べにくいと思っていた。フルーツだったのなら買えばよかった。
 コ・クレットでいただいたのと同じ菓子があった。小さな器に入っていて、上のほうはココナツミルクを固めたようなもの、下には何かの餡が入っている。
 この市場、天井がかなり低いところがあった。とくに横の支柱が低すぎて、頭を下げなければならないところもあった。黄色の紙には、頭上注意などと書いてあるのかな。
 水上の”はしけ”の上に食堂が何軒かあった。うち1軒に入ってみた。
 飲物は甘いお茶。20バーツ。
 メニューはなく、口頭で注文をするようになっていたので、調理場まで行って、指差しとジェスチャーで注文。
 麺。アヒルの切り身が入っていて、スープはしょうゆ味のような感じであった。40バーツ。
 バナナの葉につつまれていた魚の練り物。40バーツ。あわせてちょうど100バーツ。

ボートトリップ

 12時30分発のボートトリップがあったので乗船してみた。60バーツ。
 60バーツ。紙のチケットもあったのだが、なぜかラミネート加工されたカードを渡された。
 このボートに乗船。
 ボートから見た水上レストラン。
 タージン川を5kmほど下る。かなり川幅がある川である。
 水上家屋も多くはないが、見ることができる。
 5kmほど下ったこの寺のところで折り返し。
 上左  ハスの葉に包まれたご飯。

 上右  ハスの葉を広げたところ。

 左  ハスの葉ご飯の中身。ボートの中でいただいた。

 ボートはほかにも運行していた。面白いボートトリップだったが、それでもタリンチャンで乗ったボートには及ばない。
 下船すると乗船時に写された写真が販売されていた。
 陸上にも戻ったのは14時すぎ。平日の午後であるが、とてもにぎわっていた。前日に訪問したバーンマイが平日だと寂しい状態だったので、この日もかと思って訪問したところ、大賑わいでよかった。
 寺の前から道路沿いに出て待っていたら、10分ほどでタクシーがやってきたので乗車。

 マヒドンと伝えるがなかなかわかってもらえない。i-phoneの地図を見せ、ここがブッダモントンこちらがマヒドンと指さすとわかってくれた。

 いったん、2kmほど逆行しなければならない道があって、20分くらいかかり、料金も89バーツ必要だった。

 帰りは515系統のバスは、渋滞のためアヌサワリーまで1時間40分かかった。

 ここからBTSでアソークに向かい、ホテルに立ち寄って荷物を受けとった。

期待はずれのコーシャミール

 上左  地下鉄スクンビットからペッチャブリまで乗車。ペッチャブリを地上に出るとマッカサンめでの連絡通路ができているという情報があって、東側の路上に出た。通路自体はできあがているようだが、まだこれからだ。そのため、やはり西側の路上に出る必要がでてきた。でも、東側から地下道に入るとき、荷物を出さねばならないと呼ばれ、反対側にいくだけだとジェスチャーで示すと、反対側に行かせてくれた。

 上右  西側から路地に出て、またもや東線の国鉄列車に遭遇。これはバンコク行き。

 左  マッカサン駅には17時3分前に到着。エクスプレスラインのホームに着くと、電車の乗車位置は少し離れていて、あわてた。このホームに入るさい、磁気式のトークンを改札機に入れるだけで、トークンはもたない状態で乗車している。何となくヘンな感じだ。

 

 エクスプレスラインの車内。シティラインとは同じ電車を使ってるが、座席が2人がけ進行方向向けかその逆であるだけで、快適だ。

 マッカサン発のエクスプレスラインは毎時0分発だった。ちょうど発車する直前に飛び乗り。

 空港まではわずか15分。ガラガラで採算はとれていなさそうだ。ひとつの車両の一番後ろの区画に座ったので、15分の間に熱帯風の服装から、日本の服装に変えた。

 スワンナブーム空港に到着。シティラインとは違うホームに到着する。

 スワンナブーム空港にはいたるところにあるムービングウォーク方式のエスカレータで上の階に上がると、いつの間にか駅の外側に出ている。乗車時の改札でトークンを回収しているので、下車時には改札を設けられないのだが。

 タイ航空のチェックインはBカウンターの一部がスタアラゴールドメンバー用のカウンターになっているので、そちらに直行した。ほかに利用者はなく、待たずにチェックインできた。

 つぎに保安検査場、出国審査場へ。直近の二度の訪タイでは、JALのアップグレードのためにプレミアムレーンを利用でき、保安検査、出国審査ともあっという間に終わったのだが、今回は、いったん上の階にあがって、保安検査ののち、また下りて出国審査で、しかもどちらも結構待たされた。

 このあと、ロイヤルシルクラウンジへ。入室時にシャワーを利用したいことを伝えると、すぐに利用できるとのことで、シャワールームに直行した。この1年間では、ビエンチャン、プノンペンからの帰りの2回、タイ航空深夜便で帰国しているが、シャワーを使えるだけの時間的余裕がなかった。今回は十分に時間がある。必ず汗をかく国であるので、深夜便に搭乗する前にシャワーを使えるのはありがたい。JAL利用時に使っているカンタス航空のラウンジのシャワールームと同レベルで使いやすかった。

 

 

 

 

 

 このあとラウンジ飯をいただきながら、2時間ほどくつろいだ。

 上左  TG622に搭乗。JALとコードシェアしている珍しい便である。

 上右  ジャンボが使われていて、かなりの搭乗率であった。

 左  少し遅れて出発。軽食サービスが始まる前に、リクエストしていたユダヤ教徒用の食事、コーシャミールが運ばれてきた。

 軽食とはいえ、箱にはきっちりと封がしてある。ユダヤ教の戒律にしたがって、定められた具材を用いて、定められた調理方法で調理されている食事で、それを他の人がさわらないようにするために封がしてるのだろう。
 きっちりとしたコーシャミールであるという証明書なのだろう。
 さて中身はというと、軽食なのでパイが2個と水が入っていただけ。厳重に封がしてあっただけに、なぁんだって感じだ。
 2個のパイは美味しくなかった。1個はまったく味がしないのだ。食べられず。もう1個は中身が今まで食べたことがない味。たぶん野菜を煮込んでペースト状になったものだが、自分にはまったく受け付けられない味であった。よって少しかじっただけで下げてもらった。
 続いて、到着が近づいてからの朝食。今度は中身が見えるボックスに入っている。封がしてあるのは同じだが、1箇所だけ封がはずされていた。中身のうちのオムレツがあたてめられていたのだが、オムレツを取り出すためにはずされたのだろう。
 一見すると、普通の機内食とさほど変わらないように見える。オムレツだけが温められていて、ほかは常温。

 オムレツは厳重にラッピングされていて、開封するのにてまどった。

 このオムレツ、味がまったくないのだ。張り紙を見ると180度で15分加熱とあるので、変質して味がかわったのだろう。それに添加物などを使っていないので味がないという面もあるかも。

 コーシャミールは美味しかったという報告も見たことがあるので当たり外れがあるのかもしれない。それに美味しかったという報告は昼食や夕食で見たので、軽食と朝食とはまた違うのかもそれない。でも自分としては、もう注文したくないなぁって感じだ。

 少し遅れて関西空港に到着して、今回の旅も無事終了。

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